高橋順子のレビュー一覧

  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    手元に置いて、ときどき読み直そう。強くて優しくて、ホント、定規で背中を叩かれるよう。
    晩年の亡き夫への愛の言葉に切なさを感じます。

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    2011年08月13日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    ネタバレ

    「私はその日人生に、椅子を失くした」だと思い、検索したがヒットしませんでした。中原中也で検索しました。

    中原中也の繊細な詩集です。
    年譜、資料、解説もあります。

    邪道かもしれないが、曲をつけたいものがいくつかあった。

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    2011年06月17日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    「自分の感受性くらい」を読むと、背筋がピンとなる。
    うまくいかないことを他人のせいにしてしまうような
    気持ちが弱っている時に。
    たまには誰かにピシャッと叱ってほしい。そんな時に。

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    2011年02月26日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    『歳月』からの、あまりに艶かしくも鋭い真実の言葉に身体を射抜かれる。女であり、愛する人がいることにより出逢うことのできる情景。

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    2010年08月20日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    中也の詩は、忘れていた日本語の美しさ、言葉と言葉の間の無限の可能性を思い出させてくれる。残酷なことに、美しいことに、理由なんてない。湖上という詩が、とてもロマンチックではかなくて、素敵。

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    2010年07月04日
  • 永遠の詩06 宮沢賢治

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    大好きな宮沢賢治の詩が、
    一部分なのですが、まとめて
    読むことができます。
    解説もついていて読みやすい。

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    2011年03月04日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    何度も読んだことのある詩でも、こうしてタイトルや装幀を変えて売っているとつい買ってしまう。このシリーズ、いいと思う。年を取った今読んでも、若い頃とは違う部分でまた引き込まれる。

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    2010年04月23日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    bookCafeで、自分の軸や感性を作ったおすすめの本として店主さんがお勧めしてくれた本。一人は賑やか、ダイヤのような日、自分の感受性くらい自分で守れ、が特に好きだった。
    美しい表現が沢山あって、日本語を理解できる人間で良かったと思えた。

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    2025年11月16日
  • 雪の名前  ~まほろば歳時記~

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    素敵な言葉と写真が盛り沢山(*´∀`*)こんなに素敵な言葉を使いこなせれば、もっと素敵なんだろうけれど…(ヾノ・∀・`)ムリムリ こうやって本を眺めていると雪もイイけれど、暮らすとなると大変だ〜(-.-;)

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    2025年06月15日
  • 夫・車谷長吉

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    車谷長吉の名前を初めて知ったのは、さる勉強会でのこと。まだ直木賞の受賞前に
    講話の前に「あまりにすごい小説を読んだので紹介したい」と、ある男性が挙手して本を紹介してくれて即読んだ。
    後に直木賞を受賞し、映画化され、雑誌の『クロワッサン』とかで詩人と結婚したことを知り。
    作家、それも私小説の作家と結婚すること、命を削るのが商売の男の人と結婚することがつぶさに書かれていて、読後もしばらく冷めなかった。
    「作家」という仕事に対するあこがれと、凄まじさみたいなのが刺さって痛かった。

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    2024年03月22日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    教科書に載っていたものしか知らなかったので、改めて解説もついたものを読む。リズムが良くて何度も繰り返し口ずさみたくなるのが歌みたい。今でも好きな人が多いのがわかる気がした。

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    2023年11月17日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    茨木のり子さんの詩集ですね。
    永遠の詩シリーズです。
    このシリーズはほんとうに、詩との出会いを形づくるきっかけを結びつけてくれますね。
    茨木さんの詩は、初めて味わいましたが、私の心に深くすんなり、ほんとうにすんなり受け入れました。
    詩集を読むのはかなりの想像力と理解力、感性を駆使しますが、茨木さんの詩は、飾りがなくそれでいて、真相を的確に捕らえられていて、情愛と励ましに溢れています。

      みずうみ
     《だいたいお母さんてものはさ
      しいん
      としたところがなくちゃいけないんだ》
     
     名台詞を聴くものかな!

     ふりかえると
     お下げとお河童と
     二つのランドセルがゆれてゆく
     落葉の道

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    2023年02月04日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    ネタバレ

     お気に入りの書店の本店にて。 
    うずたかく積まれた数多の書籍の中の一冊。
    旅先だから、出逢えた『茨木のり子』なのかも。

    『嘘がつけない人だった。
    詩においても、生活においても
           ーーーーーー谷川俊太郎(詩人)』

    そんな茨木のり子さんに、" 清々しいまでの潔さ " を感じ、カッコいい〜と痺れています。

     やはり、『自分の感受性くらい』は、最高だし、ファンの多い『わたしが一番きれいだったとき』も、ほんとうに素敵。
     だけど、わたしは、変わらず『汲む』が痺れるほど好き。 それは、初心に帰れるから。 自分で自分を包み込むような感覚を覚えるから。

     そして、今回

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    2022年12月21日
  • 永遠の詩07 萩原朔太郎

