【感想・ネタバレ】竜の学校は山の上のレビュー

あらすじ

勇者は孤独な里帰り、女子中学生の天使は進学に悩み、ケンタウロスは馬車馬のように働く、今日も大学の上空には竜が飛ぶ……あたりまえのように、そこにある非日常。現実(リアル)と幻想(ファンタジー)が入り混じる「九井ワールド」へご案内!ウェブや同人誌即売会で発表された7編に加筆修正を加え、描き下ろし2編もあわせて収録。ウェブや同人誌即売会で作品を発表し、広い世代から注目を集める新星、初の作品集!【収録作品】『帰郷』『魔王』『魔王城問題』『支配』『代紺山の嫁探し』『現代神話』『進学天使』『竜の学校は山の上』『くず』

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ネタバレ

竜の学校は山の上 九井諒子作品集 2011

2011年4月11日初版発行

初出
WEBサイト
「西には竜がいた」
同人誌
ロールプレイング・ゲーム2010/02/14
進学天使2010/5/4
代紺山の嫁探し2010/11/14
描き下ろし

目次
帰郷
魔王
魔王城問題
支配
代紺山の嫁探し
現代神話
進学天使
竜の学校は山の上
くず
あとがき

内容紹介
勇者は孤独な里帰り、女子中学生の天使は進学に悩み、
ケンタウロスは馬車馬のように働く、今日も大学の上空には竜が飛ぶ……
あたりまえのように、そこにある非日常。
現実(リアル)と幻想(ファンタジー)が入り混じる「九井ワールド」へご案内!
ウェブや同人誌即売会で発表された7編に加筆修正を加え、描き下ろし2編もあわせて収録。
ウェブや同人誌即売会で作品を発表し、広い世代から注目を集める新星、初の作品集!
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九井諒子氏による短編集だ。
九井諒子氏もダンジョン飯(2014年 - 2023年)で一躍世間一般でも広く名が知られたと思う。
意外なことにダンジョン飯が初めての長期連載作品で他は短編集しか作品が無い。
個人的に昔、九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子(2012)を読んだ事があった。
この竜の学校は山の上はその作品よりも前ということになる。
と言っても荒削り感も無くて既に完成度は高い。
2011年から既に九井諒子は九井諒子だったのだ。
短編でも面白い作品を作れる人が長期連載でも面白いものを作れるという事ではないのか。
細かい点でダンジョン飯でも活かされているものがある感じだ。

九井諒子氏は今は充電中なのだろうか。
また良い作品を世に発信して貰える事を期待している。

話が少し脱線すると、
九井諒子の短編集は3つ出版されている。
いずれも電子書籍化されている。
ダンジョン飯と竜のかわいい7つの子(2012)はハルタの出版なので頻繁に50%ポイント還元セールなどがあるのだけれど、この竜の学校は山の上(2011)、ひきだしにテラリウム(2013)は出版元が大手で無い事も影響しているのかずっと定価でしか売っていないのがやや不満である。
今回この2つは奥さんから電子書籍では無く、紙コミックを借りる事で読む事になった。
ただ紙の本の方が人間との相性が良いというか距離感が近い感じがする。
感覚論ではあるが。


それぞれの感想

帰郷
魔王を倒した勇者が村に帰ってきた話。しかしこの短編集、初っ端から単純に魔王を倒した、平和になった等という単純な話は無い。この話に出てくる勇者も2年後人間同士の戦いの流れ矢に当たって死んでしまう。なんと切ない話なのか。主人公は魔物に襲われ助けられた時に勇者の手を取ってありがとうと言えなかった事を悔いている。感謝は迷わず伝えた方が良い。ただその事を悔いている中でも主人公の娘たちが走り回っているコマなのが救いがあるというか・・・

