千葉茂樹のレビュー一覧

  • ダーウィンのドラゴン

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    ネタバレ

    ダーウィンの弟子のコビントンがガラパゴス諸島で、ドラゴンを救出するお話。
    ダーウィンはあんまり関係ない?
    コビントンが遭難して、ファービングに出会う。ファービングはコビントン救出の手助けをしてくれる。
    ドラゴンたちが、イギリスでどんどん元気がなくなるとこらは辛かった。自分たちの故郷とは環境が全く違うところはやはり体質に合わないんだな。。。と。
    最後、コビントンとファージングの再会のシーンにはジーンときた。
    児童書だが、大人が読んでもおもしろいと思う。

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    2023年01月13日
  • ダーウィンのドラゴン

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    ダーウィンというより弟子のシムズの冒険物語。
    ガラパゴス諸島でドラゴンを見つけるという壮大なファンタジーと当時のイギリスの忠実な歴史を混ぜ合わせていた。
    ガラパゴス諸島の噴火の様子や動物たちの特徴がわかりやすく描かれており、情景が目に浮かんだ。
    作中ではビクトリア女王も出てきたがやはりプライドが高い人物だった・・・。

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    2023年01月12日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下

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    子どもの頃からタイトルは知っていたけど読んだのは初めて。
    1884~85年の作品なので、時代を考えたら黒人の方を人間扱いしてないのは理解できる。
    いろんな意味でアメリカの原点を感じる。
    暴力的な父親、すぐ銃でやりあうなんかは今もあるよね。
    ハックの頭の良さ(機転が利く)がやはり自分の人生を切り開いていく力かな。
    黒人のジムがこの本の良心って気がする。

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    2022年12月31日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    海外文学ブックガイドを見てこの本を読みました!読みやすくておもしろかったです!寒い地域を書いた作品が得意なのか…私まで凍傷になるんじゃないかと思う描写で読みいってしまいました。
    この本!シリーズが沢山あることにびっくり!
    次はディケンズショートセレクション読んでみたいです。


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    2022年11月07日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    ジャック・ロンドンはじめて読んだが、
    その多岐にわたるジャンルにびっくり。

    アラスカ原住民や北朝鮮、カリフォルニアの広大な森なんかも登場する。
    特に「たき火」の雪の寒さに凍てつく様子がとにかくリアルで、自分の指先や足先の感覚もなくなってるんじゃないか?なんて思うほどだった。
    恐ろしいほどの寒さ、死が近づいている瞬間。
    とにかく怖かったけど、命を感じた。

    「命の掟」も短いながら読み応え十分。

    他の作品も読んでみよう。

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    2022年03月27日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    SL 2022.2.24-2022.2.27
    発達障害を持つ主人公の視点から語られる、ひと夏の大きな成長の話。

    父親はマルセロに「わたしを信頼できなかったのか」と聞いたが、父親がマルセロを信じていなかった。マルセロがまさかこんなことを見つけて、正確に状況を把握するとは思っていなかったんだと思う。その後のマルセロの行動の前に、マルセロが起こっていることを理解するとは思いもしなかったのではないだろうか。
    この作品を親の視点で読んでしまうことに気がついて、ひそかに愕然とする。

    マルセロが、自分のことをアスペルガーだというと本当にその症状を持つ人たちに迷惑をかけると感じているというくだり。素晴らしいと思った。
    昨今、何でもかんでも発達障害で片付けて、本当にその症状で苦しんでいる人のことをもっと真剣に考えたら、とよく思っていたから。

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    2022年02月27日
  • わたしが鳥になる日

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    痛々しい話だった。デセンバーの心の傷の深さが突き刺さる。
    「私は鳥になって飛び立つ」だから背中の傷は羽根が生えるためにあると思うことで、現実の辛さから目を背け生きている。そうでなければ生きていけないのだろう。
    鳥になり、樹の上から飛び立ち(飛び降り)何度も怪我をするデセンバー。
    現実からの逃避が痛々しい。
    里親の元を転々としてきたデセンバーは、信じたいと思える里親エリナー出会っても、裏切られる怖さから自分から離れようとする。なんて痛々しく、かたくなな心だろう。
    けれど、新しい学校でシェリルリンとの出会いや、傷ついたノスリが自力で飛ぶ訓練を手伝うこともデセンバーの心に変化があらわれる。
    鳥にはなれない、現実には飛べないけれど複雑な人間を受け入れ自らも人間として生きていくと決意をしたデセンバー。
    未来に向けて羽ばたいていくラストに救われた。

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    2021年12月14日
  • わたしが鳥になる日

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    さまざまな里親のもとを転々としてきた11歳の少女デセンバーの物語。

