アランのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事が忙しく、被害妄想的なマイナス思考スパイラルを切り抜ける為に、読んでみました。
この「アランの幸福論」を読み進めるだけで、心が落ち着きます。
心の持ちようによってではなく、
行動によって心をコントロールし、心を作っていく。
そして周囲に影響されることなく、しっかりと自分の道を歩んでいく。
これから何度も読み返して、バイブルになるであろう素晴らしい本です。
現状に悩んでいる方、お勧めです。
■不安とは無意味な動揺である
■感情ではなく、態度をコントロールする
■体を動かして気持ちを変える
■幸福を演じる
■喜びは健康につながる
■自分の幸せのために努力する
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Posted by ブクログ
まだそれほどくっきりと見えてもいないのに、人生について観念的に悩む時期でもある少女期に、ご多分にもれずわたしも人一倍あれこれなんだかんだと苦悩の日々を過ごしました。生きるとは・・・、愛とは・・・、死とは・・・、などの中に幸福とはということにも関心を持って、それで手にしたのがアランの『幸福論』(串田孫一・中村雄一郎訳、白水社、1975年)でした。少しして岩波文庫版(神谷幹夫訳、1998年)も手に入れました。『幸福論』は、言葉で概念を探究するものではなくて、日常生活を活き活きとさせるための、心の持ち方とか智恵を、ズバッと明確に示唆したアフォリズムが並んだ本で、すぐに私のお気に入りになりました。その
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Posted by ブクログ
アランの『幸福論』を読んで、まず感じたのは、アラン「メンタルマッチョ」なのではないかということだ。とにかく、気分や感情に振り回されるな、という主張が随所に現れている。
冒頭の謝辞にすべてが語られていると感じた。「気分の善し悪しはすべて、一時的なからだの出来事によるものだが、それを我々は異様に拡大して、そのことに神託のような意味を与えてしまう。そのような気分が最後に行き着くところが不幸である。」これは、深く考えるな、気分に意味を与えるな、ということ。
そして、アランの根本的な考え方は、プロポの69や93などから明らかになる。「もし不撓(ふとう)不屈のオプティミズムを原則中の原則として自らに課 -
Posted by ブクログ
京都の蔦屋で表紙見て気になった『アランの幸福論』(アラン 齊藤慎子 山口昌弘)。
【幸福】に関する本を見るとだいたい「胡散臭い」と思ってしまうのですが、これはそんな事はなく…
スッと「読みたい本リスト」に追加でしてました。
世界の三大幸福論の1つに数えられるアラン(本名:エミール=オーギュスト・シャルティエ(Emile-Auguste Chartier))の『幸福論』ですが、
そんな人だと露知らず。
19世紀〜20世紀にかけて活躍されたフランスの哲学者であり、
第一次大戦前後に約5000編のコラム寄稿を新聞や雑誌に発表された方だそうです。
ちなみに残り2人はヒルティとラッセルとい -
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ネタバレ著者アランによる93の哲学断章を収めた本。
その中から印象に残った文章を抜粋。
・微笑みたまえ → 気分に逆らうような判断力てはどうにもならない。姿勢を変えて運動を与えることが必要である。ほほ笑むこと、肩をすくめること、運動をすることで不安や焦燥から遠ざけることができる。
・苦痛がありのままに想像されることなどあり得ない
・お辞儀やほほ笑んだりするしぐさは、まったく反対の動き=激怒、不信、憂鬱を不可能にする利点かある。だから社交生活や訪問や儀式、お祝いがいつも好まれる。それは幸福を演じるチャンスであり、この種の喜劇はわれわれを悲劇から解放する。
・我々が耐えねばならないのは「現在」だけである -
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ネタバレアランはペンネーム
世界の三台幸福論、アラン、ヒルティ、ラッセル
不安は飲み込まず吐き出す。
病気の真似事ではなく健康の真似事をする=想像力の力
感情ではなく態度をコントロールする。感情を追い払うことはできないが、態度は変えられる。
自分を役者と捉える。うれしいときも悲しいときも。
その場にふさわしい行動をする。態度と行動は自分で変えられる。
済んだことは後悔しない。「後悔は罪である」スピノザ
寒さに負けない方法は、寒さを喜ぶこと。喜びをもって生きる。
過去をあてにしない。もっと~しておけば、は怠け者の言い訳。今すればいいのだから。
人は運命の袋を背負って生きている。袋の中には、それについ