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    萩原朔太郎の詩集ですね。
    萩原朔太郎の詩集を見たのは久しぶりにでしたが、飄々としたイメージがあったかのように感じていたのが、一変しました。
    森鴎外も認めた才能は確かだと思います。今の時代に読んでみてもさほどの古さを感じないように思います。
    解説の高橋順子さんも「近代詩と現代の、美果がともにみられよう。」と述べられています。
    朔太郎は『詩は人間の言葉で説明することの出来ないものまでも説明する。詩は言葉以上の言葉である』と《月に吠える》の序文で語っています。
    読んでいてかなり内省が激しく、時として無力感の投げ出しのような言葉で綴られて虚無感を感じさせられます。が、美しい言葉使いもあり、詩の表現にか

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    2022年12月18日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    中原中也の詩集ですね。
    私の中也との出会いは、解説の川上未映子さんと同じく中学校の国語の教科書でした。トラウマのように、詩と言えば中也を彷彿します。
    実際は中也の詩の深い意味を理解していたとは言えず。蝶のイメージが強烈に焼きついて私の心に住み着いただけようでした。
    中也の詩集をあらためて読んで、中也の内包の格闘を解説の高橋順子さんと共にふれる事が出来たように思えます。
    もちろん、宮沢賢治さんと同じようにすべてを思い至れる訳ではないので、中原中也さんの詩を吟じてみて感じたままに私流に想い受け止めてみました。
    永遠の詩のシリーズは、作家の作品から選び抜いた作品集です。選択がとても好ましくとても気に

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    2022年12月10日
  • 永遠の詩06 宮沢賢治

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    宮沢賢治の詩集ですね。
    たまには詩も読んでみたいなと思いまして、馴染みの深い宮沢賢治さんを選んでみたのですが、軽はずみに読めるものでないと改めて恥じ入りました。
    宮沢賢治さんは「詩集」という言葉を嫌い「心象スケッチ」と言われたそうです。
    観賞解説の詩人の高橋順子さんの案内無くしてはとても読み進められませんでした。
    なかには私でもなんとかついて行けそうな詩もありました。
    詩を読むときは深く考えすぎず、自分の中で受け取れるものを感じる事だと思って、静かに目を通していきました。
    解説の椎名誠さんも「ひとつひとつの意味はわからないないけれど、読んだあとになぜか悲しくなってくる。あるいは苦しいなかにも気

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    2022年11月12日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    名詩「利根川の海」にはじまり有名な「わたしが一番きれいだったとき」から最後の詩集「歳月」まで、厳選された詩が編まれた本書。
    戦争を生き抜いた茨木のり子さんの凛として美しい死の数々。
    初めて読んだ一冊が「歳月」であったためか、やはり個人的には晩年の詩がすごく好きです。「夢」「恋歌」「急がなくては」「(存在)」「歳月」など。

    厳選されたものなのでどの詩も本当に素晴らしいのですが、
    「答」は本書の中で一番好きで、私自身、ふと一番幸せだった時といえば、と振り返った時がありそれを再体験したような感覚でした。子を持つ母なら、どんな人生を送っていたとしても共感できるのではないでしょうか。
    ほかに「兄弟」「

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    2022年04月01日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    作者は戦争を生きた人だ。戦時中は女学生で愛国心を胸に生きていきた。
    現代、少なくとも日本は戦時中ではない。そして多様化を推し進めようとしている。そのような中でも多数と同じであることを求められることは多い。「普通は」や「みんなは」といった言葉、同一であることを求めること。自分の感性を持ち続けることは難しいと思う。そんな現代人に「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と檄を飛ばしてくれていると感じた。自分だけが持ち得る感性を大切にしていきたいと思った。

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    2022年03月07日
  • 永遠の詩02 茨木のり子

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    残念ながらと言うべきか、小学生の頃の自分にとって、詩とは「言葉が少なくて読むのが楽なもの」以上のものではありませんでした。

    大人になった今、何故だか詩というものに心をくすぐられながらも、「何がそんなに良いのか?」と問われれば、明確な答えは見つかっていません。

    ただ茨木さんの言葉をまとまった形で読むと、「無理に頭で解ろうとしなくていいんだ」ということを教えられるような気がします。

    論理的に解き明かそうなんて大それた事をやろうとしなくても、「あぁその感じわかるなぁ」と自分の中に自然と共振する部分を発見するのも、詩の楽しみ方かもしれません。

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    2021年03月07日
  • 月の名前

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    美しい月の写真、月に関するさまざまな言葉、そして詩歌。
    読み物としてとても面白かった。

    月は暦に関わるだけではなく、人に例えられたり、女性のバイオリズムに例えられることも。

    気がつけば空に浮かぶ銀の皿。
    古来より親しまれたり、神格化されていた月は、季節によっても、天候によっても、さまざまな姿に変わる。
    改めてその多様な変化の様子を、言葉から感じることができた。
    語源や竹取物語との絡みなど、ちょっとしたエッセイとしても楽しめた。

    言葉を眺めるだけで、その凛とした美しさを心に浮かべることができる。

    同じ月でも見方が変われば言葉も変わり、昔の人の発想と、言葉の美しさに惚れ惚れとした。
    寝待ち

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    2020年10月11日