魔王
美女と野獣から発想を得たのだろう。ただこちらは悲しいエンディングだ。結局、王は魔物の姿から元に戻れていないまま死んでしまうし・・・

魔王城問題
ドラクエなどで魔王を倒すというファンタジーものはよくある展開である。しかし、その魔王城の跡地はどうする?という、よく考えると重要な問題を取り扱った話。似たようなテーマで映画「大怪獣にあとしまつ」(2022)というものもあった。ちなみにこの映画はクソつまらない。しかしこの魔王城問題。実に見事な展開で清涼感のある良い終わり方を迎える。真のハッピーエンドとはこういうものではないのか。魔物との闘い以上に人間同士の争いが終わらないというのも重い話であった。勇者の仲間2人の内1名が魔王討伐後の人間同士の陣取り合戦で主君を守って死んだという。人間の本当の敵はいつだって人間なのかもしれない。しかし姫を救うべく地下の聖水を与えた事で好転していく。
つくづく思うのは当初の勇者のように虚無に陥ってはいけないのだ。何としても希望を見つけ出さないといけない。姫は当初から希望を捨てていなかった・・・
そして何十年後かの旧魔王城から元勇者と老いた姫が(恐らく結婚したのだろう)発展した街を見渡す場面は良い。

支配
SFとファンタジーが合体したような作品。宇宙人が星の生命の進化の為に生き物製造機と呼ばれる機械を星に設置する。(ドラえもんかよ???)そして星に住まう人々の暮らし、文明は発展していくが。。。生き物製造機はいつしか魔王と呼ばれるようになり、それは倒されるのだった。生き物製造機が壊された事を一方の宇宙人が嘆くけれども、もう1人は彼らにとってもう必要無くなったのだからこれで良いのだと肯定的見解を示す所で終わる。

代紺山の嫁探し
村の守り神だった竜が人間に化けて迷子(おみつ)を村に帰してやったが、いつの間にか自分自身が神であった事すら忘れていた。その権平を生贄として村に来る女神を探す話・・火の女神、水の女神・・・それぞれデザインがイカしている。豊穣の神の娘(花の神)を村に来てもらう事にするが・・・そこでのすったもんだでようやく竜、神であった事を思い出す権平。おみつを連れて行ってしまう(これはどこへ?恐らく神の住む世界?)娘であるおみつがいなくなって途方に暮れる村長もある種の自己責任でもあるが、なんとも哀れだ。

現代神話
現代日本社会に、馬人という種族と猿人(要するに普通の人)が混ざって生活している様子が描かれている。馬人の方が体力が多く、仕事をばりばりこなすという意味で優位にある社会だ。その馬人の働く時間の法規制がニュースで流れる、デモが起きる等が描かれる。この現代神話ではみちおさんと馬人の妻の話(四コマ漫画もある)と会社で働く先輩(猿人)と後輩(馬人)の話が並行して進んでいく。寿命は馬人が短いなど全てにおいて優位なわけでもないようだ。この辺の世界観というか発想はダンジョン飯でも活かされているなと感じる。

進学天使
高校3年生の話。翼を持つ女子高生(進路に悩む)とその周囲の話。リアルに翼を持って飛ぶとは何かを突き詰めていった先にあるものという感じ。確かに日本(特に都市部)では飛ぶには不適切だ。電柱とか多いし。実際に現在もドローンの規制があるのも落下とかのリスクもあるからな・・・地元を離れたくない心理、新しい土地で色々試したい気持ち。周りの期待・・色々微妙な所を上手く描いているな。好意を持っていた男子生徒、翼を持った女子生徒は最終的にどのような進路を選択したのだろうか?絶対的な回答が無い故に難しいテーマでもある。

