ハセガワケイスケのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“すると、那由多ソラが、
「あなたを守るため」
そう、短く言った。
「「はい?」」
モモとダニエルがユニゾンで訊き返す。が、那由多ソラは、
「そう」
と返事なのか、相づちなのか、うなずいた。まったく答えになってない。
「守る?あたしを?」
モモが訊く。
「そう」
那由多ソラは短く言う。
「なんで?」
「そのために此処にいる」
答えてくれてはいるようだが、やはり、答えになっていない。”
アンノウンスターズ。はこれで終わり、なのかな?
しかしこのシリーズは「しにがみ。」と繋がっていると考えていいのかどうなのか。
まぁ、それよりも、だ。
ソラ可愛いよソラ。
“「――ゲルマドライブっ!」
刹那。
奇蹟のようなヒカリが、雨空が作った薄闇をつらぬく。
同時に、何処からともなく――いや、あたりの空間が震え、大音量の『音楽』が鳴りだした。
響き渡る。
ロックミュージック。
流星の群れを踊らせる。
音楽。
解き放つ。
ヒカリ。
透り過ぎていく。
光は、羽ばたき、
モモの背中に栄える。
光の中心に立つモモの花車な手には、巨大な鈍色の鎌がにぎられ、光の波動に揺れる長い黒髪が――真っ白く変わっていた。
そこに、誰もが息を呑むような、ため行きをこぼすような美しい、光をまとった真っ白い、天使によく似た……、
「対幻魔専門機関、死神局所属ッ!死神『A』の一〇〇一〇〇号!スターゲイザー条約第五百億二千二項幻魔特殊特務権限をもって、たった今、この瞬間、この場で、キサマを――戦って殺れだっ!!」
“死神”だった。” -
Posted by ブクログ
“カップを口に運ぶ。あったかくてあまいミルクティー。ほのかにマシュマロの味がする。
マシュマロが溶けているのか、ひと口目よりもあまい。
お茶とか、お菓子作りとか、なんてしあわせな魔法だろう。
だとしたら、萌流は、
「すごいなぁ、『魔法使い』みたい」
心の中でつぶやいた科白が、口からこぼれ落ちた。なにげなくだった。
そう、なのに、
「――――ッ!?」
萌流が、ビクッ、と身を震わせた。”
表紙可愛ゆす。
マシロン可愛ゆす。
この話もしにがみ。と繋がってるの?
うん?
“「だいじょうぶよ」
という誰かの声が聞こえた。
目を閉じて、夢で聞こえるあの声。不思議な響きの声<ウィスパーヴォイス。
傍らに目を向ける。散切りボブの少女が、眠っている。
「……土曜日の夜にね。ひとつだけ、嘘をついたんだ」
眠っているから聞こえないと思う。でも、何故か届くような気がした。
あの日、萌流も夢の中で誰かの声を聴いた。だから、夢の中で届けばいいんだ。
「フランスの名前があったりするかって訊かれて、ないっていったけど。……本当は、もうひとつ名前があるんだ」
それは“あのひと”が付けてくれた。もうひとつの名前。魔法の名前。
たいせつなひとにだけ教えることが許される。
散切りボブの少女がそうなのか、まだ、ぜんぜんよく判らないけど。
「ボクのもうひとつの名前。たいせつな名前……――ダニエル。ってゆうんだ」”