永遠の詩07 萩原朔太郎

永遠の詩07 萩原朔太郎

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

4.8

言葉を超えたことばを追及、近現代詩の巨人。

萩原朔太郎は1886年(明治19)、群馬・前橋の医家の長男として生まれた。文学や音楽の才能に恵まれながらも学業では中退を繰り返し、多感な青年時代を過ごす。そして1917年、第一詩集『月に吠える』を発表、以後も数々の名詩集を世に出し、日本の近代詩が現代詩へと変貌する、その原動力となった。朔太郎は、詩のことばを、意味やリズムに仕えるだけのものだとは考えなかった。誰も表現することのできない、たとえば「こころ」などといったものを表現できる、それこそが「詩のことば」なのだと考えた。そのため、彼の詩のことばは、今まで誰も考えなかったような比喩に満ちあふれ、真理を追求しようとする彼の真摯な態度は私たち読者のこころを突き動かす。ページを繰れば、その豊穣なことばの世界に圧倒されるはずだ。結婚生活は収録した58篇すべてに、詩人・高橋順子による鑑賞解説付き。

永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 詩集・俳句
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    永遠の詩
  • タイトルID
    :
    152939
  • ページ数
    :
    128ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年03月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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永遠の詩 の一覧

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 永遠の詩01 金子みすゞ
    880円 (税込)
    幻の天才童謡詩人による奇跡の詩。 彗星のように現れて消えていった、天才童謡詩人、金子みすゞ。わたしたちのこころに永遠に生きつづけるその童謡詩を金子みすゞ記念館館長・矢崎節夫による鑑賞解説付き、現代仮名遣いで収録。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。
  • 永遠の詩02 茨木のり子
    1,485円 (税込)
    生きるための言葉に満ちた希望の詩。 弱ったこころを勇気づけ、希望に導いてくれた詩人、茨木のり子。そこにはいつも生きるための言葉があった。亡き夫への想い溢れる最後の詩集『歳月』も収録。詩人・高橋順子による鑑賞解説付き。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。
  • 永遠の詩03 山之口貘
    880円 (税込)
    貧乏だが、誇り高く生きた希有の詩人。 ●今日的に意義のある詩人を採り上げ、その代表作を厳選。 ●現代仮名遣いによる本文、振り仮名付きで読みやすく。 ●各詩には詩人(高橋順子・矢崎節夫・井川博年)による解説をつけ、作者の生い立ち、作詩の背景、詩のもつ魅力がよくわかる。 ●各詩人の人生と詩集が一目でわかるビジュアル年譜(写真とイラスト入り)。 貧乏を愛した詩人、山之口貘の傑作詩を収録。 山之口貘は、沖縄生まれの天性の自由人。上京後は、今のワーキングプアさながらに、職を転々としながら住所不定の日を送り、貧乏を明るく、したたかに、詩にうたった。詩のことばは平易だけれども、誰にも書けないふしぎな魅力があり、人間存在の痛点を刺激する。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。
  • 永遠の詩04 中原中也
    880円 (税込)
    孤独な魂、傷つきやすい心。永遠の天才。 ●今日的に意義のある詩人を採り上げ、その代表作を厳選。 ●現代仮名遣いによる本文、振り仮名付きで読みやすく。 ●各詩には詩人(高橋順子・矢崎節夫・井川博年)による解説をつけ、作者の生い立ち、作詩の背景、詩のもつ魅力がよくわかる。 ●各詩人の人生と詩集が一目でわかるビジュアル年譜(写真とイラスト入り)。 天才詩人、中原中也の傑作詩を収録。 中原中也は、不安定な時代に生きる傷つきやすいこころを、中也節といわれる独特のリズムにのせてうたった。やさしく、やるせなく、時に残酷に。青春の喪失をうたうことに命をかけた詩人は、わずか30歳でこの世を去った。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。
  • 永遠の詩05 石垣りん
    880円 (税込)
    「ひとり」を生きる、胸に迫る言葉。 戦後を代表する女流詩人・石垣りん。彼女は眼前にある「家と社会の問題」に鋭く切り込み、現代人の孤独と真っ正面から向き合った詩を書いた。その表現は苛烈にして、海のような慈愛に包まれ、読者の心を根底から揺さぶる。すべての詩に、背景や言葉の意味がよくわかる鑑賞解説付き。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。
  • 永遠の詩06 宮沢賢治
    880円 (税込)
    今だから読みたい、理想に生きた詩人。 岩手の生んだ偉大な詩人にして童話作家の宮沢賢治は、人間の魂の真実の深み、自然の巧まざる真実の美を、鮮烈で絢爛たる言葉の魔術を駆使して詩に描いた。その言葉の数々は、宇宙に煌めく星のように、私たちのこころを射ぬく。すべての詩に、背景や言葉の意味がよくわかる鑑賞解説付き。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。
  • 永遠の詩07 萩原朔太郎
    880円 (税込)
    言葉を超えたことばを追及、近現代詩の巨人。 萩原朔太郎は1886年(明治19)、群馬・前橋の医家の長男として生まれた。文学や音楽の才能に恵まれながらも学業では中退を繰り返し、多感な青年時代を過ごす。そして1917年、第一詩集『月に吠える』を発表、以後も数々の名詩集を世に出し、日本の近代詩が現代詩へと変貌する、その原動力となった。朔太郎は、詩のことばを、意味やリズムに仕えるだけのものだとは考えなかった。誰も表現することのできない、たとえば「こころ」などといったものを表現できる、それこそが「詩のことば」なのだと考えた。そのため、彼の詩のことばは、今まで誰も考えなかったような比喩に満ちあふれ、真理を追求しようとする彼の真摯な態度は私たち読者のこころを突き動かす。ページを繰れば、その豊穣なことばの世界に圧倒されるはずだ。結婚生活は収録した58篇すべてに、詩人・高橋順子による鑑賞解説付き。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。
  • 永遠の詩08 八木重吉
    880円 (税込)
    言葉のひとつひとつに悲しみと愛があふれる詩人。 ●今日的に意義のある詩人を採り上げ、その代表作を厳選。 ●現代仮名遣いによる本文、振り仮名付きで読みやすく。 ●各詩には詩人(高橋順子・矢崎節夫・井川博年)による解説をつけ、作者の生い立ち、作詩の背景、詩のもつ魅力がよくわかる。 ●各詩人の人生と詩集が一目でわかるビジュアル年譜(写真とイラスト入り)。 ●巻末には魅力的な執筆陣によるエッセイを収録。 癒しに満ちた傑作詩を鑑賞解説付きで収録。 本シリーズの最後、第八巻を飾るのは、今の時代にこそ読んでほしい、〈かなしみ〉の詩人、八木重吉。みじかく、とつとつとしたことばで、泣きたくなるようなさびしい感情を詩につづった。すべての詩に鑑賞解説付き。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。

