酒井信のレビュー一覧

  • 松本清張の昭和

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    Noteで知ることとなった酒井信さんの松本清張に関する本。
    実は、松本清張さんの本は「昭和史発掘」しか読んでいませんでした。
    芥川龍之介のことを褒めず、谷崎潤一郎を褒めていたことを思い出しました。
    でも、松本清張は芥川のことが好きだったとこの本を読んで初めて知りました。
    本人は、尋常高等小学校卒で、辛い思いをされてようですが、学歴だけが全てではないことを清張さんの生き様が示しています。
    人との出会い、運を活かせる能力、すばらしい人生でした。
    自分の親爺が松本清張さんと同年代で、親爺も清張さんの本をよく読んでいたことを思い出しました。
    昭和という時代を上手に生きられた作家だと思いました。
    私の尊

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    2026年06月20日
  • 松本清張の昭和

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    ものすごい読みごたえ。清張さんの人生とともに、明治末から昭和までの時代を振り返ることができた。

    1909年(明治42)生まれの清張さんは、私の祖父母とほぼ同世代。祖父母の人生の困難も想像しながらの、充実した読書となった。

    清張さんは幼少期を壇ノ浦の海にはみ出した家で暮らしたという。家が崖崩れに襲われたことも。
    小倉に移住してからも、なめくじが這うような住まいだったと。15歳から働き必死に生きた、小倉の町や史跡をこの目で見たくてたまらなくなった。壇ノ浦も。

    この本で清張さんへの敬愛の思いがますます深まった。
    まだ読んでない作品がたくさんある。一冊でも多く、読んでいきたい。

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    2026年06月10日
  • 松本清張の昭和

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    松本清張の作品はもとより、雑誌での清張対談や記事、清張について述べている書籍なども綿密に調べ、今まであまり知られていない新たな事実なども掘り起こされた秀作。

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    2026年05月16日
  • 松本清張の昭和

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    松本清張と言えば、サスペンスドラマの印象しかなかった。生い立ちや時代背景だけを見ても、生きるだけで一杯一杯に感じる。環境に負けず、目の前のことを一生懸命に取り組むこと。ここぞ、という場面で自分をアピールする力は感銘を受ける。

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    2026年04月28日
  • 松本清張の昭和

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    清張先生の自伝が半生の記であるが、当書は第三者が書いた半生の記と言ったところ。膨大な著作群からの引用も有り難く、これから読み進めていく方の手助けにもなるかと思う。映像化作品の秘話なども満載。

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    2026年04月10日
  • 松本清張の昭和

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    松本清張さんの生い立ちから、長きにわたってベストセラー作家になるまでを綴った新書。生い立ちは非常に貧しい。苦労人。印刷工として腕を磨き、朝日新聞に入り、
    やがて筆で身を立てる。この辺りの苦労は非常に読みごたえがある。
    そしてベストセラー、点と線、ゼロの焦点、砂の器、、、
    はて、私はこの小説、映画、読んだんだろうか、観たんだろうか?
    自信がない、、、でもよく知ってる気もして。「張り込み」も観ただろうか。。

    そんな心もとなさがありながら、この新書は非常に楽しく読めた。
    なんだか不思議だ。

    第一章 運命をひらく
    行商の旅で鍛えた「作家の足腰」/米兵の死体処理のアルバイト/人生の起爆剤となったデビ

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    2026年02月24日
  • 松本清張の昭和

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    松本清張、初の本格評伝。
    印刷工など長い下積みを経ての遅咲きのデビュー。「半生の記」には描かれなかった生い立ちから氏の触れたくなかったであろう過去まで、詳細に調べ書かれている。
    作品の奥深さ、登場人物のリアリティなどデビュー前の不遇の時代も十分に作品の素材になっている。
    国民作家の一生涯、過去の名作を読みつつ何度も読み返したい一冊。

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    2026年02月10日
  • IT時代の震災と核被害

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    次世代を担う人たちの答え。
    震災当時、震災以前の反省と現状認識、そして将来への課題など素晴らし良い内容がつまってる。

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    2012年11月26日
  • IT時代の震災と核被害

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    ルポから思想まで豪華布陣だが、宮台さんの激憤しながらの筆致が鮮やか。『「ファストフードからスローフードへ」と同じく「原子力から自然エネルギーへ」も日本的に勘違いされるでしょう。〈食の共同体自治〉の問題が、食材選択の問題に短絡したように、〈エネルギーの共同体自治〉の問題が、電源選択の問題に短絡するでしょう。(略)原発災害からの学びがその程度で終わってしまうのですか。』pp.384-385. まさにそこなのだ。設計の悪い世論調査と内閣支持率に翻弄されて愚昧な二択に落とし込んではいけない。そこで一般意志2.0の登場なんだろうな。東さんと宮台さんと津田さんは全く方法論が違うけど、震災をきっかけに議論が

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    2012年01月23日
  • 松本清張の昭和

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    ・書名:松本清張の昭和
    ・著者:酒井信
    ・出版社:講談社現代新書
    ・内容:昭和という時代を背景に、松本清張の作品世界とその社会的文脈を読み解く評論。ミステリー作家としての顔にとどまらず、ジャーナリスティックな視点や時代批評性に焦点を当て、清張文学の核心に迫る一冊。

