角田陽一郎のレビュー一覧
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ネタバレ我々人類は共通の祖先から世界史が始まった。
4大文明に共通するもう一つの条件は、すべて大河の流域に存在したと言う点。それは乾燥地帯にたまたま自生していた植物を上するためには、水を確保する必要があったから。
現代の暦の起源=毎年決まった時期に増水が始まるからその日を元旦に設定して1年が365日の太陽暦が作られた。
中華思想は自己完結型の世界観。
世界の中心=中華であり、外部は自分たちの下に序列する下部集団に過ぎないと言う考え方。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はユダヤ教が元になってできたもので神様同一。
多神教は温暖湿潤で多種多様な動植物がいる環境で生まれた森の宗教。
我々の思想は -
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・カトリックと正教会では「神父」、プロテスタントでは「牧師」。神父は教会の司祭さんで、信徒の父的存在。牧師は信徒を導く師的存在
・8世紀以来イスラムの支配下にあったイベリア半島で起こったキリスト教国の国土回復運動(レコンキスタ)の達成は1492年(中核となった国はカスティリャ王国)。ナスル朝グラナダが最後のイスラム国家。コロンブスによるアメリカの発見も1492年
・国は大きく分けて「王国」と「共和国」の二つ。王国の代表者は「王様」、共和国の代表者は「大統領」
・神聖ローマ帝国の新教と旧教の諸侯が入り混じって戦われた『最後の宗教戦争』となったのは三十年戦争(1618年〜1648年)。『最初の国際 -
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テレビプロデューサーが書いた世界史の解説書。
文明、宗教、水、帝国、中華思想、お金の話と言った23のテーマがあります。
世界史を観ることで日本もその一部でしかない。アメリカでさえ今や超大国と言われるけど、1492年まではアジアやヨーロッパの歴史に乗ることさえなかった。勿論、そこに住む土着のひともいたわけだけど。中国も幾つもの国家の形をなしてきた。
農業革命、産業革命、そして情報革命は常に人々のライフワークを変えてきた。宗教は、ひとの心を救済する存在でありながら、テロや戦争に繋がると言う矛盾を持ったり。
歴史はあくまで過去の存在だけど、ひとの叡智の結晶でもあり、今、自分達が直面する解決のヒ -
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AD青山くんのパスポートの話はほんとうにそうだよなと読んでいて思った。夢やきっかけが目の前に現れているのに準備がなかったせいで叶わない、繋がっていかない。このことは誰にでも多々起こり得る事態だ。そういう時は誰だってこう思う。「次こそは」「次回のチャンスを!」と。
しかし、何度もチャンスはないし、その時逃したことが次に似たような事柄があっても同じではない。次はたいていの場合ない可能性がとても高い。
誰かのたった一言に気づいて動いているか。
やりたいことを実現するために必要なことは誰かに話したり文章にして自分の中で的確にしていく。そして準備はしておく。
他人の好き嫌いではなく自分の感性で本質を見極 -
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タイトルが大げさだと思いました。全然人生がかわる感じはしません。
でも、地理や環境について思考を巡らし、地名や歴史の由来の成り行きを読み解いていくのは、
とても素敵なことだと思いました。
そして、地理や環境をを通して歴史をみつめることは、同時に未来を創造することにもつながっていくのだと感じました。歴史から教わることは多く、その学んだことを通して、わたしたち現代人が未来を創造していくのが当然の流れです。
今、私たちが生きている現代は私たちにとっては現代でしかないけれど、今後は令和の時代も歴史の一部となって、考察や分析の一部になっていくのだろうと想像すると、単純におもしろいというかワクワクしま