阿古真理のレビュー一覧

  • 料理は女の義務ですか(新潮新書)

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    新書ならではのタイトル詐欺? いや、でも結果オーライの料理の歴史。
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    料理は女の義務ですか。違うと思う。だがこのタイトルはもっと違うと思う。

    目次からいくつか抜き出してみる。

    スープの底力
    味噌汁の誕生
    世界の保存食
    趣味化した料理

    などなど。

    オチを言ってしまうと、日本で性別役割分業による効率化の時代は終わった、とされているから、タイトルに対する答えもノー、であろう。

    だが本書のほとんどは(まあ、歴史を知らずに未来を語れない、としても)、料理の歴史である。タイトルからすれば思わぬ誤算だが、僕自身はそっちのほうが好きであるから、これもまた思わぬ誤算なのだ。

    僕んちで

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    2022年06月01日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    過去の料理研究家たちの系譜が、女性の生き方の変化と共に説明されている。
    全体としてはとてもよくまとめられているのだが、所々、著者の勇み足というか、思い込みのようなものが見受けられる。

    例えば以下の様な箇所。

    1.ケンタロウのから揚げのコツについて(124ページ)
    ”「鶏肉は一件ものすごく扱いやすそうなやさしい素材に見えるけれど、実は肉の中で最もといっていいぐらい火の通りが悪いのだ。優しい外見に惑わされると、外はいい色、中は生、というイタイ目にあう」
    鶏肉をキャラクターに見立てて解説している。コンピューターゲーム世代がおとなになったこの時期、若い世代にふえた言い回しだ。”

    このケンタロウの

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    2017年09月27日
  • なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年

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    幕末辺りから日本でパン作りが始まり、実はそれなりの歴史をもった食べ物であると知る。そこから現在に至るまで日本のパン職人達が努力を重ねて改良してきた歴史を知るといつか日本の主食はパンになるんじゃないか、いや、それはないわ。
    ご飯かパンかと言えば圧倒的に前者な私でもこれ読むとフランスパン、そうハード系のパンが食べたくなる。バゲット、バタール、クーペ、カンパーニュ、ああ、皮の食感と香り、噛み締めるほど口の中に広がる淡い塩味、さらにそれぞれ個性のあるパンにマッチしたソースを付けて…ムハムハと…
    でもやっぱサンドウィッチだよな!
    いや寿司食いてえー!
    日本食万歳!!

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    2017年02月14日
  • なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか パンと日本人の150年

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    某有名ホテル直営のフレンチレストランで、フランスから輸入した小麦で焼いたという説明を何度も聞き、日本のフランスパンも美味しいのにと思ったり、「俺の」が恵比寿に「俺のベーカリー&カフェ」ができたりしたので、ポチる。日本人は皮の柔らかいパンが好きだと。いつどこからそれが始まったのかの論など興味深い話題が多い。「パンと日本人の150年史」とあるように、日本にパンが上陸したころの話からホームベーカリーまでの歴史などもおもしろかった。

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    2016年11月09日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    斜め読みだが、料理の歴史がわかって良かった。小林カツ代の革命性に感動。ケンタロウが一番好き。回復して欲しい。

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    2016年06月15日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    ある著名な料理研究家が生み出されるには、その時代々々の特別な背景(主婦が求める料理、需要)があることが分かった。主婦論としても面白かった。

    ●料理研究家を語ることは、時代を語ることである。彼女・彼たちが象徴している家庭の世界は,社会とは一見関係がないように思われるかもしれないが、家庭の現実も理想も時代の価値観とリンクしており、食卓にのぼるものは社会を反映する。それゆえ、本書は料理研究家の歴史であると同時に、暮らしの変化を描き出す現代史でもある。
    ●有元の幼少期は、町にも農村の面影が残り、自然に寄り添う暮らしが当たり前だった最後の時代だ。そして、両親の文化的、経済的豊かさを吸収したベースがある

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    2015年12月06日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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    人気の料理家さんたちの、そこに至るまでの背景が面白い。背景を知ると、もっとその料理家さんが好きになった。料理自体にも、より興味がわいた。もっともっといろんなレシピを知りたいし、作りたくなった。

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    2015年10月04日
  • 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―

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     著名な日本の料理研究家を比較しながら、メニューや調理法と時代や社会の様相とを考察した本で、なかなかの力作である。
     主婦や料理研究家の誕生の説明から始まるが、それらはけっこう新しくて土井勝や江上トミからなので、本書はほとんど高度成長期以後の話しであり、昔話ではなく馴染みの人ばかりである。それも、読みやすくしている要素かもしれない。
     料理人あるいは時代によって作り方がどう変わってきたかをあるメニューで比較紹介しているが、さすがに料理に造詣があり、これらの違いが味や手間などで想像できる人でないとおもしろさは半減するだろう。作者のせいではないが残念である。
     日頃から料理する人、料理が好きな人に

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    2015年09月23日