竜の学校は山の上
この単行本の題名としても採用されている話になる。架空の大学で竜の存在する日本社会の現実を描いている。冒頭は大学入学、サークルや部活の勧誘のチラシ配りに出会う所から描かれている。私も自分の大学入学時を思わず思い出してしまう。宇ノ宮大学という架空の大学は山の上に設置されていて、余計にリアル。自分もかつて大学受験先の一つに和歌山大学があったが、あの大学も山の上にあってなかなか立地的に通学が厳しいと当時思えた(2000年代前半は南海和歌山大学前駅が無かった)話を戻す。竜研究会に入った主人公とその研究会の部長香野橋(カノハシ)、宮島、菅野、他登場人物・・・短編ながら魅力的な登場人物達だ。九井諒子作品の短編ものは読んでいて長編としても成立しそうな感じのものばかりというのも魅力の一つだな。
最後の香野橋部長の台詞が良い。身にしみる。この香野橋。かなり中性的に描かれている。恐らく男性のはずだが・・ぱっと見女性のような。いや、やはり女性か?

くず
パレートの法則、働き蟻の内、集団にすると何割かは勤勉に働き出す・・。それでも怠け続けた主人公は栄えある?クズofクズに認定されるが・・・・バイト代をちゃんと就職活動をするべくスーツを買おうと誓った所で終わるのが救いである。人間はやはり頭が良いだけとかだけではなく勤勉性パーソナリティが無ければダメなのだ。

あとがき
お金を食う謎の男(夫?)との会話。1万円札なら他に良いもの買って食べた方が良いというのはそれはそうだ。なんかダンジョン飯でも似たようなお金(モンスター)を食べる話があったな・・・



印象に残った点


おめでとう!
君は栄えあるくずの中のくず

世の中にはな
ふたつのものしかないっ
役に立つものとこれから役に立つかもしれないもの だっ

なくしてしまったものをあれは役に立たなかったてことは言えるけど
それは所詮、狐の葡萄。
だから簡単に捨てちゃいけないんだ
でも役に立たないと諦めたらそれでは捨ててしまうのと何も変わらないだろ
私は自分のやってることに自信を持ってるつもりだよ

あの人がやりたかったのは竜の排除では無く
そこからの竜学の発展だったが、それは伝わらなかったわけだ
以来1人で持論と戦う羽目になったあの人が
それを覆す瞬間を俺は見たいんだよ

自分の人生なんだから自分の好きにしないと後悔するぞ・・

他人の苦労なんて見えないもんだからな

なんか 理解のつもりが
足引っ張ってただけだって気付いたから

そんなもの
何にも違わないわよ なーんにも

どうしてやれば良かったのだ?
わしはお前が町へ嫁に出て
里をばかにされるような事があれば不憫だと思い・・
百、千の春が来ようとお前がおらんでは意味がないではないか
おみつ・・・

違うぞおみつ
皆から忘れ去られ山を去ろうかと迷っとった時にお前と会った
自分の事は忘れてもお前のいるこの山を守りたいと思ったからこうして戻れた

それでいい
生きることに悩み苦しんで初めて生まれるのが文明だ

ああ・・
なんと馬鹿な連中だ
製造機を破壊してしまうなんて
もうあの賢い生き物達が生まれる事は決して無い
見て下さいあの間抜け面を
我々の気もつゆ知らず
これでまた元の荒廃した大地に戻ったとしても自業自得だとしか言えませんね
こう言っちゃ何ですがいい気味です

・・必要無くなったのかも知れぬ
何ですか?
確かにこの星は今やっと魔王の支配から脱したのだろう
そしてそれは恐らく、とても喜ばしい事なのだ

あの時、私を見捨てていれば
あの泉が白日の元に晒され枯れてしまうことも無かったのでしょうね
後悔していらっしゃる?
どうかな・・・わからない
しかし少なくともそうなるとこんな光景を見ることはなかったろうな

1人は魔王との戦いで死に
もう1人はその後のろくでもない陣取り合戦で主君を守って死んだ!
俺は 俺は一体何の為に魔王を倒したんだ
人間同士で殺し合わせる為にか?
仲間を失うためか・・・

