九井諒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
RPGで魔王を倒したことがある人は読むべき漫画だ、たぶん。
ゲームしないからわからんけど。
RPGというわかりやすい勧善懲悪ものも(知らないだけでそうでないのもあるかも)、久井ワールドでは「ラスボス1人倒しただけで世の中平和になったら苦労しないわ」ということになる。
ゲームにはゴールが必要だけれども、現実の世の中に「ここにさえたどり着けばすべてが解決」というゴールはない。
でも、じゃあ現実がゲームみたいだったらよかったのか?
答えが一つの世界ならよかったのか?
争いの元は絶やせばいい、猿人(ホモサピエンス)と馬人(ケンタウロス)のどちらかしかいない世界にすればいいのか?
というと、
「そ -
Posted by ブクログ
大変面白かったです。竜、人魚、狼男、川の神様等、現実にはいないものたちが、もしいたら? という、まあよくある日常ファンタジー系と言えばそうなのですが、その切り口が妙にリアルで良い。それから、本当の生き物になってしまう絵や、超能力者一家の話なんかも、リアルとは違うんだけど…、良い。どれもわくわくして、読後感が爽やかで、「なんだか良いなあ」という話ばかり。特に私は『狼は嘘をつかない』が好きです。こんな病気があったら、確かにこういう育児漫画が出そうだし、医者の話し方、支援団体なんかも、わかる! あるある! いや、現実にはないんだけど。あと、「俺のほうが絶対その犬より強い賢い」っての、すごくわかる!
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Posted by ブクログ
とても面白かったです。オチの付け方がなんとも、毒がなく肩透かし感があって爽快。いきなり非日常のぶっ飛んだ世界観が飛び出して来るのに、なぜかすごく日常の世界からの地続き感があるのも、なんとも言えず魅力的だと思います。さまざまな絵柄が当たり前のように使い分けられているのも良い。うーん、『生き残るため』『ユイカ!ユイユイカ!』『神のみぞ知る』とか…『かわいそうな動物園』『竜の逆鱗』『ショートショートの主人公』も好き。『未来人』もすごく良いよね。いや、もう正直どれも好き。あと、UORIRの頃からのファンなので、トーワ旅行編はすごく嬉しかったです。
ずっと前から、「こんなすごい才能を持っている人がいるも