夫・車谷長吉

夫・車谷長吉

800円 (税込)

4pt

4.7

この世のみちづれとなった、詩人と小説家。
起伏に富んだ夫婦の日々を描いて講談社エッセイ賞を受賞した名随想。

「もし、こんな男でよければ、どうかこの世のみちづれにして下され。」
四十八歳の風変わりな私小説作家の求愛を受け入れた四十九歳の詩人。

強迫神経症、「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞受賞、訴訟、カブトムシ愛、四国遍路、二人での句会、そして不意の死別。
起伏に富んだ夫婦の日々を至純の筆致で描き、高い評価を得た回想記。

文庫版特典として、著者の講演「詩と小説の間――夫・車谷長吉とともに」を収録。

解説・角田光代

※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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夫・車谷長吉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いや、なかなか筆舌に尽くしがたい夫婦の形である。ともに詩人、小説家というと、もうそれだけで互いの自我が張り合って壮絶な夫婦関係を想像しがちだが、実際のところはともかく本書の中では二人の衝突というよりも、長吉が外部の世間と常に衝突しあらゆる知人友人親戚関係者を傷つけ、自らも病を得てボロボロになる姿を至

    0
    2023年09月18日

    Posted by ブクログ

    最も敬愛する作家である車谷長吉の、
    妻で詩人の高橋順子による回想録。

    長吉というどこまでも生の人間を追求する作家は、
    薄っぺらな表層を剥ごうとすることで、
    骨の髄までたどり着いてしまうような鋭さでもって、
    その生々しさと罪深さを極めることで、
    どうしようもなく純度の高い美と本質へと昇華させることが

    0
    2020年06月06日

    Posted by ブクログ

    車谷長吉の名前を初めて知ったのは、さる勉強会でのこと。まだ直木賞の受賞前に
    講話の前に「あまりにすごい小説を読んだので紹介したい」と、ある男性が挙手して本を紹介してくれて即読んだ。
    後に直木賞を受賞し、映画化され、雑誌の『クロワッサン』とかで詩人と結婚したことを知り。
    作家、それも私小説の作家と結婚

    0
    2024年03月22日

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