だが他人の希望を奪う道理は無かったな

魔王軍との戦いで傷ついた人々は沢山いる
魔王を倒してもすぐに平和が訪れるわけじゃないわ

勇者さま
あなたが私達に下さったのは希望です

魔王がいなくなったからもう必要ないだなんて
そんな言葉勇者様の口から言わせたくなかった
認めてはいけないと思った

近いうち隣国との戦が始まるだろう
今までは魔王がいた
人間同士で争ってる暇は無かったんだ

それからほどなくして隣国との戦が始まった
勇者は周囲の期待通り王女と結婚し
2年後に戦場で流れ矢に当たって死んだという
今でもあの勇者の表情を何となく思い出しては
何故あの時、彼の手を取り「ありがとう、助かった」と言う事が出来なかったのか
今でも後悔している

2026/01/25(日)記述

0
2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

こういった拾いものがあるので、マンガの乱読も無駄ではないです。
収録作品は以下の通り。
『帰郷』
『魔王』
『魔王城問題』
『支配』
『代紺山の嫁探し』
『現代神話』
『進学天使』
『竜の学校は山の上』
『くず』
最初の4つはRPGの後日談的な物語。魔王を倒したんだけど・・・の設定で、その後に起こる様々な問題を描いています。「現代神話」は、ケンタウロスと人間が現代生活を一緒に送ったらという設定で、働き過ぎの日本の社会をちくりと皮肉っています。「進学天使」は、羽を持った女子高生が、飛ぶことに制約のないアメリカへ留学するかどうか悩む話。今も昔もファンタジーの世界でも同じなんだなあ~。表題作の「竜の学校は山の上」は、”竜学科”のある大学で主人公が竜の有効利用を模索するお話。この話も効率至上主義について考えさせられます。
絵柄も好きですし、何より物語りが良く練られている上、登場人物の気持ちの綾まで表現していてとても深い。
次作を心待ちにする作家さんが一人増えました。

竹蔵

0
2025年07月24日

tk

購入済み

短編集なのですが、余韻を感じる作品が多くてとてもいいです
多くを語りすぎていないのも好き
タイトルにもなっている「竜の学校は山の上」が好きです

0
2025年07月02日

Posted by ブクログ

九井諒子作品集「竜の学校は山の上」。

うーん。人の善意や未来への希望が作者の根底にあるのだろうけど、それだけで物事は収まりはしないよね、という現実の虚しさ厳しさを見せてくれる作品集だと思いました。どちらも、大上段に振りかぶってどうだ、というのではないし、こういうのもあるよね、というさりげなさでもない。押し付けがましくもなく、気づく人だけ気づけば?のニヒルさもない。ちょうど良い塩梅なところが、うまいと思います。

『代紺山の恩返し』『現代神話』のラストが、誰かへの好意という善意が生み出した先にある結果の虚しさを描いていて、どちらも報われなくてこう悲しさと悔しさと哀れみが混じって虚しくなる。

皮肉や冷笑を喜劇のオブラートに包むのが巧みなのかな。奇妙奇天烈というわけではないんだけど、王道でもなく、風刺も含みながら、誹謗批判ではない。
中庸になるのかなぁ。いろんな要素が作品のテーマとしてあるんだろうけど、世の中の全てに、それぞれの要素でうまく中庸なんだと思います。

0
2024年08月19日

Posted by ブクログ

美女と野獣のカバーあって嬉しかった。自分と違う誰かが当たり前に存在する世の中。天使の話が特に好きだった。

0
2024年07月26日

購入済み

現代と融合したファンタジー

現代社会とファンタジーが上手く融合していて、
本筋と息抜きの案配もよい。風刺と見ることができるが、
いかにも社会への批判といった風でなく、ユーモアや希望が
あるところが素晴らしい。

0
2024年01月19日

Posted by ブクログ

すごい才能だ(絶句)
一話一話確実にページの向こうに異世界が存在している。全話何回も読み返すぐるぐる案件なんだが、特に「代紺山の嫁探し」が好き。
民俗学っぽい。蛇信仰っぽい。日本昔話っぽい。
現代ものも、すごく普通の日常に少し不思議なことが嘘っぽくなくはまってるのがとてもすごい。
隣の世界のぞいてるみたい。

