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好き嫌いがキッパリ分かれるパクチーの爆発的なブームとともに、
いま日本には第二のアジア飯ブームが到来している。
ガパオ、パッタイ、カオマンガイ……。
いつから日本人はこれほどまでにスパイスとハーブの香りの虜になったのか。
『Hanako』『きょうの料理』『オレンジページ』『dancyu』など時代を鮮やかに映しだしてきた雑誌や、アジアを舞台にした映画、小説、日本に急増する移民が広めた食文化を丹念に紐解きながら、日本人をとりこにしたパクチーとアジア飯の喜びの謎に迫る。
のびゆくアジア、どこか懐かしいアジアを愛し、旅し、食べ歩いている
すべてのニッポンの女子に贈る。アジア飯の魅力の源泉をさぐる一冊。
Posted by ブクログ 2021年09月13日
作者ならではの真面目な料理(グルメ)本であり、
労を惜しまず文献を漁り取材を重ねて、パクチーを皮切りに日本に定着しつつあるアジア飯の来し方と行く末を辿る一冊。明治時代のカレーライスから現在の南インド料理と大阪スパイスカレーのブームに至る章が特におもしろかった。和洋中とひと括りにされていて今さら感のあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月20日
パクチーを切り口に、日本におけるアジア飯について紹介している一冊。日本でパクチーがブームになった経緯を紹介するだけでなく、タイ飯、中華料理などが日本に広まった過程を、移民、日本人の食文化の変化などを含めて紹介している。
タイトルに惹かれて購入も、文化史的な内容にいい意味で裏切られる。個人的にはベトナ...続きを読む
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