青山透子のレビュー一覧

  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    Posted by ブクログ

    森永卓郎さんの「書いてはいけない」の中で引用されていた本。
    著者の青山透子さんは事故当時、当時を知る日本航空の客室乗務員として、また単独機として世界最大の航空機事故を起こした日本航空の関係者として、不明な点を明らかにしなければいけないという責任感から、丹念に目撃情報を集め、再度資料を読み返してまとめた本。決して陰謀論などではなく、具体的な証拠や目撃証言から事故原因に迫っている。
    人命を最優先にしていたら4人だけではなくもっとたくさんの人たちの命が救われたのではないかと考えると残念でたまらない。

    心に残った言葉
    ・故意か過失か、組織の指示か否か、いずれを問わず人命よりも優先されるものなどこの世

    0
    2024年06月28日
  • JAL裁判 日航123便墜落事件

    Posted by ブクログ

    おそらく、絶対に認めないのだろう、この国は。
    ここまでの不都合な証拠が揃いながら。

    裁判に向けて起きる様々な形での妨害。映画かよ、と思うようなことが次々に現実に起こる。
    政府がやろうと思えば、こんなことくらいできるということなのか。

    それでも立ち向かう原告と、弁護士さんと著者さんに敬意を。
    忘れてはいけないし埋もれさせてもなんとなく流してもらいけない大事故。

    真実を知りたい

    0
    2024年06月20日
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    購入済み

    森永卓郎さんの本から本書を知り、購入しました。
    本書では推察は一切排除してありますが、森永さんの推察がまさに事実なのではと思います。

    #共感する

    0
    2024年04月21日
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    購入済み

    ボイスレコーダーの公開を望む!

    「日本航空123便墜落事故」は中学生の時に発生しました。
    当時、ニュース報道を見ていましたが、なかなか墜落場所が特定されずモヤモヤしていた覚えがあります。
    本書を読めば、これが「事故」ではなく「事件」であるとしか言いようがありません。
    事故調査委員会の報告やマスコミ報道は、数々の疑惑に答えきれていません。というか逃げているのでしょう。(殺されるかも、と脅されたらそうなるのでしょうけど。)
    中曽根康弘元総理は「自衛隊のミス(若しくは故意)が発覚したら、自分はクビになる」と、発覚を恐れて隠蔽を謀ったのでしょう。せっかく登り詰めた総理の座。動機としては十分です。
    あるいは元軍人でもあるので、彼からす

    0
    2024年04月07日
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    Posted by ブクログ

    私の知らなかった話。
    トンデモ話として、言われる人もいるのだろうが。
    色々な違和感とそれを裏付ける証拠を並べて説明してくれている。
    真実はわからないが、不都合な真実が裏に隠れているのだろう。
    真実を明かすために非難を恐れずに仲間のために人生を捧げている作者の熱い想いも感じた。

    1
    2024年03月16日
  • 日航123便墜落 遺物は真相を語る

    Posted by ブクログ

    日航123便墜落遺物は真相を語る
    青山透子 河出文庫

    兎も角すごい
    長年に渡り国家権力に単身立ち向かう
    精神性の大きさに感銘を受ける
    それにしても
    国民から預かる権限であるべき
    国家の存在を
    権力にすり替えて乗っ取る
    利己心と強欲故に物欲に陥った人間の
    狂わんばかりの不安恐怖からなる
    尽きる事のない保身に人生を費やす
    愚かさと浅ましさに驚くばかりだ

    こうした摩擦界で何を体験して理解し
    何を学ぶか?
    あるいは
    摩擦を苦しみとして競い争い
    相手を傷付ければ
    己に返り血を浴びるだけであり
    人生を無意味に費やせば後の祭りであろう

    0
    2023年10月26日
  • 日航123便墜落 遺物は真相を語る

    Posted by ブクログ

    青山透子『日航123便墜落 遺物は真相を語る』河出文庫。

    『日航123便墜落 疑惑のはじまり 天空の星たちへ』、『日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る』に次ぐ1985年8月12日に御巣鷹の尾根に墜落した日航ジャンボ機の真相に迫るノンフィクション。

    本作の中では現場の遺物を科学的に分析し、事件の真相を明らかにしようとしている。

    日航123便の墜落事故を巡っては、当時、様々な情報が錯綜し、混乱した情報が陰謀説を生み出したのか、或いは著者が主張するように事故ではなく、自衛隊が引き起こした事件であって、自衛隊と政府による隠蔽操作が行われたのか……