0
2022年11月13日

購入済み

すこしふしぎ

気軽に読める短編集。どれもオチがいい。九井先生には『ダンジョン飯』で出会いましたが、この短編集を読んで、こういうことを日頃から考えている人だからダンジョン飯が描けるんだな……とわかりました。

0
2021年12月19日

Posted by ブクログ

RPGに浸かっていた身分にはとても心地よい作品。魔物と、感情移入しやすい行動に従うキャラクター達が物語に引き込んでくれる。いつまでも浸っていたい世界。

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2018年12月17日

購入済み

これ程の豊かな才能を知らず

マンガスキーを自称して幾年月、これ程豊かな才能に気付かなかったのが恥ずかしい

0
2015年10月07日

Posted by ブクログ

これほど雰囲気のしっくり来る作品は久しぶりだった。
素朴と幻想と、日常と非日常とがいっしょくたになった短篇集。丁寧。

中には納得の行かない結末が付けられているものもあったが、そのくらいでちょうど良い。

0
2015年04月19日

Posted by ブクログ

一話一話世界観を作り出す素晴らしい漫画家さんです…。いいなぁ。
その世界観が生半可なものじゃなくて、こんな問題があるとか、悩みとか、歴史とかそういうものがきちんと細部まで生み出されていて本当にすごい。
竜がでてくるからなのか日本昔ばなしのような教訓を得られる物語が多い。絵本にしたらまさに大人のための深い絵本になるんだろうな。是非やってほしい…。

0
2014年11月09日

Posted by ブクログ

これは面白い。魔王討伐後の世界とか。ドラゴンが普通の現代とか。とか。とか。ファンタジーなのに地に足着いてる感じでするすると溶け込むように読めてしまう。沁みる。ケンタウロス族と人間が共存する世界のお話かわいかったな。

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2014年09月02日

Posted by ブクログ

9つの短編作品。
味のある絵と、ひねりのある、かつ美しい物語が素敵。
前半のRPGゲームのようなファンタジックな世界観が特にすきです。魔法がいて、お姫様や剣士がいて、どこか後にひく物語が良い。

0
2014年03月21日

Posted by ブクログ

短編作品がたくさん。作品によって絵のタッチも違い、本当に同じ人が描いてるの?!と思うほど。次の作品も楽しみです。

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2014年01月25日

Posted by ブクログ

短篇集。すべてが明るく快活なおはなしというわけではないのに、読んだあとは穏やかな気分になれる。生活感のあるファンタジー、かな。

0
2013年10月27日

Posted by ブクログ

せつないの、つらいの、かんがえるの、かわいいの、むつかしいの。おとぎ話のみえない痛いところを浮かび上がらせるけど、いいお話です。

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2013年09月24日

Posted by ブクログ

漫画短編集
本当に、本当に良かった

特に「進学天使」
思春期のすれ違いを種族の違いという要素を加味して描く
切ない、切なすぎる

男性の方は、幼馴染の同級生に天使がいる
(なお文字通りの天使であり、翼が生えている。天使という存在は希少ではあるが世間に認知され当たり前に受け入れられている)

女性の方は、あなたは翼の生えた天使である
好きな人間の男子学生がいる

これで物語を創造して欲しい
この結末を思いつく人はいる、いると思う
ただ

この絵の終わり方 引き方
思いつきました?

