【感想・ネタバレ】九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子のレビュー

あらすじ

前代未聞の漫画ここにあり!2年の沈黙を破って、九井諒子ワールドの幕がふたたび開く。竜と人、人魚と野球少年、神様と小学生――それぞれの絆を題材とした過去の6作品に加え、全38ページの新作描き下ろし作品を収録。笑いあり、涙あり、きっとあなたが忘れていた、親と子の絆を思い出す7つ物語。収録作品:『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・竜の小塔
海国と山国の境にある小塔に竜が巣を作ってしまったが為に停戦している両国。竜の子の巣立ちと同時に戦だと意気込むが、子竜の巣立ちを応援し喜ぶ姿はどちらも変わりない事を認識し、きっと戦争にはならなかったと思われる話。サナン、イケメン。

・人魚禁漁区
めっちゃ端折ると、学校に行きたい人魚と、連れてってあげる準と、友人浜くんの話。
リヤカー?で連れて行ってあげるシーンにほんわかする。

・わたしのかみさま(一番スキ!)
中学受験を控えて、将来に不安を抱く雪枝ちゃんと、野山の神(小脇に抱えられるぬいぐるみサイズの魚型)のお話。魚型だが立てる、自立する。
まず雪枝ちゃんの夢がカワイイ。野山の神の御姿も非常に愛い。
「もし全部だめだったとしても私はちゃんと私になれる?」が、ベストオブ響いたフレーズ。
結局受験はダメだったけど、野山の神は水槽の神として暮らしていけて、ママも「学費安くあがって助かったわよー」で、ちゃんちゃん。

・狼は嘘をつかない
狼男症候群のけー太とママの話。
倉島ちゃん天使。イイコ。

・金なし白祿(二番目にスキ)
描かれた生き物は紙から飛び出してきてしまうので、片方の瞳だけは入れない都一の画家、高川白祿が一文無しになってしまったため、誰が描いたかわからない贋作の絵(武士と馬)に瞳を入れて、過去の作品の生き物たちに魂を吹き込み、お金にしようとする話。
ハッピーエンド(多分)。ホロリする。

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2017年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竜の小塔
人魚禁猟区
わたしのかみさま
狼は嘘をつかない
金なし白禄
子がかわいいと竜は鳴く
犬谷家の人々

多才な作風。

0
2014年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

九井諒子の短編集。
空想上の生物が出てくる物語七編が楽しめる。
『竜の小塔』、『金なし白緑』、『犬谷家の人々』がなかなか良かった。
特に『犬谷家』のノリは、『ダンジョン飯』と共通するものがある。

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2015年01月29日

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