小林有吾のレビュー一覧

  • アオアシ 1

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    ネタバレ

    「仲間、根性、熱血」みたいなのがスポーツ少年漫画の王道だけど、ユースを題材にしたサッカー漫画だからこそひと味違うのがすごく良かった。
    どれだけ努力しても、どれだけいいやつでも、結果が出なければ意味が無いという無慈悲な環境の中で、少年たちが仲間ともがく姿がとても感動した。
    そんな環境にいると忘れがちだけど、別にプロにならなくても幸せになれるし、どんな人生が幸せなのかは人それぞれ。結果がすべての究極の環境でも「勝利への執着」や「仲間を思う心」がひとつも無くなるわけではない。こういう理想と現実の折り合いの付け方の描き方もすごく丁寧で、リアルで、でもただのハッピーエンドでもなくて、上手く表現されている

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    2025年09月08日
  • アオアシ 8

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    お嬢様・杏里が葦人に与えたアドバイスは「栗林がプレー中に何気ないようでいつもしている動作に注目しなさい」。それが「首振り」であると見た葦人は実戦2試合で試みるが、気を取られ目の前のボールホルダーに抜かれたりなど「プレーに精彩を欠く」とベンチ入り。
     一ヶ月後、葦人に(スカートでリフティングしながら)「ボールが空中にある時に(首を振り)左右を見る」(トラップした)この時、ただ首をふるのではなく、そこに見えるものなにか1つを注視してください」と練習方法のアドバイス。「わかった、それ1万回やる」
     その間、チームは東京都リーグ(ユースと高校)で4連敗。望監督は「危機的状況」と活を入れる。無得点が続き

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    2025年09月07日
  • アオアシ 7

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     サイドバック=守備陣への転向を言い渡された。「FWとして続けた場合…全国高校サッカーの1〜3回戦レベル。」「アジリティー俊敏性がない。敵の間を縫って走る…すばしっこさを感じさせるプレーが皆無。それとショートスプリント力。最高速はあるが、最初の10メートルのダッシュ力がない。これは本当に致命的。」
    「これは努力ではどうにもならない、生まれつきのものだ」高松で出会ったときから監督の構想にあったという。
     門限を過ぎてバス停でうな垂れる葦人を、花が見つけた。彼女は葦人の母に電話した。「だめだったら帰ってきていいよ」と言われ動機づけられた。
     葦人はどうしてもプロになって母を楽にせねばならない。「守

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    2025年09月06日
  • フェルマーの料理(1) 【『アオアシ』コラボイラスト特典付き】

    匿名

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    アニメ版が面白かったので読んでみました。岳が作った美味しそうな料理は、どんな味がするんだろう。レシピも載ってるけどナポリタンなら作れそう。

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    2025年09月01日
  • アオアシ 38

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    デミアン、オーメンから来てるのかな?ってくらいにこわすぎた
    出自は大枠想定内だったけど、状況が想像以上に過酷だった
    重いねぇ

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    2025年08月28日
  • アオアシ 34

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    極地じゃなくて極致じゃないかな?
    身内を知れ精神で知らない人いるの放置する?
    ユース応援して通ってた身としてはガンバレ!ユース生なんて大雑把で他人行儀な横断幕出るのかな……っていう違和感。当時ユースのスタメンくらいはほぼ把握してたし、高円宮杯とかではユース個人の横断幕が並んでいたから、アシトレベルで活躍してても出てないの?ってなる
    あとついでに気になったけどスポンサーの看板の上に応援幕被せることあるっけ……?常考ありえなくない……?
    話はずっと面白いです、ただ小骨がちょっとだけモヤついた

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    2025年08月28日
  • アオアシ 34

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     いよいよ入場の見送りでご令嬢葵に「あなたは私が見つけた」と言われ、「そうだったのか」
     花とは拳を触れただけ。好きになってしまったから、「医師になる夢を忘れないため」スペインに留学を決断。

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    2025年08月27日
  • アオアシ 38

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    インタビューで「話したくない」と言ったデミアンの幼少期の境遇は阿久津に似ているがブラジルだけにもっと過酷。英国でプロ失格たなり帰国した父の虐待…しかもデミアンの蹴球資質が抜群なのは顕著で、多くのクラブからの招待を握りつぶしていた。2歳上で英国に逃れた姉が救助に来たとき売り飛ばそうとした…
     神に祈るのが試合前のルーティンになった。

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    2025年08月27日
  • アオアシ 39

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    全編を通じて〈育成〉がテーマだった。野球は道具も球場設備も高価。サッカーはデミアンが唯一与えられたのがサッカーボールだったように労働者階級の愛好するスポーツのイメージがある。
     大学サッカーではじめて頭角をあらわす者のある日本サッカーの強み。囲碁でも早期育成の中国韓国より日本は棋士寿命が長い。

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    2025年08月27日
  • アオアシ 30

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    投・打・捕の個人技が基本の野球とちがってサッカーはパスワークが基本なので、向上には師匠が不可欠である。「なぜノールックでキラーパスが出せるのか」教えを40歳で引退間近いチームのために海外に行かないことを選択した司馬に求めた/「ぼくらは40分間の練習中は試合以上に集中する」/練習参加1日目はぜんぜんついていけず。その日のうちに「教えて下さい」。翌朝フェンスを乗り越えてグラウンドに入り込んでいた「一晩中、イメージトレーニングやっていた」。