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永遠の詩07 萩原朔太郎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こころをば何にたとえん を表紙にもってくればよかったのに!と思いました 笑
    今まで読んだ詩人さんのなかで一番ピンとくるひとでした。
    「言葉にならないものを言葉にしようとした」という説明がすべてのような気がします。
    表現が大変たおやかですね。
    第一詩集の「月に吠える」をまとめて読んでみたい…

    0
    2014年03月02日

    Posted by ブクログ

    このシリーズ好き。
    萩原朔太郎に関しては筑摩書房のが一番好きだけど。
    でも手軽に入ってもらうにはこれがお勧めです。

    0
    2012年04月12日

    Posted by ブクログ

    萩原朔太郎の詩集ですね。
    萩原朔太郎の詩集を見たのは久しぶりにでしたが、飄々としたイメージがあったかのように感じていたのが、一変しました。
    森鴎外も認めた才能は確かだと思います。今の時代に読んでみてもさほどの古さを感じないように思います。
    解説の高橋順子さんも「近代詩と現代の、美果がともにみられよう。」と述べられています。
    朔太郎は『詩は人間の言葉で説明することの出来ないものまでも説明する。詩は言葉以上の言葉である』と《月に吠える》の序文で語っています。
    読んでいてかなり内省が激しく、時として無力感の投げ出しのような言葉で綴られて虚無感を感じさせられます。が、美しい言葉使いもあり、詩の表現にかなり試行錯誤を詩人は重ねたようにも見受けられます。
    高橋順子さんは、また、
    「 誰にも書けない独得の文語体で、詩人ゆえの悲劇を言語化した。
     生涯にわたって、詩の言葉と闘い、言葉にいのちを吹き込んだ無二の詩人だった。」と結ばれています。

