阿古真理のレビュー一覧

  • パクチーとアジア飯

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    (著者がエピローグで書いていることから)
    まさに、「アジア飯の日本史」的な1冊です。
    雑誌、レシピ本などから推察がされています。
    読み終わったら、ついアジア飯を食べたくなる(作りたくなる)こと間違いなし…

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    2022年03月13日
  • パクチーとアジア飯

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    作者ならではの真面目な料理(グルメ)本であり、
    労を惜しまず文献を漁り取材を重ねて、パクチーを皮切りに日本に定着しつつあるアジア飯の来し方と行く末を辿る一冊。明治時代のカレーライスから現在の南インド料理と大阪スパイスカレーのブームに至る章が特におもしろかった。和洋中とひと括りにされていて今さら感のある中華料理をアジア飯なる観点から定義し直している章も興味深かった。

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    2021年09月13日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    昭和のテレビ時代を象徴するひとつとして勃興する料理研究家の系譜は今に至っては匙加減すら明示しない『カレンの台所』(本作には登場しないが、SNS現象への言及で「予見」されている)に行き着き、一方で2000年以降ケンタ心平コウケンテツに代表される「男子ごはん」が定着する。danchuに憧れた一時もあったリタイア主夫の拠り所は今では専らクラシル・アプリです。

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    2021年08月02日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    時代によって、料理研究家に求められるものは異なる。

    初期の頃から現在まで、時代背景と彼らの立ち位置、その紹介する料理の中身について論じる。

    主婦論はちょっとアレだが。

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    2021年07月03日
  • 何が食べたいの、日本人? 平成・令和食ブーム総ざらい(インターナショナル新書)

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    生活研究家でもある筆者が、平成・令和の約30年の食ブームを振り返る。その当時の時代背景を反映した食に対する考え方や価値観の変遷が、ブームを象徴する雑誌、テレビ番組、お店等のトピックに、筆者の想い出も交えながら記されている。当時の状況が思い出され、懐かしさも感じながら読めた。

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    2020年11月23日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    ニューヨークタイムズのデジタルのサブスクリプションはクロスワードパズルとクッキングレシピから始まったという話を聞いたことがあります。今日も日本の各新聞には毎日小さなスペースながらも料理のレシピが載っています。もちろん本屋でも料理本のコーナーは百花繚乱な存在感を示していますし、個人的にも隙間時間でついついクックパッド開いたりしています。性欲、睡眠欲と並んで人類三大欲求を成す食欲の受け皿としてのレシピの市場のなんと広大で盤石なことか!たとえ中食市場が2020年には10億市場になる予測があったとしても家で「ごはん」を作ることは不変の営みにも見えます。しかしレシピは世に連れ、世はレシピに連れ、時代が求

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    2020年03月12日
  • パクチーとアジア飯

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     もちろん戦争は今もあるし内戦もテロもある。世界は常に危険にさらされている。しかし、少なくとも私たちは食を通じて、行ったことがない外国に思いを馳せることができる。移民の人たちと一緒に暮らしていくことができる。
    (P.244)

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    2020年01月02日
  • パクチーとアジア飯

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    パクチーを切り口に、日本におけるアジア飯について紹介している一冊。日本でパクチーがブームになった経緯を紹介するだけでなく、タイ飯、中華料理などが日本に広まった過程を、移民、日本人の食文化の変化などを含めて紹介している。
    タイトルに惹かれて購入も、文化史的な内容にいい意味で裏切られる。個人的にはベトナム料理のミレイ(蒲田)など、かつて食べ歩きで巡ったお店の知らなかった一面を知ることができたのは興味深かった。

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    2019年08月20日
  • 昭和の洋食 平成のカフェ飯 ──家庭料理の80年

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    ドラマの『寺内貫太郎一家』、『だいこんの花』、『金曜の妻たちへ?』、『百年の恋』、『すいか』
    マンガの『美味しんぼ』『イマジン』、『花のズホラ飯』
    エンタメ番組の『料理の鉄人』
    料理番組の『きょうの料理』、『太一×ケンタロウ 男子ごはん』
    雑誌の『主婦の友』、『オレンジページ』
    などなど…
    メディアに取り上げられる料理から当時の世相を垣間見ようという本。
    大家族での食卓から、本格的な外国料理が食卓にのぼり、グルメブームがやってきて、働く女性の増加から家事をしない主婦が許されるようになり、孤食が増えてくる…。

    人は何かを食べなければ生きてはいけない。けれど、生存のために食べるだけではなく、家庭

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    2019年02月22日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    料理研究家の変遷と家庭料理の変遷をたどっている。読む前はタイトルどおりの二人だけを比較しているのかとそれを期待していたのだが、実際には1950年代あたりからの主だった料理研究家を網羅的に取り上げている。小林カツ代と栗原はるみだけでも一冊に足るお二方だと思うが、そうならなかったのは欲張りだけどそのぶん薄味になったようで残念。
    男性料理研究家の台頭として、ケンタローや栗原心平、コウケンテツなどにも触れているが、やはり彼らと女性の料理研究家には一線を引きたくなる。男性料理研究家って、そもそも「研究家」とするところがプロではないことの言い換えだと思われ、だからこそ家庭料理のプロといえるのだろうけど、や

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    2018年12月08日
  • 料理は女の義務ですか(新潮新書)

