いろいろ寄り道しながらも、ここ最近でいちばん夢中になれた本。
ラストが
ラストが!
なーるーほーどー!
手法としてはもう在り来りなのかもしれないけど、怖〜。
最初は、謎系のSF感がとても面白くて読ませます。星新一さんみたいに。
なかなか火星から地球に帰ってこない地球人。だのに、翌月も、また夏にも
...続きを読む、地球人たちは火星目指してやって来て…
メンタルを損なわれそうなファンタジーが少しずつ短編として連なっていく。
途中私には難解になったり、すごく腑におちたり、バイロン卿の詩が現れたり。。
神父たちが、火星には新しい罪があるのではないかと、ロケットにのっていってしまうという…シュールで詩的な画が浮かぶ、2033年11月「火の玉」は、急に面白くて、なんなんだろう??
解説を読むと、新版でいくつか短編が差し替えられたりしているそうなので、あとで納得できたけれど。
2036年の、「第2のアッシャー邸」も怖くて面白かった。アッシャー邸を作ったのは、スタンダール氏、
地球人の政治が本を焼き、「むかしむかし は、二度とこんなことは起こらない になってしまった!」と地球の社会学社たち、有名な人物たちを第2のアッシャー邸に招待して…
狂った地球人のせいで、火星人もだんだん絶滅していく。。
時々訳が分からなくなると、「たんぽぽのお酒」を開いて自分を励ましながら、
怖く、面白く、読み耽りました。
地球は、核戦争により自滅する!
SFって、本当に予言に満ちているんですね。