     虚無の鴉
     
     我はもと虚無の鴉
     かの高き冬至の屋根に口を開けて
     風見の如くに咆号せむ。
     季節に認識ありやなしや
     我の持たざるものは一切なり。

    詩人のまさに吠えるような詩集の一部に圧倒されました。
    このシリーズは、朔太郎の全詩より五十八篇を選ばれているそうです。もとより一部にすぎませんので、機会があれば各詩集を読んでみたいですね。

    0
    2022年12月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    萩原朔太郎は、高校の頃に憧れて、岩波文庫を他の何人かの詩人とともに買って読んでいた記憶があります。
    解説の高橋順子さんは巻頭の「言葉以上の言葉」という文章で、日本の近・現代詩は萩原朔太郎抜きにしては何も語れないといってよい。生涯にわたって、詩の言葉と闘い、言葉にいのちを吹き込んだ無二の詩人だったと歴史的にも内容的にも大変褒めていらっしゃいます。
    しかし、今、また読み返してみると、これは一介の、田舎の高校生が読んでわかるといった詩ではないのではなかったのかという気がものすごくします。
    だいぶん背伸びをして、カッコいいからとか(誰かに読んでいることを話した訳ではありませんが)そういう浅はかな気持ちだったのではないかと思いました。
    なぜなら、今読むと、はっきり言ってかなり病的な詩が多く含まれているような気がします。
    文学的価値とか、そういう難しいことを考えずに読むとですが。
    もちろんもの凄いほとばしる才気をかんじることは確かなのですが。


    「遺伝」
    人家は地面にへたばって
    おおきな蜘蛛のように眠っている。
    さびしいまっ暗な自然の中で
    動物は恐れにふるえ
    なにかの夢魔におびやかされ
    かなしく青ざめて吠えています。
      のをあある とをあある やわあ

    もろこしの葉は風に吹かれて
    さわさわと闇に鳴ってる。
    お聴き! しずかにして
    道路の向こうで吠えている
    あれは犬の遠吠えだよ。
      のをあある とをあある やわあ

    「犬は病んでいるの?お母さん。」
    「いいえ子供
    犬は飢えているのです。」

    遠くの空の微光の方から
    ふるえる物象のかげの方から
    犬はかれらの敵を眺めた
    遺伝の 本能の ふるいふるい記憶のはてに
    あわれな先祖のすがたをかんじた。

    犬のこころは恐れに青ざめ
    夜陰の道路にながく吠える。
      のをあある とをあある のをあある やわああ

    「犬は病んでいるの?お母さん」
    「いいえ子供
    犬は飢えているのですよ。」


    <解説より>
    犬の遠吠えを詩人は「のをあある とをあある やわあ」と聞く。非常に耳のいい人である。薄気味悪いが面白い。犬が「あわれな先祖のすがたをかんじた。」というのは、つまり、犬は犬の亡霊を見たということだろうか。
    『月に吠える』の犬よりも確かな線描をもち、影を濃くしている犬である。「犬は病んでいるの?」と子供は母親にたずねるのだが、健康で強圧的な母親は、野良犬だから飢えているに決まっている。と思うのである。実母の面影があるか。



    「旅上」「冬」「殺人事件」「陽春」「愛隣」「見しらぬ犬」「閑雅な食慾」「蝶を夢む」もよかったです。


    萩原朔太郎(はぎわら・さくたろう)
    1886年(明治19)~1942年(昭和17)
    群馬県前橋市に医家の長男として生まれる。
    文学や音楽の才能に恵まれながらも、
    学業では中退を繰り返す。1917年刊の
    第一詩集『月に吠える』は大きな反響を呼び、
    以後の日本の近現代詩に深い影響を与えた。

    0
    2019年10月29日

永遠の詩07 萩原朔太郎 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 詩集・俳句
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    永遠の詩
  • タイトルID
    :
    152939
  • ページ数
    :
    128ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年03月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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