ダンジョン飯で大ブレイクした作者ですが
あれは連載なんで本領じゃないですよ
完全手塚治虫の系譜だと僕は思っています

0
2025年07月22日

Posted by ブクログ

世の中にはな ー ふたつのものしかないっ

役に立つものと
これから役に立つかもしれないもの

だっ

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2025年06月30日

購入済み

ダンジョン飯の九井涼子の短編ストーリー集
幻想的なストーリーが載った短編集
竜の学校は山の上は特に面白いです

#癒やされる

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

ど真ん中ファンタジー世界の余白を切り取るのがうまい
このアプローチでダンジョン飯が生まれたんだなというのがよくわかる

途中からダンジョン飯のプロトタイプ作品を勝手に期待してたので入ってなくて勝手に落胆

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2024年01月07日

Posted by ブクログ

どの作品集よりも一作品一作品がシリアスで、クスリ笑いすら出ないものすらある。より切なめなショートショートが読みたい時に。
表紙絵にもされてる「現代神話」が1番インパクトあった

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2020年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 九井さんのデビュー作。それ自体ほんわかする。しつつ、こうなったら楽しそうねーとは思うものの、どの話も刺さる。
 『現代神話』と「竜の学校は山の上』が好きだな〜特に。

・現代神話
 馬人(ケンタウロス):タナベくんと奥さんのポジティブさと言うか、明るくてほわ〜っとしてて前向きな雰囲気が良い。関連づけて考え出したらキリがないけど、兎に角奥さんカワイイ。大きいパンツもかわいい。文句言わずに精進料理で痩せていく旦那さんもカワイイ。ほんわかする。タナベくんがベンチに腰掛けた図もかわいい。そして少しホロっとする。

・竜の学校は山の上
 ヒリュウのよし子(4)がめちゃくちゃ愛い。もはや尊い。P.237〜の一連の流れがとてもスキ。
 「竜なんか役に立たないから大切にする意味はないと言われても〜」てアズマくんの問いに対する香野橋部長のセリフ…あと「世の中にはなーふたつのものしかないっ〜」に痺れた。
 キツネのブドウ。

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2019年11月13日

Posted by ブクログ

この作者はほんとに竜が好きですね。
他の作品集に比べて描き込みが少なくてさみしいところが多いですが、
十分楽しめる一冊かと思います。
私は嫁さがしの話が一番好きです。

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2019年03月10日

Posted by ブクログ

RPGで魔王を倒したことがある人は読むべき漫画だ、たぶん。
ゲームしないからわからんけど。

RPGというわかりやすい勧善懲悪ものも(知らないだけでそうでないのもあるかも)、久井ワールドでは「ラスボス1人倒しただけで世の中平和になったら苦労しないわ」ということになる。

ゲームにはゴールが必要だけれども、現実の世の中に「ここにさえたどり着けばすべてが解決」というゴールはない。

でも、じゃあ現実がゲームみたいだったらよかったのか?
答えが一つの世界ならよかったのか?
争いの元は絶やせばいい、猿人(ホモサピエンス)と馬人(ケンタウロス)のどちらかしかいない世界にすればいいのか?
というと、
「そーかもね
でもちょっとだけつまんなかったかもね」
(from『現代神話』)
なのだと思う。

答えはわからんけど、諦めないよ。
諦めるということは見捨てるということと変わらない。
希望こそ、勇者がくれたものだ。

……というなんか説教臭いレビューになってしまうんだけど、久井さんはこれを、全部ファンタジーの体をとっているのに妙に現実くさく、笑えるほどしょうもないレベルに落として、私の隣で喋ってくれるので、笑いながら、ぎくっとしたり、あああーーー…あるよなあ……となったりする。ないよ。同僚がケンタウロスだったり、クラスメートに羽生えてたりはしないんだけど。
でも似たような「異種」はいくらでも隣にいるんだろう。私が異の方かもしれない。
でもどんなに異に見えても、きっと「なーんにも変わらない」んだろう。ケンタウロスに言われてしまうとな…。
そんなもんだと考えれば、いくらか、一緒に暮らしていくための良い意味での諦めと希望が見えてくるような気がする。
まあ、しょうがないか、という感じで。