    つらい境遇で心にも体にもトラウマを負った彼女が望むのは、いつの日か鳥になってひとり自由に飛び立つこと。だから新しい里親のエリナーが親切にしてくれても、信頼したりいついたりすることはできない……。

    すごいのは、デセンバーが、いつかほんとうに翼が生えると信じていて、高い木の上から飛び降りるという行為を繰り返してしまうこと。この彼女の思い込みに心を寄せられるかどうかで物語への親和性が変わってきそう。わたしは、うーん、ちょっと極端に思えて一歩引いてしまった。心理的な問題を中心に据えた物語、嫌いではないのだが。

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    2021年04月05日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    自閉症スペクトラムのマルセロが、守られた養護学校を出て、父親が経営する法律事務所で夏のバイトに。様々な人々と触れ合いながら、健常者の社会で力強く生きてゆく。

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    2021年03月21日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    二つ目のスタンプブックス。質がよくて素晴らしい。
    かつての福武のベストチョイスに思春期感を足したようなシリーズだ。

    こちらは発達凹凸の高校生(微妙な年齢です)の成長譚。
    マルセロは音楽と宗教が好きで真面目な発達凹凸青年。
    教科書通り、くらいの発達さんで、adhd色は弱め。
    普段は支援学校というか養護学校に通っていた。ここがもう素晴らしい学校なので、まずはそれが羨ましくてたまらない。日本にもここまでの学校があれば。。。

    作中でマルセロの父親が彼を認知障害だというけど、本人はそれは違うと思う、と。
    たしかにマルセロの言う通り、彼は周囲の人の表情や動きからかなりの情報を読み取れている。
    反応はうまくできないのかもしれないけど、ここまで相手を読めているのはかなり高度なことだ。
    マルセロは、他人からはパッと見て、変わった喋りかたをする子、くらいの印象だと思う。自己分析も非常に優秀だ。

    裸一貫からサクセスストーリーになった弁護士の父が、リアルな世界を見せようと、自分の事務所での雑用を夏休みの間だけやれ、という。
    ジャスミンという女性のもと、少しずつ仕事をして信頼関係を作っていく。
    ウェンデルというクズ野郎のために、ジャスミンとの関係が悪くなるんでは、と心配したけど、マルセロは頑張りました。偉い。
    相談できる大人が彼にはたくさんいる。なおかつ、母親との関係が付かず離れずでいいのも、マルセロがキッパリとウェンデルを断ることができた一因にも見える。

    マルセロは事務所である少女の写真を見てしまったことから、父の仕事の裏を見てしまうし、大きな迷いを抱える。
    ジャスミンはそれに真摯に応えて、自分の故郷でストレートな感情のまま第一次産業で生きる世界を見せる。
    この旅行がこの作品の大きな転換点。夜の湖のシーンはとても素敵だった。マルセロにも読者にも、ジャスミンは大きなものを見せてくれる。

    写真の少女に会いに行くシーンが中心にならないところが、この小説のすごいところ。

    人間みんなに醜い部分があるんだ、というメッセージにも愛と力強さを感じる。

    マルセロと父親の和解までには、写真の少女の問題以上にジャスミンとの関係ですごくビックリさせられたのだけど、、、日本の小説では残念ながらここまでの描写はまず無さそう。
    ジャスミンとマルセロの母親のあいだの空気まで、ちらっと言及されているのが凄い。
    でもさあ、ジャスミンからしたら、あんな雇用者が自分の息子を職場でバイトで自分の下に持ってきたら、嫌だよねー。
    ベリンダじゃなくて、という点ではなく、あの人の子供なんて、それを自分に頼んでくるなんて、すごく嫌だろうね。ジャスミンは偉いなあ。
    当初、ジャスミンの様子から、優秀だったというベリンダになにか事情があったのか、と深読みしていたけど、普通に最後に登場していて驚いた。


