角田陽一郎のレビュー一覧
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ネタバレ筆者独自に編み出した「地理的思考」を駆使して、様々なトピックを読み解いた本。
タイトルの「人生が変わる」は大げさとしても、筆者の思考はかなり洞察力に富む。
1. 日本人とは:海洋国家に帰属するアイデンティティをもった人々というのはオンリーアフター明治時代
2. 「働く」という価値の変化:農業革命から産業革命そして情報革命へ。食べるために働くから働くために食べる
3. 組織の必要性:世界は子供の集まり
4. すべて白黒決めなくていい:パレスチナや北方領土のようにそれぞれの見方に決着をつけないことも大人の対応
5. 競争は本当に大切か:ランキングは何を基準にするかによって変わる。空間は時間軸で俯瞰
6. 逆算する視点をもつ:結果だけを見て判断しない。原因にさかのぼる
7. 縁起:語源と由来の両方が入っている点がより適切
8. 結果に隠された「必然」:人がたくさん往来するから通りができて街ができた。
9. 人と都市:地理的環境とは、自然にどれくらい人が手をいれたか
10. 難しい相手との付き合い方:他者に寛容になること
11. 固定観念のほぐし方:地図にはイデオロギーが入っている。ピーターズの世界地図をみれば一目瞭然
12. 公平と平等:公正という概念が先立つが、本質が一緒なことが公平であり、形式が一緒なことが平等。
13. 横並び対個性:栃木市は、鉄道を嫌ったおかげで今独自の個性を発揮できている。
14. 決まりは誰が作るのか:決まりはいつの間にかつくられる
15. 世界の価値観。「モノ」から「情報」へ:サッカー大会の冠が変わることから読みとれる、日本の衰退と中国の発展
人生のとらえかたとして「ロケとロケハン」というのは、さすがテレビマン。 -
Posted by ブクログ
角田さんは、TBS勤務時代に数々のバラエティ番組のプロデューサーをしていた人。
すでに解散したが、Goomo(グーモ)の立ち上げにも関わった方らしい。
今はTBSを退職されて、個人で活動をされているようです。
私は全く接点なかったのですが、考え方は極めてシンプル!
これからの時代「好きなことがないと生きていけない」ということ。
「好きな事を見つけられる能力」と言い換えることもできる。
一見面白くない仕事の中にも、やりがいを見つけたり、自分なりの楽しみを見つけることは出来るはず。
そういうマインドを上手く使いこなして「好きなこと」で生きていくことが大事なんだと説く。
ここには本当に共感!
そしてこれら読み替えると「嫌いなことでは生きていけない」事も示している。
これからの未来は、嫌なことをして生きていくことは絶対にできないのだ。
「嫌なこと」は、AIやロボットに代替されやすいという面もある。
「嫌なことをしている人」よりは「好きなことをしている人」の方が、楽しそうに感じるのも当然だ。
個人がSNS含めてつながっていく社会の中では、好きなことで楽しそうな人とだけつながりたいのは当たり前の欲求だ。
嫌なことをして生きている人は、ますます「生きづらく」なっていくはずなのだ。
好きな事をしている人は、メンタルで落ち込むはずがない。
好きな事をしている人は、当然時間を忘れて熱中している。
余計なことも気にならないし、精神的にもすごく健全だと思う。
TBSを退職してから気が付いた事も、真摯に書いている。
是非読んでほしい一冊です。
(2017/11/2) -
Posted by ブクログ
・「運を上げる」とは「自分の名前で勝負すること」。それはあらゆる物事を「自分ごと化する」ことと同義
・運を開くには、相手を人間扱いすること(役職だけで扱わない)
・自分に飽きない(自分の良さを常に認識する。鉄板を意識する)
・思ったことをすぐいうことで運を一つ手放す
・最低限の見つかる努力として、外部にコミットすることを恐れてはいけない
・自分で決めるのが嫌な時に発する「なんでもいい」はNG
・「好き」がなければ、苦しくなると続けられない
・「くだらないこと」がいごとや勉強とどうつながるのか考えるのが、仕事や勉強の本質。現状に対して懐疑的で不本意な気持ちを抱えれば不運になる
・燃える可能性があるものは、早いうちに焼き尽くしたほうがいい。燃えるものがなければそれ以上炎上しようがない
・「整っていない」部分こそ、意識的にせよ無意識にせよ、その人の自分らしさが表出しているチャームポイント -
Posted by ブクログ
ネタバレ我々人類は共通の祖先から世界史が始まった。