0
2016年05月06日

Posted by ブクログ

ダンジョン飯の人。この作品を買ってなかったらダンジョン飯を速攻で買おうとは思わなかったかもしれない。
ファンタジーものとして読み応えのある作品群です。

0
2016年05月06日

Posted by ブクログ

魔王退治から帰ってきた勇者の話「帰郷」
美女と野獣的な「魔王」
和風な神様の嫁探し「代紺山の嫁探し」

あたりが好きです。
でもこの本は馬人の話が長すぎだったと思う…。

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2016年02月14日

Posted by ブクログ

表紙の画的に、ダンジョン飯から入ったからそういうマンガかと思うじゃないですか。
最近割と書かれてるような気もする、「世界を救った後のファンタジー勇者」に関する話がいくつか。そこからグラデーション的に、現代日本にモーフィングしてくるファンタジー世界がやってきたら、のSFがいくつか。
面白い。ファンタジー好きなんだろうなぁ。
「必要なものと、これから必要になるもの」というのは、ものすごく重要な視座だと思いますよ。「今不必要なもの」に対する施策が如何に多様性を殺してきたのか。
おもしろい。

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2015年09月14日

Posted by ブクログ

電子書籍にて。
風邪を引いて寝込んだ時に、読みたいものから選んでみました。
いろいろファンタジー詰め合わせ。
読みやすかったし面白かった。
ブラックがきいてたり普通に笑えたり。

帰郷
魔王
魔王城問題
支配
代紺山の嫁探し
現代神話
進学天使
竜の学校は山の上
くず

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2015年03月02日

Posted by ブクログ

現代の日本(?)に竜がいて竜学科のある大学があったり、背中に羽が生えていて飛べる人間がいたりと、世界観が独特で面白かった。
勇者が魔王を倒したその後の話は切なかった。

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2014年04月09日

Posted by ブクログ

お、第五趾。
「セントールの悩み」との同時性は、シンクロニシティなのか、自力他力の情報交換があったのか、別の要因があるのか。

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2014年01月21日

Posted by ブクログ

「竜の学校は山の上」を読んで、小柴博士のスーパーカミオカンデが頭に浮かんできました。ニュートリノって竜だ!と思ってしまった。

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2021年10月01日

Posted by ブクログ

丸井鯨子さんの作品は・・・「ひきだしにテラリウム(2013)」、「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子(2012)」に続き・・・ 『竜の学校は山の上 九井諒子作品集(2011)』 ”進学天使”が切なくてよかったなー。

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2019年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一言で言い表わせない面白さ。何か不思議で、非現実的なのに実際ありそう。神様を娶る話、普通はあれでめでたしめでたし、欲張りのお父さんは…な話かと思うけど、なぜお父さんが、というラストシーンが絶妙。

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2018年07月13日

Posted by ブクログ

"「権平
わしを村まで送ってくれたせいで帰れなくなったんだな
すまんかった すまんかったなぁ…」
「おみつ
違うぞおみつ 皆から忘れ去られ山を去ろうか迷っとった時にお前と会った
自分のことは忘れても お前のいるこの山を守りたいと思ったからこうして戻れた」"[p.110_代紺山の嫁探し]

「帰郷」
「魔王」
「魔王城問題」
「支配」
「代紺山の嫁探し」
「現代神話」
「進学天使」
「竜の学校は山の上」
「くず」
「あとがきマンガ 金食い虫くん」

0
2017年11月25日

購入済み

ページが足りない

カバー裏のおまけマンガが電子版に収録されてない・・・。天使の話はアレ含めてオチでしょ!?!?!?
なんでそんな愛の無い電子化するの・・・

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2024年02月28日

購入済み

期待してましたが

つまらない話ばかりでした。
ギャグもなく、主人公達は魅力もないし、マニアックな話が淡々と続いていく感じです。
ダンジョン飯が大好きなので、似た世界を期待して痛い目にあいました。
ただ、ダンジョン飯の基礎にはなっているのかと思うネタがいくつかありました。

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2018年04月05日

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