    ジャンボ機墜落前に目撃されたオレ

    0
    2023年08月11日
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日航123便墜落事件。
    国内で、満席のジャンボジェット機が墜落するようなことが起きるなんて!と、とても衝撃的な事件でした。
    この事故を題材にした本も多く出版されています。
    私も小説を何冊か、ノンフィクションも数冊読んでいました。

    それでもこの本を読んだとき、自分が何も知らなかったことに気づかされました。
    著者は元日航のスチュワーデスで、事故でなくなった乗務員の直接の同僚です。
    事故当時は国際線乗務に替わったばかりで、それがなければ事故機に乗っていたかもしれないはずでした。
    だから余計に、耳に入る情報と実際に発表される報道との乖離をもどかしく思ったのだと思います。

    不審な、そして解明されてい

    1
    2022年12月01日
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    Posted by ブクログ

    衝撃の展開に読むスピードもアップ。以前から読みたかったが文庫化されているのを知って購入しました。素晴らしい。

    0
    2022年07月20日
  • 日航123便墜落 疑惑のはじまり 天空の星たちへ

    Posted by ブクログ

    1985年に発生した日航123便墜落事故の原因を改めて整理し直した価値ある著作。毎年8月12日にニュースで報じられるこの悲劇は、有名人含む死者520名と過去に類を見ない大事故で、無残なご遺体の前に泣き叫ぶご家族の様子、懸命に操縦に集中するボイスレコーダーのやり取りなどが、衝撃的だった。が、当時学生の自分は、悲しいニュースは知りたくない性格もあり、また「圧力隔壁の修理ミス」というそれらしい結論を聞くと「そんなこともあるのか」という程度に理解していた。それから三十何年後に本書に出会ってびっくり大仰天した。なんと、原因と再発防止策が曖昧になっているとは。私もメーカー勤務で製品開発を長く担当しましたが

    0
    2021年08月16日
  • 日航123便墜落 疑惑のはじまり 天空の星たちへ

    Posted by ブクログ

    青山透子『日航123便墜落 疑惑のはじまり 天空の星たちへ』河出文庫。

    関係者の証言から1985年8月12日に御巣鷹の尾根に墜落した日航ジャンボ機の真相に迫るノンフィクション。

    以前『日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る』を読んでいるが、刊行は本書が先だったようだ。もしも本書を先に読んでいれば『日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る』の感想も大きく変わったのかも知れない。それだけ本書は当事者の声を生々しく反映した衝撃的な内容だった。また、どうして著者が日航123便墜落事故の原因に執着したのかがよく理解出来る。

    第1部では著者が一人前の日本航空のスチュワーデスにな

    0
    2021年07月09日
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    Posted by ブクログ

    今日読むのにこれ程ふさわしい本があるだろうか。陰謀説のトンデモ本かなと不安だったけど、公式発表と矛盾する目撃証言を丹念に拾い上げ、憶測を完全に排除した内容だった。ファントム2機の追尾、オレンジ色の物体、ケロシンは灯油なのに現場にはガソリンとタールの焦げた臭い、完全に炭化した遺体… 自身の客室乗務員としての経験を踏まえて記した墜落までの描写は読んでいて緊張感が凄かった。事故の再調査を望むけれども、本書から導き出されるような真実が公開されて、日本社会はそれを受け止める事ができるのか?解説に、この事故でボーイング社に泥を被って貰ったことがプラザ合意にも繋がりバブルを経て現代日本を形作ったって推測があ

    2
    2020年08月12日
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

    Posted by ブクログ

    日航機事故で同僚を失った元客室乗務員が、人生をかけて調査し、論文調に書き記したノンフィクション大作です。

    私は2020年コロナ騒動に当初から違和感を感じ、いろいろ探っていたところ、この本にもたどり着きました。

    一見、コロナ騒動となんら関係のないものと思われるかもしれませんが、世の中の構造を知ってしまうと、いろいろと繋がってくるのです。

    この日航機事故についてはまだ未解決事件ですので、いつの日か解明され、無残に命を落とされた人の無念がはらされることを願います。

    2
    2020年07月09日
  • マンガ 誰も書かない「真実」 日航123便はなぜ墜落したのか

    Posted by ブクログ

    事実が、半分だとしても、本当に恐ろしい話である。隠蔽や、そもそもミサイル発射などに関わった自衛隊からそういった証言が一切出てこないのは、徹底的な箝口令が引かれたと言ってしまえば、それまでだが、ちょっと気になる。この件で、アメリカに弱みを握られたと言うのはなんとなくわかる。しかしすべての事実は闇の中です。

