小泉八雲のレビュー一覧
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小泉八雲研究者による「骨董」と「怪談」の個人完訳本。
・骨董
古い話・・・幽霊滝の伝説、茶碗の中、死霊など9編
ある女の日記、平家蟹、蛍、餓鬼、夢想など11編
・怪談
序文 怪談・・・耳なし芳一の話、貉、雪女など17編
昆虫の研究・・・蝶、蚊、蟻
註有り。
・解説 小泉八雲と怪談の世界 ・論考 小泉八雲の怪談の位置
原題一覧有り。
小学生の頃に読んだ怪談集で幾つかを読み、
高校生の頃に文庫で「怪談」を読んだ。
その頃は、ただ怖いだけだったけど、
年を経て改めて読むと、切なさを感じました。
八雲の言葉を慎重に選んで書き上げた再話を、
美しい翻訳での提供は、微かな光の中での -
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日本の怪談って、どうしてこんなに美しいんだろう。
怖いというより、どこか人の業みたいなものが滲んでいて、
読むたびにその悲哀に胸がじんとする。
『小泉八雲の世界一美しい怪談』小泉八雲
まず言わせてほしい…
子供の頃に読んだ『耳なし芳一』と『雪女』、
「これどっちも小泉八雲の作品だったの!?」という衝撃。
そりゃ子供の頃、作者なんて気にしてなかったけどさ?
でも日本人なら誰もが一度は触れている物語なんだよね。 久
々に読み返したら、その美しさに息をのんだ。
平家の亡霊と夜を過ごしたことに気づく芳一。
氷のように透き通った、あの雪女の美しさと恐ろしさ。
小泉八雲 -
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小泉八雲といえば、怪談話の蒐集だけが有名ではあるが、実はそれが総てではない。此処に紹介されている話の多くは「怪談」ともいえない「ちょっと不思議な話」が多くある。
江戸時代。蔦屋重三郎の耕書堂の店先に展示されている本の数を、絵やドラマなどで確かめると、せいぜい20種類にも満たない。毎月様変わりして行ったとしても、せいぜい100作ぐらいが毎年の刊行著作だったろう。
そのうち、黄表紙滑稽本以外の著作はどれくらいあったのだろうか。
人は常に物語を欲している動物である。
ちょっと怖いけど、なんかスッキリしない、なんか悲しい、なんか心があったまる、なんか腹立たしい、そんな話を聞いて、人はなんか心を整 -
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小泉八雲が外国人だったと最近になって知った。
内容は日本なのに文体が訳書なところが、「外国人が日本を舞台にして作ったゲームに感じる違和感」に似て趣があるというか、独特で面白い。
私は「茶碗の中」が特に好き。
ミステリー的な面白さがありながら、丁度続きが気になるところで尻切れ蜻蛉…前につんのめるような感覚。茶碗の中の男が何者なのか、何が目的なのか…何も分からないまま。
今の時代「分からなさ」を「分からなさ」のままにしておくことはあまり歓迎されず、明快であることが大きな価値基準とされている。それはそれで良いのだが、こういった「どうにも消化できない澱」というのは忘れ難く好ましい。
電灯の届かない不 -
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ネタバレ作者である小泉八雲先生が残した作品集から選び抜かれた作品がまとめられた今作。日本の19世紀の日常の生活や民族習慣、民話や伝説さらには怪談など様々なものが描かれている。
怪談話には、聞いたこともある話がたくさんあり、そのモチーフや最初になった作品なのかな、とも思えた。
また、「日本人の微笑」はとっても興味深い作品であった。これは、小泉八雲が感じた日本の習慣や良いところ、国民性を描いているエッセイみたいなものだった。その中で欧米の価値観である人権の意識や資本主義が導入されると日本人の伝統的な価値観が失われ、貧者への圧倒的な義務を課す社会となるだろう、と予言しており、実際にそのような社会になっている -
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何度読み返しても素晴らしい。上田和夫の訳も好きだ。「影」「日本雑記」「怪談」などの短編集から選ばれた作品集である。英国人だった八雲は妻の節子から怪談話を聞き、それを英文の本にまとめた。その意味で彼は小説家ではなく翻訳家であって、ほとんどの話に出典があり、他の作家の話を文章に書き起こしているものも多い。有名な「耳なし芳一の話」も元ネタはあるが、似た話は西日本に多く残る昔話で柳田國男は徳島の「耳切り団一」の話として書いていた。私が好きな話は、未完で終わるが故に謎と恐怖が最高潮のままで余韻を残す「茶碗の中」と微笑む日本人の謎について語るエッセイ「日本人の微笑」でしょうか。
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ネタバレ怪談にハマっている身として、小泉八雲を読まないわけにはいかないだろうと思い読んでみました。
特に好きだったのは以下の作品です。
・お貞の話
杏生目線では美しい話ですが、ラストに背筋がゾッとしました。
ハーンがどういう意図で書いたかは分かりませんが怖すぎました。
意識のないうちに知りもしない倍以上も歳が違う男と結婚したことになっている、許嫁という制度とも重なる気がします。
・策略
怪談版一休さん
・葬られた秘密
少し寂しさも残る良い話でした。
・蝿の話、雉の話
蝿の話が良い夫婦の話だったので、続く雉の話もそれに似た話だと思っていたら、夫が怖い話でした。
たぶん普段からモラハラとかDVとかし -
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犬あっち行けー ワン
の ばけばけは、
ラフカディオ・ハーン、その妻、松江、熊本迄
馬鹿にしたような構成、つくりであると
巷でよく聞く。
見る気 もないので、興味もない。
しかし、ラフカディオ・ハーン、松江や熊本は関心がある。
本書はラフカディオ・ハーンの怪談を翻訳のスタンスで出版されたようだ。
なかなか興味深いストーリーで、おすすめだ。
途中からは、
女の情念の強さを強調する話が
多くなる。
最後の二篇は特に有名な
耳なし芳一
雪女
で本書は終わる。
40歳の年に来日、
54歳、日本で最期を迎える。
後に熊本大学教授になる友人の結婚式に出席した時のことだ。
熊本近代文学館に行