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    期待はずれ。星2、にしようか迷ったけど、ま、三でいいや。
    男が女とかではなく、そもそも人にとって社会に取って、食事とはどういう意味があってどれほどのインパクトかあったかを説く。いんじゃないか。
    ま、読みたいのはそういう話でもなかったし、文章が下手で読み辛かったのはあるけども、なるほどの視点は感じた。
    家庭における食事、料理、特に日本での展開なんかは面白かったな。エポックメイキングになる、どの本だとか、どの料理研究家のこのところってのは、新鮮な感じで良かった。
    が、俺が男だからか、なんかやっぱりクソ感感じた。
    最後、土井善晴の一汁一菜のススメの批判は、ゲロかったな。
    ご自身が先に提案していたのに

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    2018年02月04日
  • 料理は女の義務ですか(新潮新書)

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    新書ならではのタイトル詐欺? いや、でも結果オーライの料理の歴史。
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    料理は女の義務ですか。違うと思う。だがこのタイトルはもっと違うと思う。

    目次からいくつか抜き出してみる。

    スープの底力
    味噌汁の誕生
    世界の保存食
    趣味化した料理

    などなど。

    オチを言ってしまうと、日本で性別役割分業による効率化の時代は終わった、とされているから、タイトルに対する答えもノー、であろう。

    だが本書のほとんどは(まあ、歴史を知らずに未来を語れない、としても)、料理の歴史である。タイトルからすれば思わぬ誤算だが、僕自身はそっちのほうが好きであるから、これもまた思わぬ誤算なのだ。

    僕んちで

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    2022年06月01日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    過去の料理研究家たちの系譜が、女性の生き方の変化と共に説明されている。
    全体としてはとてもよくまとめられているのだが、所々、著者の勇み足というか、思い込みのようなものが見受けられる。

    例えば以下の様な箇所。

    1.ケンタロウのから揚げのコツについて(124ページ)
    ”「鶏肉は一件ものすごく扱いやすそうなやさしい素材に見えるけれど、実は肉の中で最もといっていいぐらい火の通りが悪いのだ。優しい外見に惑わされると、外はいい色、中は生、というイタイ目にあう」
    鶏肉をキャラクターに見立てて解説している。コンピューターゲーム世代がおとなになったこの時期、若い世代にふえた言い回しだ。”

    このケンタロウの

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    2017年09月27日
  • なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年

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    幕末辺りから日本でパン作りが始まり、実はそれなりの歴史をもった食べ物であると知る。そこから現在に至るまで日本のパン職人達が努力を重ねて改良してきた歴史を知るといつか日本の主食はパンになるんじゃないか、いや、それはないわ。
    ご飯かパンかと言えば圧倒的に前者な私でもこれ読むとフランスパン、そうハード系のパンが食べたくなる。バゲット、バタール、クーペ、カンパーニュ、ああ、皮の食感と香り、噛み締めるほど口の中に広がる淡い塩味、さらにそれぞれ個性のあるパンにマッチしたソースを付けて…ムハムハと…
    でもやっぱサンドウィッチだよな!
    いや寿司食いてえー!
    日本食万歳!!

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    2017年02月14日
  • なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年

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    某有名ホテル直営のフレンチレストランで、フランスから輸入した小麦で焼いたという説明を何度も聞き、日本のフランスパンも美味しいのにと思ったり、「俺の」が恵比寿に「俺のベーカリー&カフェ」ができたりしたので、ポチる。日本人は皮の柔らかいパンが好きだと。いつどこからそれが始まったのかの論など興味深い話題が多い。「パンと日本人の150年史」とあるように、日本にパンが上陸したころの話からホームベーカリーまでの歴史などもおもしろかった。

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    2016年11月09日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    斜め読みだが、料理の歴史がわかって良かった。小林カツ代の革命性に感動。ケンタロウが一番好き。回復して欲しい。

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    2016年06月15日
  • 昭和育ちのおいしい記憶

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    暮らしから食を語る一冊。自分自身と年齢が近いため、あるある!という面もあり、また生活史研究家という著者の特性が出ておもしろくもあったものの、エッセイとしては今ひとつスパイスが足りなかったかな。

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    2015年12月19日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    ある著名な料理研究家が生み出されるには、その時代々々の特別な背景(主婦が求める料理、需要)があることが分かった。主婦論としても面白かった。

    ●料理研究家を語ることは、時代を語ることである。彼女・彼たちが象徴している家庭の世界は,社会とは一見関係がないように思われるかもしれないが、家庭の現実も理想も時代の価値観とリンクしており、食卓にのぼるものは社会を反映する。それゆえ、本書は料理研究家の歴史であると同時に、暮らしの変化を描き出す現代史でもある。
    ●有元の幼少期は、町にも農村の面影が残り、自然に寄り添う暮らしが当たり前だった最後の時代だ。そして、両親の文化的、経済的豊かさを吸収したベースがある

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    2015年12月06日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    人気の料理家さんたちの、そこに至るまでの背景が面白い。背景を知ると、もっとその料理家さんが好きになった。料理自体にも、より興味がわいた。もっともっといろんなレシピを知りたいし、作りたくなった。

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    2015年10月04日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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     著名な日本の料理研究家を比較しながら、メニューや調理法と時代や社会の様相とを考察した本で、なかなかの力作である。
     主婦や料理研究家の誕生の説明から始まるが、それらはけっこう新しくて土井勝や江上トミからなので、本書はほとんど高度成長期以後の話しであり、昔話ではなく馴染みの人ばかりである。それも、読みやすくしている要素かもしれない。
     料理人あるいは時代によって作り方がどう変わってきたかをあるメニューで比較紹介しているが、さすがに料理に造詣があり、これらの違いが味や手間などで想像できる人でないとおもしろさは半減するだろう。作者のせいではないが残念である。
     日頃から料理する人、料理が好きな人に

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    2015年09月23日