    0
    2025年11月09日
  • 日航123便墜落事件 隠された遺体

    Posted by ブクログ

    今年の事故を振り返る追悼の新聞記事の解説でも「圧力隔壁破壊説」が公式の見解として、この作品の著者や森永卓郎さんの「外部衝撃説」が注釈として否定されていた。結論から言うとどちらの立場からの疑問点を払拭するような真実は見えてこない。ますます謎が深まったような気持ちになる。ただ、ヒステリックにも感じるほどの巨大な闇へ対して真相究明を求める執念は伝わってくる。最高裁上告棄却での吉備さんの「戦争で父親を奪われ、JALに夫を奪われました⋯」と言う感想の言葉に、戦前の「お国」と同じ権力構造かと背筋が寒くなるものがあったが、「真実に時効はない」と言う青山弁護士の言葉に少しだけ光を見た。

    0
    2025年09月06日
  • 日航123便墜落事件 四十年の真実

    Posted by ブクログ

    巻頭の口絵に示される遺骨の写真。なぜここまで炭化したのか?安全性の高いジェット燃料が燃えただけでは説明できない。近くでは、化繊のぬいぐるみがそのままの姿で残っていた。…当日の夜に現場付近を飛行していた新聞社のヘリコプター。だが、翌日未明まで墜落場所は発見できなかったで、報道は落ち着いた。彼らは何を取材してたのか?隠ぺい加担者は意外に多い。…突き付けられた40年の真実。それでも、陰謀論で片づけけるのか?謎があるなら知りたくなる。好奇心を搔き立て、考えることで人類は進化してきた。人であることは止めたくはない。

    0
    2025年09月03日
  • 日航123便墜落事件 四十年の真実

    Posted by ブクログ

    違う本を買う目的で本屋に行ったが、タイトルに惹かれて「なんか今年のこの夏だからこそ読んでおかないといけないのでは?」と感じてしまった本2冊買ってしまいました。そのうちの一冊がこれ。当時小学生でしたが、友達のうちでこのニュースをテレビで見てたのを鮮明に覚えている。
    “知らない”ってことは罪だとつくづく感じてしまいます、毎年8.12になるとニュースで御巣鷹山の慰霊登山の模様が流れてくるが、まさかこのような“真相”があったとは全く“知らない”ことでした。ボイスレコーダーが開示されない限り本書に書いてあることはあくまでも“憶測”かもしれないが、本書著者青山さんの調査研究を読むと“真相”としか言いようが

    0
    2025年08月28日
  • 日航123便墜落事件 隠された遺体

    Posted by ブクログ

    日航123便墜落事故――520名の命を奪った未曽有の悲劇からまもなく40年。公式調査は圧力隔壁の破壊からあらたに異常外力という証拠になり得る報告もある。現場で働いた者の証言には未公表の遺体や搬出順序の不可解さが残る。遺族は「真実はまだ隠されている」と訴え続ける。だが結論ありきの都合のよい文脈では歴史の検証にはならない。必要なのは痛みに寄り添い沈黙の奥に潜む事実を掘り起こす粘りだ。それこそが亡き人の尊厳を守る唯一の道である。

    0
    2025年08月15日
  • 日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす

    Posted by ブクログ

    以前青山透子の著作に初めて触れたとき、日航123便墜落事故をめぐる数々の目撃証言や矛盾点に色めき立ち、こんなにも公式発表と違う世界があるのかとワクワクした記憶がある。ファントム2機の追尾、オレンジ色の物体、ガソリンとタールの臭い、炭化した遺体 - どれも謎解き的な構造を持ち、彼女の筆致も相まって一気に引き込まれた。

    今回本書を読んで改めて思ったのは、やはり慎重な検証が不可欠だということ。CVRの非公開や相模湾での捜索消極など、政府側の対応にツッコミどころが残るのは確かだし、情報公開のあり方や初動対応の課題を指摘する意義は大きいと思う。ただ、青山氏の主張は目撃証言や推論に依る部分が多く、圧力隔

    0
    2025年04月26日
  • マンガ 誰も書かない「真実」 日航123便はなぜ墜落したのか

    Posted by ブクログ

     日航123便の墜落事故については、当時まだ自分が生まれる前ということもあって、どんな出来事なのかあまり詳しく知らなかった。全部が全部まるっと信じられるかといわれたら何とも言えないところではあるけども、公式発表された情報と目撃証言の食い違いを埋めるように検証していくと、ここで紹介されてる筋書きが本当のことなのではと思ってしまう。それくらい謎が深く、いろいろ勘ぐってしまう事故なんだなと再認識。ただ、この一連の出来事がその後の日本経済に多大なる影響を及ぼした可能性があるという指摘には、背筋が凍る思いがした。もしそうなのだとしたら、これからも日本は経済的にアメリカには頭が上がらないということになる。

    0
    2025年04月14日