ドナルド・キーンのレビュー一覧
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江戸時代(たぶん綱吉の時代?)に千住から東北の松島、平泉を経て、日本海側に出て、そこから新潟経由でずっと琵琶湖まで南下して最後は大垣で終わるという紀行文。『地球の歩き方』的な場所の説明(歴史とか)+その前後を含めた芭蕉自身がやったこと+感想+俳句(芭蕉と一緒に行った弟子の曾良の句も)、という内容。ドナルド・キーンの解説、英訳がついている。
まず『おくのほそ道』がこんな短い話だとは思わなかった。ドナルド・キーンも書いているが「文庫本にすれば五十ページ足らずしかないテキスト」(p.88)で、字面を追うだけならすぐに出来てしまう。あと弟子と行ったということも知らなければ、てっきり東北に行って帰っ -
Posted by ブクログ
単純に意味が取れなかったり、古典を引いているのか何のことやら分からなかったりで、正直、その魅力を味わいきったとは思わない。ムダをそぎ落としたような文章で案外みじかかった。
ドナルド・キーンの解説によれば、必ずしも事実に沿った紀行文ではなくてかなりの脚色が入っていることが、後年、曾良の日記がみつかったことで明らかになったという。収められた俳句も即興ではなく推敲に推敲を重ねたことがわかっている。芭蕉が理想とする旅情を演出したと言うとウソっぽくも感じられるが、とはいっても自分の脚だけで旅をするわけであり、出発に当たっての惜別の情だとか現代と違うものがあったのだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレニューヨーク生まれの日本文学研究者ドナルド・キーン氏のエッセイ。内容は朝日新聞客員編集員時代のものであり、1983年に朝日新聞社から刊行されたものが、35年の時を経て文庫化されたとのこと。
日本文学研究者であるキーン氏が、日本人とはどういう国民なのか、自分の目を通して見えたことを綴っている。
外国人の日本文学の研究者からみて、日本人はどう見えるのか・・・という視点が興味深かったので、購読してみたが、何しろ35年も前に書かれたエッセイなので、少々新鮮味に欠ける。
当時、日本人というのは、「自分たちは世界の中では特殊な存在である」という自意識が強い国民、であるようにキーン氏には見えたようであ