    「昭和」という言葉には、どこか曖昧で、しかし濃密な響きがある。本書はその輪郭を、松本清張という巨大な作家の背中を通してなぞっていく。

    私が初めて読んだ清張作品は、砂の器だった。読み終えたとき、思わず鳥肌が立ったのを今でも覚えている。あの静かで、しかし確実に追い詰めてくるような構成力。人間の暗部をえぐり出しながら、どこか哀しみを帯

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    2026年04月22日
  • 松本清張の昭和

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    松本清張氏の作品を一番読んだのは中学時代だった。
    もう40年以上前か。
    作品はたくさん読んだけど、著者については知らないことが多かったなぁとこの本を読んで感じた。
    貧しい家の出身だということは知っていたが、新潮文庫だけで4600万部以上発行されていることと、「砂の器」が映画化される時のエピソードなどはこの本を読むまで知らなかった。
    清張ファンなら読んでほしい。

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    2026年04月05日
  • 松本清張の昭和

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    松本清張(1909-1992)は、昭和を代表する作家であり、本書は、その松本清張の評伝である。私自身は、若い頃に、「点と線」など何冊かを読んだだけであるが、書評に本書が取り上げられていて、面白そうだと思い手にとってみた。
    松本清張は、貧困の中で育ち、学歴を持たず、見習のような仕事を続ける中で、それでも前向きに頑張り、40歳を過ぎてから作家としてデビュー、芥川賞を受賞。その後、推理小説や歴史小説で多作の作家人生を長年過ごし、昭和時代の「国民的作家」と呼ばれるようになった人である。その紆余曲折の人生は面白く、また、努力すれば・頑張れば何とかなるかもしれないと思わせてくれる内容で、興味深く読んだ。

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    2026年03月16日
  • 松本清張の昭和

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    松本清張氏の生きた時代を意識して作品を読んだことはなかったが、改めて同氏の人生を振り返ってみると立体的に時代と作品そして作家の感情が見えてきて興味深く読むことができた。
    経済的理由で進学叶わなかった優秀な人たちが、戦前生まれの自身の親世代にはいたことは分かっていたものの、そこから戦略的な努力そして運の助けも得て成功を手にする社会は、また輝ける世界であったのではとも思う。

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    2026年02月28日
  • 松本清張の昭和

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    ネタバレ

    松本清張の評伝。
    面白い。松本清張のバイタリティが凄い。昭和って時代が懐かしい部分と嫌な部分があって色々感じてしまった。
    松本清張の作品はあんまり読んでいないけど、色々気になる作品があった。

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    2026年02月24日
  • 松本清張の昭和

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    ■はじめに
    数年前、松本清張の『実感的人生論』(中公文庫)を読んだ。

    あれほど巧みなストーリーテリングで、読者をぐいぐい引っ張る小説を書く作家が、人生論を語ると、なぜこんなにも筆が鈍るのか。期待していただけに、正直、肩透かしを食らった印象が残った。

    もちろん、文豪をつかまえて「随筆が不得手だった」と断じるつもりはない。あくまで私的な読後感。

    確かに、人生論という主題を選んだ瞬間、人は否応なく自身の半生と向き合わざるを得ない。貧困、差別、無学、容貌―清張自身に降りかかった過酷な人生は、「語るには痛すぎる領域」だったのではないか。

    ……そう考えたほうが、僕には腑に落ちる。
    そんな読書体験を

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    2026年01月09日
  • IT時代の震災と核被害

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    あの日、IT企業で何が起こっていたか、から、あの日から、僕らはどこへ向かっていくのか、まで。
    引き受けて考える、ことが、紹介されてる色んな人たちに通奏低音になっていて、宮台さんの文章でしっかりと言語化されて、締まった感じ。いわゆる理系と、いわゆる文系をつなぐ一冊。編集、お疲れさまでした。

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    2011年12月31日
  • 吉田修一と『国宝』の世界

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    アマプラに国宝が来てちょうど家族が見ていたタイミングで拝読。
    悪人と怒りは読んだことがあったが、国宝は映画のみでまだ原作を読めていないので早く読みたい。吉田修一の作家としての歴史(文藝春秋文学部のところ面白かった)や、他の作品のブックガイドとしての側面も見られて、記憶と照らし合わせながら楽しめた。

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    2026年06月11日
  • 吉田修一と『国宝』の世界

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    映画「国宝」は観たが、原作者の作品自体はテーマが重い内容が多いイメージで避けていたかもしれない。現代社会の様々な問題と絡めながら多角的な視点で吉田作品について論じているので、あとがきで筆者が述べていたようにブックガイドや入門書として作品を読むきっかけとして丁度いいと思った。

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    2026年05月13日
  • 松本清張の昭和

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    昭和を生きた人であれば松本清張を知らない人はいないでしょう。大作家時代しか知らない私には下積みの凄さが印象に残りました。

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    2026年03月09日
  • IT時代の震災と核被害

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    東北の震災の際に関わったITのお話。パーソンファインダーとかUstとかポジティブな面と、人間のダイレクトな関係が支えたあの時期についての考察をさまざまな方がしています。今回ほどSNSが重要な役割を果たしたことはなかったと思う。でもいろいろと課題もあったのも実際です。私がもし使いこなせなかったらどうだったんだろう…気になったのは書き手の差かな?いろいろな人の観点から見れるのは面白いけど、明らかに当事者だった人と取材して他人事だった人の文章は違うと感じました。

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    2012年04月16日