アランのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「幸福論」4
著者 アラン
訳 石川湧
出版 角川書店
p260より引用
“ 不幸だったり不満だったりするのは、む
ずかしくない。人が楽しませてくれるのを
待っている王子様のように、坐っていればよ
い。”
目次から抜粋引用
“いらだち
惨劇
野心家に告ぐ
幸福な農夫
なんじ自身を知れ”
教育者であり思想家である著者による、人
が幸福であるための在り方をまとめた一冊。
フランスの将軍の逸話から意志を持って行
動することの大切さまで、数多くあちこちに
書かれた物を編集して作られています。
上記の引用は、「幸福たるべき義務」と題
された項での一節。
自分にとっての楽しみや幸福は、決して人か
ら与えてもらえるものではないということで
しょう。
自分で出来ることは、出来る限り自分の手で
行うことによって、自分のためだけの幸福が
見つかるのかもしれませんね。
非常に事細かに書かれているので、解説に
もあるように、いつでも手にとって読めると
ころに置いておき、少しずつ読むのが良い一
冊ではないでしょうか。
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Posted by ブクログ
ダンス、装飾、詩、雄弁、音楽、演劇、建築、彫刻、絵画、デッサン、散文。以上の創作活動について、体系的な位置づけや意義について詳細に論じている。ただし、この体系は一般的なものではなく、あくまでもアラン先生独自の理解と解釈に基づく。上記の順番にも意味があり、動的な芸術から静的な芸術に至る連続性を保った位置づけを展開。ここが非常に興味深いところで、あらゆる分野の「体系」や「分類」といった考え方一般への興味も奮い立たせてくれるものだ。第一次世界大戦兵役中に書かれたこともあって、人生論的な内容もみられるが、これと芸術との関連性も大きな読みどころである。「幸福論」のように短い形式というわけではないが、難しい表現が少なく読みやすい。趣味であれ仕事であれ芸術に関わっている人ならば有益な考え方に触れることができるだろう。
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Posted by ブクログ
毎日を生きていると、理由もなく不安になったり、些細なことで不機嫌になってしまうことはありませんか?
僕はよくあります。
そんな「自分の感情に振り回されてしまう」すべての人に、強くおすすめしたいのがアランの『幸福論』です。
幸福論というと、ふわっとした精神論や綺麗事が書かれているイメージがあるかもしれません。しかし、この本は全く違いました。むき出しの人間心理を解き明かす、極めて実践的な「人生の取扱説明書」だったのです。
この本の中で、僕が最も雷に打たれたような衝撃を受けたのが、次の一文です。
「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである」
アランによれば、放っておけば心がネガティブな方向に流れていくのは「当たり前の物理現象(ただの気分)」に過ぎません。雨が降れば体が冷えるのと同じです。だから、不安や悲しみを自分の性格のせいにしてはいけないのです。
逆に言えば、「幸福」や「希望」というのは、自然に降ってくるものではありません。自らの「意志」で力強く選び取り、作り上げるものなのです。
では、意志の力で幸福になるにはどうすればいいのか?
アランの答えは驚くほどシンプルで、「心ではなく、身体からアプローチしろ」というものでした。
不安なとき、理屈で自分を納得させようとしても心は余計にこじれます。そういう時は、ただ背伸びをして、あくびをして、無理にでも口角を上げて「笑顔の形」を作ってしまう。心を救うのは、いつだって姿勢や体操などの「身体の動き」なのです。
さらに、嫌なことがあった時こそ「意図的に上機嫌に振る舞う」こと。これが最強の防衛策になるとアランは語ります。
幸せとは、ぼんやり待っていれば訪れる「状態」ではなく、自らの手で掴み取る「技術」なのだと気づかされました。
漠然とした不安に押しつぶされそうな夜や、人間関係のストレスで不機嫌になってしまいそうな時。この本は、あなたの背筋をスッと伸ばし、明日を生きるための力強い「武器」になってくれるはずです。ぜひ一度、手に取ってみてください。 -
Posted by ブクログ
『アランの幸福論』は、幸福についての哲学的な論考であり、幸福の真の意味を探求する内容となっています。著者のアランは、幸福は人間が自分自身を越え、他者との関係を築くことで得られるものだと考えます。また、幸福は個人的な快楽や物質的な豊かさとは異なるとし、精神的な豊かさや社会的な関係性が重要だと主張しています。私たちが幸福を感じるためには、自分自身と他者との関係を大切にし、自己実現や社会貢献などの目的を持って生きることが必要だと思います。本書は、人生の価値や目的について考えるきっかけを与えてくれる良書だと感じました。
行動のない楽しみよりもいっそのこと行動のある困難を選ぶことについて考えてみた。
行動のない楽しみというのは、例えばゲームやテレビを見ることなど、手軽に楽しめるものを指すかもしれません。しかし、それらは一時的な快楽に過ぎず、長期的な満足感は得られません。一方、行動のある困難を選ぶことで、自分自身を成長させることができ、達成感や充実感を得られます。また、困難を克服することで自信や自己肯定感が高まり、将来的な成功にもつながるかもしれません。ですから、時には自分が苦手とすることや不安を感じることにチャレンジすることが、自己成長のためには必要かもしれません。
優柔不断はあらゆる不道徳のなかで最悪のものであるについて考えてみた。
優柔不断とは、決断力が欠如し、物事を決められない状態を指します。これは、周りの人々や状況に影響されやすく、自分自身の判断力や自己決定力が低下していることを示します。優柔不断に陥ることで、大切な機会を逃したり、自分自身や周りの人々を不幸にしてしまうこともあります。また、優柔不断は、自分自身や周りの人々に対する責任を回避するために行われることもあり、道徳的にも問題があります。決断をしないことで、自分自身や周りの人々を危険にさらし、不利益を与えてしまうこともあるため、優柔不断はあらゆる不道徳の中でも最悪のものと言えるかもしれません。
「自分自身の内面の変化を通じて、幸福を見つけ出すことができる」何事も考え方次第。
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Posted by ブクログ
多くの名言があった。
文章的に多少難解なところはあっても、内容的にはそれほど難しいことはなかった。
ただし、実践となると、意外と大変そうだ。
ひにくっているのか、本気で言っているのか、紛らわしい箇所もあった。
時代を感じさせるような記述もあった。
ウーマンラッシュアワーのコントのセリフを読んでいるかのような、勢いと流れを感じた部分もあった。
第92章が、言いたいことがまとまっているように思えた。
P263「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する」
本当にそうだと思う。
P250「解きほぐせ、解放せよ、そして恐れるな。自由な人は、武装を解除している」
これは、考え方においても、こだわりを解きほぐして視野を広げ考えを解放させること、恐怖という身動きの取れない状態を捨ててしまうことの大切さを説いている。
ああ、書き出すときりがない。
【memo】
体をほぐし、整えることによって、心が安定する。
病気そのものよりも、病気を恐れる心が、体の不調を招く。
自分の意志で行動することが幸せになるひけつ。
P136 耐え忍ぶのではなくて、自ら進んでする、これが愉快なものの本質である。
自発的に行動すること。
≪楽しみは力のするしである≫ アリストテレス
P149 知るというのは、いとも小さきものが、いかにいっさいのものに結びついているかを理解すること。どんなものでも、それ自体に存在理由があるのではない。
P184 まず幸福であれ。思うに幸福とは、平和の果実なのではない。幸福は平和そのものである。
死者の目を通して自分をみるということ。