    後半は読みながらずっと涙目になってしまった。
    構成には一分の隙もなく、日本のYA小説はまだまだ甘いな、と思わされた。こんな良作に会えて嬉しい。

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    2021年02月15日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    アスペルガー症候群(に近い)17歳のマルセロのひと夏の成長を描いた小説。
    生き馬の目を抜くアメリカの弁護士の世界で、メキシコ系ながら高い能力でのし上がって来たマルセロの父は、マルセロには「お前は障害者ではない」、もっと勉強し、社会で成功出来るようになれと言っているが、職場では「息子には認知障害がある」と言っており、職場の人はそれを「知恵おくれ」だと受け取っている。この辺をマルセロ自身が気づくところが、読んでいて辛い。
    昔知能検査というのがあった。一定時間内に次々と問題(計算、図形、記憶力を試すものなど)を解いていくものだった。たくさん解けて、正解ばかりなら知能が高く、そうでなければ低いという結果が出るのだが、つくづく、人の能力を測るのに不適切な検査だったと思う。例えばこのマルセロのような少年なら、やれと言われたことをさっさと、次々とやる、ということはできないだろう。だから昔は自閉症(スペクトラム、という言葉も認識もなかった)は、「知恵おくれ」と判断された。しかし、マルセロは認知障害と言われてこう返す。
    「『認知障害』は、マルセロの頭のなかで起こっている現象を、正確にはとらえていません。『認知の際の過度な反応』というほうが近いです」
    こう返せる人が、知恵おくれ?
    さらに「それって病気なの?」と訊かれて、「それによって、正常な人間が社会のなかではたすべきと考えられる役割をこなせないとき、社会はそれを病気と呼びます」(P68~69)と答えている。ここまで自己と社会を客観視できる人を知恵おくれと呼ぶなら、呼んでる人はどれだけ知恵があるのか?
    また、マルセロは、仕事を猛スピードでこなすことはできないが、「自分の最適スピードで」なら集中してこなし、間違わない。最初猛スピードでこなしてだんだん処理が遅くなり、ミスが発生する所謂普通の人より、ずっと良くないか?
    これを読んでると、自分を普通、あるいは健常と認識している人間の愚かさと奢りが、痛々しいとすら思える。
    自分がマルセロの気持ちになって、「健常者」の理不尽に付き合わされる苦悩を感じた。そんなふうに書ける作者の力に脱帽。
    ハーバード大学生で、(親が)金持ちで、エリートコース間違いなしで、かつ人間としてクズ中のクズであるウェンデルのような人間が世の中を牛耳っていることが、この本で言えばフロントガラスの事故で顔の半分を奪われた少女のような人たちを苦しめているようなことは、日本でもある。
    マルセロがウェンデルに利用されていることに気づかず、利用されるシーンではムカムカした。
    マルセロを一人の人間として対等に扱うジャスミンも、弁護士事務所では、単純作業しか任せられない、ルックス以外は取るに足りない女の子だと思われている。
    本当はウェンデルになりそうな若者に読んで欲しい本。自分は間違ってる、と気づいて欲しい。

    キース・ジャレットもグレン・グールドも好きなので、ジャスミンとマルセロのことをますます応援したくなった。インプロビゼーションに重きを置くジャスミンと、バッハの対位法の旋律をきちんと表現するグールドが好きなマルセロ、というのも、二人の性格を表しているようで面白い。
    爽やかで、前を向く気持ちになれる、いい青春小説だった。

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    2020年09月06日
  • シートン動物記「オオカミ王ロボ」 8

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    小さい頃、何度も何度も読み返した本。主人公とロボの知能戦と誇り高いロボにドキドキしっぱなしでした。絶対に娘に読ませたい一冊。

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    2020年07月02日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    マルセロの言葉が素晴らしかった。
    いつもきちんと考えて言葉にしている。
    そして正直である。

    この物語の中の特別な事件や嫌な奴らよりも、マルセロのIMに身を委ねるのがいいと思った。

    イステルに「あなたにもあるの?醜いところが」と聞かれ、
    「自分に醜い部分が見つからないこと、他人の醜い部分を許したくないことがぼくの醜い部分なんじゃないかな」と、自己分析するマルセロが大好きだ。

    「正しい音は正しくきこえるし、まちがった音はまちがってきこえる」
    これはジャスミンの言葉。

    美しいバーモントの丘や湖の描写も素敵だった。

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    2019年02月17日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下

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    19世紀のアメリカ、人情味にあふれているが、そこには人種差別や犯罪や暴力が当たり前のようにあった。
    そんな古き良き、そして残酷でもあった時代が、ミシシッピ川の豊かな情景と共に少年の目線で生々しく、時に子供らしいユーモアも交えながら描かれている。
    それにしてもハック・フィンはなんてたくましいことか!
    様々な知恵(時に悪知恵)を絞って、何としても生き抜こうとするその生命力の強さは今時の子供達にはないものだろう。
    そんなハックだけれど、切羽詰まった場面だとやはり子供らしさが垣間見えるところがある。
    特に、気まずいところを大人に見られたときに必死で言い訳を考えだして相手を騙そうとするところは、彼の冷や汗がこちらにも伝わってきそうな感じ。こんな無理やりな言い訳、どう見てもすぐバレそうな嘘をついているのに、それでも大人達はコロッとだまされてしまうし(笑)単純な人が多かったのね。。。
    千葉氏の翻訳はとても読みやすい。子供向けなので差別的な用語も抑えられている。ハックの一人称で語られる文章にしては若干お上品な感じかなぁとは思うものの、初めて読む子供達にはちょうどいい感じかもしれない。

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    2019年02月01日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    ネタバレ

