堀内静子のレビュー一覧

  • ABC殺人事件
    ある日ポアロに犯行予告の手紙が送られてくる。差出人は「ABC」。そして予告通りに怒った老女の殺人事件を始まりに、海辺で殺された若い女性、散歩中に撲殺された元医師の老人。3度も殺人を阻止できなかったポアロと警察だが、事件は想像を超える終結を迎える。
    個人的にはアガサ・クリスティ、ポアロシリーズの中で一...続きを読む
  • ABC殺人事件
    アガサクリスティの代表作の1つである名探偵ポアロシリーズを初めて読みました。
    ABC順に殺人事件が発生していく物語には、凄く驚愕しました。
    読みやすい文章で読み応えがあり、良かったです。
  • ABC殺人事件
    あまりに華麗なトリックである為に、記憶を無くしてもう一度楽しみたいミステリーというのは世界中に幾らでも存在するだろうけど、その筆頭に名を連ねるかもしれないのが本作だね

    ポアロに届く挑戦状、そしてABC順に次々殺される被害者。通常の殺人事件とは全く異なる論理で進展する事件はあまりにも刺激的。最後に待...続きを読む
  • ABC殺人事件
    いま見ているスーシェ版ポワロで「ABC殺人事件」があるので、およそ10年ぶりに再読。
    いやはや、面白い!たいへんにエンタメ的な作品だと感じます。

    ポワロに予告状が届き、Aのつく町でAのつく名前の人物が殺される。そして次はBの町で――。
    不謹慎にもワクワクしてしまうこの設定に、ページをめくる手が止ま...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下
    下巻にも人格名と性格一覧を載せてくれよ、と思いながら読み始めたが、順番に新人格が登場してパンチのある紹介(行動)をしていくので必要なかった笑

    "憎悪の管理者"で喧嘩担当のレイゲンだが、ロビンフッドのように貧困の子供を助けて喜んだり、人格の中でもクリスティーンを気に入っていて、スポットに出ていない時...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上
    人格同士の争いや、他者と各人格とのやりとり中心の話かと思って読み始めてみたら、前半はレイプ事件中心なので、あくまで他者から見聞きして得られた情報のみを記していくのかと思いきや、後半から人格同士の対話が増えてきて、期待どおりの面白さだった。

    ノンフィクションでありながら執筆にあたり、全てが事実通りで...続きを読む
  • ABC殺人事件
    アガサ・クリスティ作品を読むのはこれで3作目。『オリエント急行の殺人』に続き、エルキュール・ポアロ・シリーズの超有名作品を読みました。
    『オリエント急行の殺人』と異なり、ポアロの友人であるヘイスティングズ大尉による語りで物語が展開していく様は、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ・シリーズのワトス...続きを読む
  • ABC殺人事件
    アガサクリスティの代表作の一つ。ポワロに届いた挑戦状の予告どおりAで始まる地名のAの頭文字の女性が殺された。第2第3の挑戦状の通り アルファベット順に殺人事件が起きる。最後のポワロの真犯人を暴くところはさすがです。20代の時に読んで以来再読ですが、すっかり結末忘れており、新鮮に読めました。
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下
    主人公はレイプ犯として逮捕されるが、自分は多重人格だという訴えは無罪になるための演技ではなく、彼も壮絶な過去を大変な思いで乗りこえてきた人だった。当事者と家族、彼を信じる治療者と疑う治療者、社会の人々の気持ちの揺れが、痛いほど伝わってくる本。
    個人的には、本に一瞬出てくる作業療法士が、彼個人としっか...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上
    面白いです。辛い描写もありますが、心温まる場面や言葉もあります。
    まとめて読む時間が取れず細切れに読んでいるので、最初は第一部が始まる前の『心のなかの人々』を参照しつつ読みましたが、だいぶその頻度が減ってきました。
    後半で、ビリーの中の人々が次から次に他者の前に姿を表す部分はとてもテンポよく面白かっ...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下
    かつて〈モンスター〉として描かれてきた多重人格者を、〈モンスター〉の側から書くことで理解を深めた記念すべきノンフィクションの傑作。連続レイプ犯として逮捕されたビリーミリガンには犯行の記憶がなかった。ビリーの症状、24人の人格との対話、生い立ち、裁判の様子など非常に興味深く描かれる。虐待が生み出したと...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上
    オハイオ州立大学医学部一帯で二人の女性がレイプされるという事件が発生し、容疑者としてビリー・ミリガンという青年の名前が浮かぶ。それをきっかけとしてビリー・ミリガンの特異性が露呈。協力的な医師らより多重人格者と認定されるノンフィクション。
    上巻の後半は、多重人格が形成される過程で養父から実の母親が暴力...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下
    子供の頃テレビで見て、彼についてなんとなくは知っていた。今でも内容が頭を離れず、ようやく読むことができた。
    解説にもあったが、多重人格は親からの虐待に起因することが多いらしい。ビリーの場合は、継父からの性的虐待、実父の死によるショック、母親からの激しい叱責などが原因で、自分を守るために人格が分裂して...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上
    多重人格というものに対しての偏見?イメージ?みたいなものが変わった気がする。
    自分が知っている冷酷で理知的で、必要に応じて人格を分けるサイコパスではなく、生きていくために人格を変えざる得なかった弱者だったのが衝撃的だった。
    今回の話は身体的な意味でビリーが犯した罪よりも、多重人格者が犯した犯罪という...続きを読む
  • 24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下
    教師という人格が登場し回復の兆しを見せているのに、偏見などによるマスコミの煽りに遭い、必要な治療もままならならず、症状も悪化するのは残念だった。
    ふと思ったのだが、人格の統合=回復としてもいいのだろうか?
    ビリーの頭の中では全員が会話することができていたのだし、それさえできていれば無理やり統合しなく...続きを読む
  • ABC殺人事件

    名作です

    色あせないとは、こんな小説のことを指すのでしょうね 。大人になって読み返すと昔は見えなかったものが見えたりします。
  • ビリー・ミリガンと23の棺 上
    24人のビリー・ミリガンの続編。一度は1人の人間に統合された彼も、困難な状況にぶつかるたびに分裂してしまう。完全に統合されるために強いられる苦痛。
    しかしそれを乗り越え、自分自身の人生を歩もうともがく彼のひたむきな姿を描く。過去の虐待を克服し、忌まわしい記憶のすみつくほったて小屋を後にするシーンでは...続きを読む
  • ビリー・ミリガンと23の棺 下
    ビリーがナゼ多重人格になったのか?
    ビリーを受け入れる病院 施設の対応は?

    ビリーの苦しみを思うと 辛くなります。
  • ABC殺人事件
    昔アニメで観た記憶があったので今になって読んでみたら内容全然覚えていなかった、、、

    事件の接点がないように見えて最後にある意味全部繋がっていくのは面白かった。途中からカストが犯人である描写が描かれていたが、見事に裏切られました。
  • ABC殺人事件
    色んな作品にオマージュされている言わずと知れた古典なので、トリックなどは知っていたけれどそれを踏まえてもとても面白く、続きが一気に読み込んでしまった。現代作品のようなリアリティはないけれど、この作品が出た時は衝撃的だったんだろうなと推察