角田陽一郎のレビュー一覧
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よくある「教養本」ではありません。
コロナ禍や戦争などで混沌とした現代社会に
おいて、人は何を大切にすればいいのでしょ
うか。
元テレビマンであり、知的好奇心の塊の著者
が歴史、地理、社会、エンタメ、文化、そし
て人生を深く考察します。
「こういう教養を身につけるべきだ」と押し
付けないです。
しかし「なるほど、そういう見方もあるのか」
という気付きを与えてくれます。
例として明石家さんまさんの言を取り上げて
います。
「カーナビを付けないのですか」という問い
に、さんま師匠は「俺、迷いたいねん」と答
えたそうです。
無駄や遠回りが人生の幅を広げるという真理
を表していますね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ深浅大小な悩みとどう同居しつつ、それでも日々楽しく生きるか。
悩みの解決をするのではなく、気にしない術を持つこと。
ある道でプロになってバリバリ生きていくというのも素晴らしいけど、「いろいろなことをやってるんだけど、なんか結局生きていけている」という感じもいい。
その為には、世界のしくみと構造をもっと知りたいという感覚を楽しむこと。
世界には無数のいいものがあって、どうせそれらにはほとんど出会えないまま終わるとわかった。
自分から探すのではなく、来たものを受け入れる。それこそが自由なのかもしれない。
その時出来ることを出来る範囲でやる。
未来に過度に期待しない。
過去を過度に美化しない。 -
Posted by ブクログ
読書が苦手という人に向けて、著者から読書をプロデュースしたのが、本書になります。読書が苦手な人は「バラエティ読み」という読み方を紹介し提唱しています。
ジャケ買いでいい
途中でやめてもいい
併読したほうがいい
積読でいい
感想文もメモもしなくていい
速読しない
というスタイルを「バラエティ読み」と命名しています。
感想を書くと、書くために読書する状態になり、読み方に偏りが発生してしまいます。もっと自由に書籍から得るものを素直に吸収するためには、感想を書くと思わず読書をしたほうがいいと言われています。(ですが、感想を書いています。ごめんなさい。)
随所に著者が影響を受けてきた書籍の紹介や、後半に -
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歴史って、つい好きな時代のところを細かくオタクのように読んだり調べたりしがちですが、本書のようにキーワードでくくって、ざっくり歴史を眺める視点ってすごく大事だなと思った。また、キーワードも確かに「これが理解できないと世界史はわからないだろうな」と思うようなものばかり。
「文明」・・・筆者は「結局のところ、たまたま起きたもの」と書かれてました。たしかにそうなんですが、それぞれの結果的に文明が起こった場所あたりで起こった食糧事情や気象条件に左右されつつ、どうやって生きていこうかあがいた結果、できたもの・・・というふうに私は解釈します。また、「アフリカが人類の発祥だったのにそこで最初に文明が起こらな -
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文章を整形して
教養というものをいろんな角度から解説している本。
・教養するというのは結果ではなくプロセスなので、それを考えている時間が教養
・物事の始まりは曖昧で、それを人々が徐々に承認するから決まり事になっていく
・歴史を学ぶときにすぐに数年とか飛ぶけど、実際にその次代に生きた人の年代感覚に合わせることも大事。実際に自分の人生の1年って結構長い。
・無駄とか嫌なこととか全て含めて「経験」することで、その人の人生の幅と深みを作る。
・経済力ではなく、人間としての幸福度で人生を眺める評価できるような新たな価値観が求められている
・昔なんなら今の世界は、与えられたテストでいかにスピーディーに -
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ネタバレ「特別な才能がない」「好きなことがわからない」と悩んでいる方でも実践できる
「好きなことを仕事にするため」の具体的な方法論満載の 本書を読んで、 ぜひ、これからの成長と成功をつかんでください。(紹介文より)
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考え方から心構えから具体的なテクニックまで、
日々まじめに働いている人にも響く、
バランスのとれたとても良い本!
だからこそ、タイトルや帯がもったいない。
このタイトルだと、例えばユーチューバーやアーティストや起業家のような
才能を求めて特殊な生き方をしたい人向けの本に見えてしまう。
そして、帯が西野さんでかつ「これからの時代を生き残りたければ…」と書かれると