あらすじ
前代未聞の漫画ここにあり!2年の沈黙を破って、九井諒子ワールドの幕がふたたび開く。竜と人、人魚と野球少年、神様と小学生――それぞれの絆を題材とした過去の6作品に加え、全38ページの新作描き下ろし作品を収録。笑いあり、涙あり、きっとあなたが忘れていた、親と子の絆を思い出す7つ物語。収録作品:『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』
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10年以上前の作品だからか画質がちょっと悪い気がする
読了後にちょっと引きずる話というか考えさせられる話が多い
いい話なんだけど、すっきりハッピーエンド!な話ではないみたいな
人魚の話が好きでした
続いても良さそう
基本一話完結の短編集だけど、続きは?と思うような、ちょっと余韻を残すものもあり。
竜の話も良いのだが、読み直すと、絵師の話がとても心に残った。
いつ買ったか忘れたけど
いつ、なぜ買ったのかも覚えてないのですが、センスが良く面白かった。不思議な気持ちになる短編集でした。他の作品も読んでみたくなりました。
面白い
友達にダンジョン飯を勧められて、こちらもセールだったので買ってみたけど良かった〜設定も時代も色々、丁寧に1話1話作られてて、1冊読み終えた満足感がすごい。他の短編集も読んでみよ〜と思いました。
全方位対応型漫画家
特にすごいなと思うのは、世界観の幅広さ。
古今東西、どれもしっかりと構築された世界で、
ファンタジーなんだけど、時代劇、日常劇、コメディと
お話もそれぞれバラエティーに富んでいる。
ダンジョン飯が飽きさせずに長く続くのも納得の実力派です。
絵も独特の柔らかさで個が確立されていると感じます、
ちょっと泣ける
いい話揃いで、これは泣けるアンソロジー、、、。特に親子の愛的な話が多いので、子持ちは泣ける!でもギャグや普通のファンタジー話もあります。
想像の裏をかく意外性!
短編集です。
時代背景様々、色々な趣きの作品集ですが、どれも意表をかくお話しばかりです。
想像の斜め上を行く作品の数々に、非凡な才能をお持ちの作者さんなのだろうと思います。
作者さんの頭の中を覗いてみたい。
Posted by ブクログ
ダンジョン飯も大好きですが、九井さんの短編集たちもどれもすごく面白いです♪ファンタジー好き、RPG好きにはニヤリとする設定が多々あって楽しいですよー。
Posted by ブクログ
九井諒子の短編集の中ではこれが一番好きかな!
テラリウムも好きだけど!
竜はもちろん、神様や人魚や狼人間、超能力者などおとぎ話のキャラがたくさん出てくる7つの物語。
「竜の小塔」「わたしのかみさま」「金なし白祿」が好きです。「竜の小塔」めっちゃいい話。
Posted by ブクログ
絵も巧いし、話も面白い。
久々の漫画マイブーム。
個人的には贋作絵の侍に助けてもらう絵師の話が好き。侍が雨にうたれて滲んでいくところが泣ける。
Posted by ブクログ
以前、本のソムリエ(Podcast、大垣書店 提供)で紹介されてた本。気に入りの喫茶店に置いてあったのでつい読んでしまいました。かわいかったり切なかったり、不思議な作品集でした。
Posted by ブクログ
「竜の学校は山の上」「ダンジョン飯」「竜のかわいい七つの子」「引き出しからテラニウム」まとめて九井さん一気読み!
わっわ~すげ…舌を巻きました。
Posted by ブクログ
短編集、でしょうか。
沼の主の話と、狼男の話が好きです。
そもそも、この主の話の紹介をどこかで読んで興味を持ったのが、九井諒子さんに興味を持ったスタートだったと思います。素敵な世界観のある漫画です。
Posted by ブクログ
こういう漫画があるから表紙買いはやめられない。シリアスファンタジーコメディ全部まるっと楽しめました「金なし白祿」と「犬谷家の人々」が特にすきです。
1つの理想的な短編集
すこし不思議があり、オチがある。流れるように展開する世界観とネタ。そしてストーリーとオチ。
短編集の1つの理想のような作品だと思ってる。
読んだ人がここではないどこか別の世界に思いをはせる漫画だと思ってる
Posted by ブクログ
漫画短編集
読みながらずっと「あぁ、この作者絶対手塚治虫好きなんだろうな」とニコニコしました
そして、小説読みは好きになれるだろうし、この漫画が好きな人はきっと合う小説に出会えるだろうな
今あまりこういう趣向で書ける人いないと思うのでおっかけたい作者だと一目惚れしました
ワンアイデアだけで世界を描く天才だとも
Posted by ブクログ
☆3.5 うまくね? 異種交流譚
セリフにも描写にも違和はなくて、訥々とした語り口みたいな描きかたが(小説でいへば文間の)人間関係を想像させる。
僕はそれに惹かれた。
たとへば、言葉のない人魚と人間との「言葉のない会話」。それは愉悦でもあり、哀愁でもあるのだ。
なほ、最後の2篇は凡庸なかんじで、特にいちばん最後のは石黒正数のを思ひ出して、マンガ家って似た発想するのね。ともなるのだった。
Posted by ブクログ
ファンタジーや創作でお馴染みの設定に作家性を加えて面白くすることにかけて久井先生は突出していると思う。
お気に入りは狼症の2篇で、前編で架空エッセイとして面白さ、後編ではエッセイでは書かれないであろう当事者の葛藤の奥深さがあり組み合わせて面白い作品。
ハッピーエンドなのにご都合主義とは思えなくてちゃんと感動できるすごさ。
Posted by ブクログ
ファンタジー風味だったり、少し不思議な風習なりなんなりが残る日本だったり、独自の設定の中にきちんとヒューマンドラマを練りこんだストーリー展開がなされているので一つ一つがとても読み応えがあって良かった
「犬谷家の人々」の、この設定何に生かすんだろう…というところから上手く一回りするまでの世界観というか着想というか、上手い
Posted by ブクログ
九井諒子さんの短編集。
『ダンジョン飯』が大きく話題になりましたが、
九井さんは短編の見事さも大きな魅力です。
敵対する2つの国の人々を描くやや重めのお話から、
日常にするっと紛れ込んだり同居していたりする
ファンタジック要素が微笑ましくかわいい作品たちまで、
時に微笑み、時にしんみりし、時に涙する
全7作が収録されています。どの作品も面白いですが、
個人的には、可笑しい中に人情が染みる「金なし百禄」、
どんどんこじれていく状況が面白い「犬谷家の人々」が
特にお気に入りです(^^)。
Posted by ブクログ
・竜の小塔
海国と山国の境にある小塔に竜が巣を作ってしまったが為に停戦している両国。竜の子の巣立ちと同時に戦だと意気込むが、子竜の巣立ちを応援し喜ぶ姿はどちらも変わりない事を認識し、きっと戦争にはならなかったと思われる話。サナン、イケメン。
・人魚禁漁区
めっちゃ端折ると、学校に行きたい人魚と、連れてってあげる準と、友人浜くんの話。
リヤカー?で連れて行ってあげるシーンにほんわかする。
・わたしのかみさま(一番スキ!)