4大文明に共通するもう一つの条件は、すべて大河の流域に存在したと言う点。それは乾燥地帯にたまたま自生していた植物を上するためには、水を確保する必要があったから。
現代の暦の起源=毎年決まった時期に増水が始まるからその日を元旦に設定して1年が365日の太陽暦が作られた。
中華思想は自己完結型の世界観。
世界の中心=中華であり、外部は自分たちの下に序列する下部集団に過ぎないと言う考え方。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はユダヤ教が元になってできたもので神様同一。
多神教は温暖湿潤で多種多様な動植物がいる環境で生まれた森の宗教。
我々の思想は、実はその地の気候や環境にとても影響受けている。
東アジアで、2500年以上にわたって多大な影響与え続ける思想が孔子が創設した儒教。
新たな宗教が広がるきっかけは、社会に不満が高まっている時が多い=世界史のセオリー。
王朝が起こる→制度改変が起こる→皇帝が何代か続き絶頂期を迎える→政治が腐敗する→民衆が疲弊し不満が高まる→各地で反乱が起こる→新たなカリスマが立ち上がる→新たな統一王朝を起こす。
インドの宇宙観から誕生したのは0の概念の発見。
人も動物も、横移動のほうが縦移動に比べて移動しやすい。
キリスト教会に抑圧されていた精神を解放するぞと言う人間中心主義が掲げられて芸術が花開いた。そこにイスラム世界から流入した最新の自然科学の知識が融合して、科学が生まれた。
代表者を選んだのが神なのか人なのかということが大事なポイント。
聖書を一気に広めたのは、新しい技術革新=グーテンベルグによる活版印刷術の発明。
スペインのフェリペ2世は、1580年にポルトガルを併合して、その広大な領土から太陽の沈まぬ帝国と呼ばれた。
フィリピン=フェリペの領土と言う意味。
フェリペ2世はカール1世の息子。
ブルボン朝のフランスは、アメリカ中央部メキシコ湾のミシシッピ川流域から五大湖・カナダまでを獲得して植民地にする。=ルイジアナと呼ばれたが国王ルイの領土と言う意味。
その地の特産ウイスキーをバーボン=ブルボン朝のブルボンから来ている。
イギリスのエリザベス1世はアメリカ東部を植民地にする。
その地はバージニアと命名されたが、エリザベス1世は生涯未婚のため処女王と呼ばれた彼女にちなんだ。
1602.年に作られたオランダ東インド会社は、世界初の株式会社。
各国の行動力学
①自分たちの植民地確保による勢力拡大のための世界分割
②本国から植民地へのルート確保。
3B政策
ベルリンからビザンティウム、バグダードを陸路で結ぶ。
1989年は世界史的には大転換の年
①昭和天皇が崩御
②東欧ビロード革命
③天安門事件
④ペレストロイカ
⑤ベルリンの壁が崩壊
⑥冷戦の終結
(1789年にはフランス革命で王政打倒の民主主義革命)
アメリカのドルと言う単位の由来= 16世紀の神聖ローマ帝国のボヘミアで発行されたターラー銀貨と言う言葉が使われたから。
21世紀の現代、これから来る未来は、適量生産、適量宣伝、適量消費と言うまったく新しい個人の経済に向かう。
芸術と科学が、これまで以上に意味を持つ未来が来る。
今までの「どれだけお金が儲かったか?」ではなく、「どれだけ時間を、何のために使ったか?」と言う、資本主義から時本主義への移行。
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Posted by ブクログ
・カトリックと正教会では「神父」、プロテスタントでは「牧師」。神父は教会の司祭さんで、信徒の父的存在。牧師は信徒を導く師的存在
・8世紀以来イスラムの支配下にあったイベリア半島で起こったキリスト教国の国土回復運動(レコンキスタ)の達成は1492年(中核となった国はカスティリャ王国)。ナスル朝グラナダが最後のイスラム国家。コロンブスによるアメリカの発見も1492年
・国は大きく分けて「王国」と「共和国」の二つ。王国の代表者は「王様」、共和国の代表者は「大統領」
・神聖ローマ帝国の新教と旧教の諸侯が入り混じって戦われた『最後の宗教戦争』となったのは三十年戦争(1618年〜1648年)。『最初の国際戦争』でもある
・イギリスは、ピューリタン革命→共和制→王政復古→名誉革命という流れを経て、絶対王政から現在に続く立憲君主制(王が主権を持つが、憲法などの規制がその権限を制限する仕組み)への基礎を築いた
・1789年フランス革命。名誉革命のちょうど100年後
・1989年は世界史的大転換の年。1月昭和天皇が崩御、6月天安門事件、11月ベルリンの壁崩壊、12月マルタ会談で冷戦の終結。ちょうどフランス革命(王政打倒の民主主義革命)の200年後