    マルセロが大好き。きっと実際に一緒にいると、イライラしたり、傷つけたり、傷つけられたりすることが多い人なのはわかるけど、でも好き。訳者のあとがきにあるとおり、「さまざまな彩りを放つ」虹のようなスペクトルを眩しく思います。
    大きく自閉症スペクトラムとしてくくられる子と接する機会は多い方だと思うんですが、彼らは、少し理解できたかも!と思っても次の瞬間裏切られ、驚かされる。いい意味でも悪い意味でも。
    ただ、この特性を持った大人と一緒に働くと、どうしてもイライラの方が多くなってしまって後で反省することがよくあります。ジャスミンのようでありたいと、切実に思う。

    あくまで本なので、マルセロの思いや考えを理解した上で、彼の言動を追いかけることができるのは面白く、同時に歯痒い。
    マルセロスペクトル並みにカラフルで強烈なキャラクターたちそれぞれが魅力的だし、喧騒、競争、私利私欲が溢れる法律事務所と、星や風や湖や動物たちの音に溢れ、「独立した旋律を演奏する場所」になり得るバーモントの対比も素敵です。
    表紙に惹かれて手に取った本ですが、読み終わって改めて見ると、なるほどと思うデザインです。

    ストーリーとしてはイステルの一件が大きなポイントなのだと思いますが、マルセロが表現するように、あくまでそれは火をつけるためのマッチに過ぎません。
    殻を破り成長してゆくマルセロの通過点。ある意味では出発地点。
    ジャスミンに手を引かれてツリーハウスを降りたマルセロは、リアルな世界で生きてゆくために1度はその手を離すんだろうけど、きっとまたあの星空の下で、離れた手は繋がるんだろうと期待します。

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    2020年02月17日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    発達障害があるマルセロ。ピュアで信頼できる少年だ。正直すぎてまっすぐすぎるマルセロはリアルワールドでは障害がある、と括られてしまうのかもですが、わたしには障害には見えなかった。マルセロをマルセロのまま、受け入れ、理解し、一緒に生きていく、そんな人たちがいることがホッとしました。リアルワールドでも、そうあってほしいな。
    障害のある子の話、というより、社会派ドラマの要素もあり、読み応えあります。

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    2018年06月06日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    発達障害をもつマルセロが、リアルな世界を経験して欲しいという父の望みから、ひと夏の間、法律事務所で働くという話。ジャスミンと言う仕事仲間がいい人に出会った感じ。この選択は親心があったのか?なかったのか?後半は急展開する事件があるが、物語全体でもすごく優しい目線。こうした多様化を受け入れると言う事を脳で理解するのではなく肌感覚で理解できるかどうかは、これからの時代大切な事なんだろうなあ。

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    2018年05月24日
  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

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    恥ずかしながら「野生の呼び声」も読んだことのない私が初めて読んだジャック・ロンドン。その短編集はさながら「荒野のO.ヘンリー」。若い頃から職を転々として流転の人生を送った人らしく、アラスカの先住民、金鉱掘りの男たち、変わったところでは朝鮮の役人など、これまであまり読んだことのないような人たちが登場する。いずれも「生きるための知恵、生き延びるための知恵」に満ちた珠玉の作品集。

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    2017年06月07日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    発達障害のマルセロは弁護士の父親から夏休みに自分の弁護士事務所で働き、世の中を経験し迎える高校3年生を普通学級の高校へ行くように言われる。
    リアルな世界を体験し、最後には自分で決めるように言われる。その弁護士事務所でマルセロは、事故で傷ついた少女の写真を見て父親の隠すある事実を知り、父親に向かっていく。

    発達障害の少年の成長の記録は、厳しいものだった。
    それでも、マルセロは強くたくましく成長していく。

    こういう障害についてよく知らないけれど、こんな作品をとおして理解が進むといいな。
    いろいろ、良かったなあ。

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    2016年05月18日
  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

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    認知障害をもつマルセロが、夏休みの間だけ父親の弁護士事務所で働くことを通じて、「リアルな世界」で生きることを学んでいくお話。
    「リアルな世界」では当たり前にみんなが使う、表情や、皮肉や、暗黙のルール。マルセロはそう言ったことを理解することができません。なので、1つ1つを「なぜ?」と問うていく、その様子にはっと気づかされることが多い。
    なぜ心が正しいと思うことをしてはいけないのか?自分の家族や立場を守るためなら、正しいことを無視してもいいのか?
    リアルな世界に生きる身としては、何かを守るために正義を曲げることだってあるという言い分に、共感することは容易です。それでも、マルセロの「なぜ?」という問いかけは、忘れてはいけないもののように感じました。
    自分が生きる「リアルな世界」を客観的に見るおもしろさ、そしてマルセロの成長を見守る面白さがつまった1冊。

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    2014年09月14日