中学受験を控えて、将来に不安を抱く雪枝ちゃんと、野山の神(小脇に抱えられるぬいぐるみサイズの魚型)のお話。魚型だが立てる、自立する。
まず雪枝ちゃんの夢がカワイイ。野山の神の御姿も非常に愛い。
「もし全部だめだったとしても私はちゃんと私になれる?」が、ベストオブ響いたフレーズ。
結局受験はダメだったけど、野山の神は水槽の神として暮らしていけて、ママも「学費安くあがって助かったわよー」で、ちゃんちゃん。
・狼は嘘をつかない
狼男症候群のけー太とママの話。
倉島ちゃん天使。イイコ。
・金なし白祿(二番目にスキ)
描かれた生き物は紙から飛び出してきてしまうので、片方の瞳だけは入れない都一の画家、高川白祿が一文無しになってしまったため、誰が描いたかわからない贋作の絵(武士と馬)に瞳を入れて、過去の作品の生き物たちに魂を吹き込み、お金にしようとする話。
ハッピーエンド(多分)。ホロリする。
Posted by ブクログ
ファンタジーや昔話、現代劇風と
様々な設定でフシギなお話しが読める短編集。
どれも起承転結がしっかりしていて、怖かったり癒されたりと。
金なしビャクロクの話しなんか、脳内に日本昔話のBGMが流れるレベルのいい雰囲気でした(笑)
Posted by ブクログ
大変面白かったです。竜、人魚、狼男、川の神様等、現実にはいないものたちが、もしいたら? という、まあよくある日常ファンタジー系と言えばそうなのですが、その切り口が妙にリアルで良い。それから、本当の生き物になってしまう絵や、超能力者一家の話なんかも、リアルとは違うんだけど…、良い。どれもわくわくして、読後感が爽やかで、「なんだか良いなあ」という話ばかり。特に私は『狼は嘘をつかない』が好きです。こんな病気があったら、確かにこういう育児漫画が出そうだし、医者の話し方、支援団体なんかも、わかる! あるある! いや、現実にはないんだけど。あと、「俺のほうが絶対その犬より強い賢い」っての、すごくわかる! 確かに犬ってそういうこと思ってそう!! わかるわー。なんだろう、この面白さ。「とにかく面白いから読んでみて!」とつい人に勧めたくなっちゃうような…。すごく好きです。他の作品も読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
だいたい全部良かったんだけど、一番は犬谷家の人々。
某推理小説を彷彿とさせるパロ展開と真剣に推理する大学生探偵(笑)が笑いを誘う。自分の娘を信じる両親の叫びに感動した。
使えない能力はオチに効いてくるんだろうなと想像したけど、平和に終わって、こういう微ミステリ要素好きです。
Posted by ブクログ
『ひきだしにテラリウム』を読んでからこちらを。ショートショートより少し長めで、よりまとまりがあり読みやすく、何より世界観が好きです。九井さんのファンになりました。なかでも 金なし白祿 が特に。
Posted by ブクログ
≪普通≫でないシチュエーションが≪日常≫である風景を描くのがとてもお上手であるように思う。
人魚の話が少し怖かったかな。
あちらの善意が必ずこちらに通じるとは限らない。
Posted by ブクログ
商業デビュー前にサイトで読んだことがあり気になる人だったけれど、やっと単行本を買った!読んでて、ああ、この方は漫画が好きなんだなあ〜って思う。
時間を置いて繰り返し読んでも飽きない本になるだろな。
Posted by ブクログ
"「あの竜さえこなければ もっと簡単に国同士を行き来しあえたのに
……あっ
そうか
竜がこなければ私たちは今頃戦い合っていたのね」"[p.34_竜の小塔]
「竜の小塔」
「人魚禁猟区」
「わたしのかみさま」
「狼は嘘をつかない」
「金なし白祿」
「子がかわいいと竜は鳴く」
「犬谷家の人々」
Posted by ブクログ
九井諒子の短編集。
空想上の生物が出てくる物語七編が楽しめる。
『竜の小塔』、『金なし白緑』、『犬谷家の人々』がなかなか良かった。
特に『犬谷家』のノリは、『ダンジョン飯』と共通するものがある。