角田陽一郎のレビュー一覧

  • 「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史

    Posted by ブクログ

    世界史に興味は持ってはいるものの、どの分野から学べばよいのか分からず今に至っています。塩野七海女史のローマ人の物語だけは以前に読破しましたが。。。

    そんな私にとって、この本のタイトル「24のキーワードでまるわかり、最速で身につく世界史」は私の好奇心を十分に惹きつけてくれました。

    さらに嬉しいのは、この本は世界史の「通史」になっています、紀元前から現在、更には未来の予測まで、全部で24のキーワードで時代別に解説をしてくれています。一人の人が全ての歴史を解説してくれるのは、解説される方は大変だとは思いますが、読む方にとっては嬉しいばかりです。

    この本の著者・角田氏の渾身の力作を、私は楽しませて読ませてもらいました。贅沢な時間でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・人類の祖先を辿ると、約20万年前の東アフリカの女性に行きつく。14万年アフリカにいて、6万年前に世界各地に広がった(p27)

    ・寒冷化していた氷河期は、海水面が今よりも約13メートル低かった、シベリアとアラスカは地続き、日本も大陸や朝鮮半島と地続き、日本海は湖、だから大移動が起きた(p29)

    ・1万年前に最後の氷河期が終わり、地球は温暖化に向かい、北緯20-40度では乾燥が進み、西アジア・北アフリカで裁くが広がった(p32)

    ・4大文明は全て乾燥地帯で起きている、氷河期が終わった1万年前に農耕と牧畜という「農業革命」が、その乾燥との闘いの中で始まったから、日本列島は環境が良かったので縄文時代が続いた(p33)

    ・乾燥地帯では、乾燥に耐えうる、最適な栽培種の野生種が、「たまたま」繁殖していた。麦(ヨルダン渓谷)、アワ(黄河流域)である(p34)

    ・麦やアワが育てられると、そこに、羊・ヤギ・牛・馬・ラクダが群がってきた。それを追い払うのではなく、飼い始めたのが牧畜の始まり。陸生の大型草食動物148種のうち、人類が家畜化したのは、14種、メジャーなのが、羊・ヤギ・牛・馬・ラクダ。この家畜がいたから、人類は文明化できた(p34、35)

    ・キリスト教、イスラム教は、歴史的には、ユダヤ教が元になってできたもので、神様は同一。その神を、ヤハウェとするのがユダヤ教、ゴッドとするのがキリスト教、アッラーとするのがイスラム教(p53)

    ・3宗教の対立は、「我々の神様への崇拝のやり方が正しい、崇拝の方法が間違っている」というニュアンス(p54)

    ・キリスト教は、11世紀にカトリックというローマバチカンを本拠とする西方教会、コンスタンチノープルを本拠とする「ギリシア正教=東方教会」に分裂、さらに16世紀に、カトリックに反抗するプロテスタントが現れた(p55)

    ・アーリア人はカースト制度を作った理由は、褐色系の現地民である、ドラヴィダ人を隔離するため、固有の感染病を持っていて、アーリア人は免疫を持っていなくて距離を置きたかった(p66)

    ・各民族が形成する王国を、さらに上から強力に統治する体制、それが帝国(p75)

    ・金日成が国家主席を名乗った後、二代目の息子の金正日が格下の総書記を名乗ったので、現在の金正恩がさらに格下の「第一書記」をへりくだって名乗っている(p83)

    ・ムハンマドは、メッカで布教するもアラブ人達から迫害を受けて、622年にメディナに移住する。この年がイスラム歴元年となる(p90)

    ・神聖ローマ帝国は、962年にドイツ地域(東フランク王国)のオットー1世がローマ教皇から戴冠して、1806年にナポレオンに滅ぼされるまで、800年以上続いている(p118)

    ・易姓革命で交代する中国の王朝は、それぞれテーマカラーがある。木(青)→火(赤)→土(黄)→金(白)→水(黒)(p127)

    ・東ローマ帝国が1453年に滅亡すると、モスクワ大公国こそが東ローマ帝国の後継国家であると自称し、ツァーリ(皇帝)を名乗り、それがロシア帝国へとつながる。ロシア人が、東ローマ帝国と東方正教会文明の継承者になった(p145)

    ・冷凍技術のなかった昔の食糧の長期保存法は塩漬けのみ、腐り気味の肉の臭み消しとして、香辛料は必須であった(p155)
    ・王国と共和国との違い、一番偉い代表者をどのように選んでいるか。王様を選ぶのは神様、大統領は人により選ばれる。王様の次に偉い公爵が支配する国が公国(p180、183)

    ・国家主席とは、その偉い会議の中で一番偉い人のこと(p186)

    ・今まではモノに価値があったが、これからは、モノが存在する本来の意味=情報に価値がある(p319)

    ・21世紀は、大量生産・大量広告・大量消費というマス時代から、適量生産・適量宣伝・適量消費という、全く新しい個人の経済に向かう(p321)

    ・どれだけお金が儲かったかから、どれだけ時間を、何のために使ったのか、という、資本主義から「時本主義」へ移行する、大量消費社会から、少量共鳴社会へとパラダイムチェンジする(p339)

    2016年9月19日作成

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    2016年09月19日
  • 「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史

    Posted by ブクログ

    世界史には昔から興味があったものの、これまで勉強学ぶ機会がなかった。最近思い立って、TRY ITの映像をみて学んだり気になった本を物色したりしている。そして最初に読み終えたのがこの本。

    細かい人名や年号に捉われがちな歴史の勉強ではなく、大きな視点で歴史の流れを把握したい、という自分のニーズに合った内容だった。

    入門書ということで仕方のないところではあるが、どのトピックも表層部分だけを扱っており、深みがなくて退屈な部分も。。

    まもなくイスラム教信者の人数が、まもなくキリスト教を追い越すとのこと。イスラム世界への理解を深める必要がありそうだ。

    著者も勧めるように、この本を足がかりにして、他の世界史の本で更に学びを深めたいと思う。

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    2016年05月08日
  • 「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史

    Posted by ブクログ

    別に最速で、って訳では無いので、若干タイトル負けしてる気もするが、
    年代や地域で括るのではなく、テーマでくくって、解説していくのは面白い。
    世界史に対する基礎知識がないと楽しめないので、タイトルを見て世界史の入門書かな?と思った方は、要注意です。

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    2016年04月06日