あらすじ
日航123便墜落事件から37年後の現在、真実を追求する初めての裁判闘争が幕を開けた! 〈昭和史の闇〉が凝縮する歴史的な法廷の一部始終に肉迫し、事件の真相に迫る。
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Posted by ブクログ
『JAL裁判』を読み終えて痛切に感じたことは、前にもこのブグログで触れたが、中曽根康弘という総理大臣(当時)は稀代の悪である。日本の航空自衛隊によるミサイルの誤射という事実を覆い隠し、アメリカの横須賀基地着陸の許可も断り、被弾した状態で30分も日航123便は天空を彷徨い続けた。その挙句に御巣鷹山に激突したのだった。アメリカの助けと基地の受け入れを即座にしていれば何人の人が助かったか分からない。政府と自衛隊で自分たちのミスが明るみに出ることを恐れ、証拠となる物をその日の夜の内に焼き尽くしてしまったのだ。その間に墜落場所を特定できない旨をマスコミを通し世間に流させ、隠蔽の仕業が済んだところでOKを出した。その間にも生存者は声にもならないSOSを発信していたのである。この所業のすべてを中曽根康弘は承知していた。いや、むしろ、指示していたのではないかと思われる。それと並行して、問題は事故を起こしたあとの政府とJALの言動である。その克明なやり取りが本書に書かれている。政府と日本航空がグルになって被害者の遺族に過分の補償金を配ればそれで一件落着とでも言いたいような態度に出た。和解をし、補償金を払ったのだから終わりであるという一点張りだ。本書に示された日本航空の数々の悪事は、見逃すことはできないし絶対に許されない。その信じられない事実を多くの人に認識して頂きたいと思う。中曽根康弘の息子で昨年引退した中曽根弘文などは、現役当時この話が出ると豹変して周囲を黙らせるほどであった。
生涯を通してこの問題に尽力されている青山透子氏には敬服する。そして、氏の書き進める文章は非常に分かり安くて説得力がある。123便のシリーズ本のすべてが圧倒的な迫力に満ちている。ロッキード裁判の被告、田中角栄が無実だったように、吉備素子さんの主張するフライトデータ情報開示請求が全面的に受け入れらるよう願うばかりだ。陰ながら応援し続けたい。
Posted by ブクログ
日航123便墜落事件の関係者がフライトレコーダーの音源公開を求めて、事件自体やその後の対応に不信・疑問を持つ著者の青山透子氏や弁護士と共に裁判を起こす物語。またその記録・資料。読んでみて分は原告にあると感じる。が、JAL側(弁護団含む)・政府・裁判所の対応は。。
著者青山透子氏の取材力や執念をものすごく感じました。
世の中に出回る情報や事象のすべてに信憑性があるのかどうかを疑う視点が必要と感じた。ファクトチェックは重要であり必然!
事件(個人的には事故とは表現し難い)当時は生まれていない年齢だが、森永卓郎氏の書籍「書いてはいけない」を読み、本件に興味を持った。この事件は闇が深いのですね、、関連書籍も読みたいと思いました。