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    2025年08月26日
  • アオアシ 32

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    アシストに自ら得点に大活躍でチームを最下位から一桁順位に躍進させた福田の評価は一変。ホームでない街でもヒーロー扱い。
    「頼みがある、俺をチーノと呼ばないでくれ。悪気がないのはわかっている。それだからタチが悪いんだ。これから韓国人中国人の選手もくるだろう…」
    感動した。
     この漫画で育成システムが国家代表チームの力量差となって現れているのがよくわかる。高校サッカーのある日本と、コミュニティが支えるクラブで無料育成するスペインとの大きなギャップ。高校サッカーで同期のエースだった冴島は、森野は
     次巻、(回想の中の)福田に運命的心霊的悲劇が襲うらしい。

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    2025年08月26日
  • アオアシ 31

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    福田の回想。スペイン国内リーグ負けの込んでカネもないチームでのデビュー。パスを回してこない。「チーノ」(中国人の蔑称)と呼ばれる、2試合のちにはベンチからも外され、町で「観光に来たのか」と罵られルイ。子供たちのサッカーを言葉分からないまま指導した…。偶然にもその中に故障で外れている同チームのヴェテラン、ガルージャの子がいた。

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    2025年08月26日
  • アオアシ 39

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    ここまで読めたんだから面白かったのだと思います。
    やはり最初が面白くて、中盤ダレる、後半少し盛り返すという感じの構成になるのは仕方ないか。
    全25巻くらいでまとめてたらもっと評価は高くなった気がします。

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    2025年08月23日
  • アオアシ 1

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    ネタバレ

    珍しいサッカーユースを舞台にした漫画。
    漫画としてのフレームはほぼSLUM DUNK。
    特にスラダンと比較しやすいポイントとして、
    ・主人公はスポーツ知識がなく、作中を通して読者と一緒に学んでいくストーリー
    ・主人公にはとびきりの才能があり、努力を怠らない
    ・わずか1年間での急成長
    が挙げられる。
    スラダンにない要素として恋愛要素や家族との関係性、海外サッカーと日本サッカーの違いに深く触れていること、コーチ陣の指導や葛藤など。この辺りは大人ほど共感しやすいエピソードの種になっている。
    逆に削そがれている部分としては、主人公チーム以外の試合がほとんど描かれないこと。選手人数が多いサッカーだから仕

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    2025年08月21日
  • アオアシ 39

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    J株ということもあり、よくある高校サッカー漫画にはないプレーのレベルの高さ、リアリティは魅力的でした。
    ただ、もう少しマンガ的要素も欲しかった。
    いや、この漫画はこれでいいのか。

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    2025年07月10日
  • アオアシ 18

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    ネタバレ

    アシトにとって初めての挫折らしい挫折だったかな
    試合中で立て直せないことは今までなかったはず
    怪我しなくてほんとによかった........

    以下雑記

    トリポネの過去編、
    めっっちゃいいじゃーーーん

    監督の
    「私は選手を守るぞ。君のような人間から。」

    -------
    阿久津が初めてアシトをちゃんと認めた。
    静かな変化だけど大きな変化だ。
    「このチームの失点は、俺の失点だ。」
    漢気あるううう
    -------
    平さんと阿久津の過去回想ジーンときた
    そのあとで
    阿久津がアシトに当たってるのも人間らしくていい

    平さんが阿久津に「今年のチームを頼む」って託すのもたまらん。

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    2025年07月08日
  • アオアシ 17

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    ネタバレ

    雑記です


    義経「ここ、ガキいらないんだよ」
    かっっっっけぇ

    喧嘩始まりそうなの見て
    キラキラしてる北野さんかわいい
    すごい既視感あるんだけど、なんだっけな.....
    ブランチラインか?

    --------

    平さん....
    「今すぐ辞めろ」っていう阿久津にブチ切れてる桐木いいね
    無口なのにここはちゃんと言うんだねいいね


    しかも阿久津もさ、
    なんだかんだロビーに集まってるのかわいいね

    ガン無視で部屋でビデオ見てるアシトのがよっぽどバケモンだわ

    ------
    平を早く出すために点差を広げようって
    もうさーーーー
    勝つためのサッカーじゃなくなってるやん
    読者の私でもわかるよ
    そんな心意

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    2025年07月08日
  • アオアシ 16

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    ネタバレ

    桐木先輩〜〜〜〜〜〜
    最後までエゴイストでいてくれてありがとう.....
    それなのに自分の驕りを反省してくれてありがとう.....
    「試合が始まる前から切り捨てていたのか?!」って気づき、よかったな〜

    やっぱりアオアシには悪い人間はいない

    アシトの活躍薄いかなって思ったけど
    最後の最後やってくれたね〜

    覚醒って感じだった
    こっからが楽しみ

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    2025年07月08日
  • アオアシ 39

    匿名

    購入済み

    とうとう反撃に

    星蘭ぐらいからやや中弛みしてると感じてたけど、終盤になってまた勢いづいてきた。
    もうすぐ最終回なんてとても寂しい。
    けど、この試合がどう決着するのか楽しみな終わり方でした。

    #アツい #ドキドキハラハラ #感動する

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    2025年06月05日
  • アオアシ 12

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    エスペリオンユースの至宝栗林とのエンカウント。
    トップと触れることで、自分の感覚がクリアになっていく。

    プロを意識した高い次元での会話に痺れる。

    「人をちゃんと見る」という点において
    この作品はすごい観察眼を持っているなど感じさせてくれる。

    「根性論でなんとかしようとしていなくて
    何か明確に課題を持って挑んでくるなら見届けないとな」

    こんな監督が近くにいたらと思うと、鳥肌ものやね。

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    2025年05月20日