堀内静子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【再読】
ある日ポアロのもとに不審な手紙が届く。それはABCを名乗る人物が、日付を指定してアンドーヴァーの地で何かが起こることを示唆したものだった。そして予告どおり、アンドーヴァーでアリス・アッシャーという名の高齢女性が殺害された。さらに遺体のそばにはABCと呼ばれる鉄道案内が置かれていた。ポアロたちは身内らから話を聞くも、疑わしい者は見つからなかった。
そうしているうちに今度はベクスヒルでエリザベス・バーナードが、チャーストンでカーマイケル・クラーク卿が犠牲になる。一向に容疑者の目星がつけられないでいると、三人目の犠牲者クラーク卿の弟フランクリン・クラークが、犠牲者の身内からなる「特別部隊」を結成することを提案する。
そして四人目の被害者が出たところで、ついに犯人アレグザンダー・ボナパート・カストが逮捕された。しかしカストと面会したポアロは、彼は犯人ではないことを確信する。
真犯人は三番目の被害者クラーク卿の弟フランクリンだったのだ。彼は遺産目当てで兄を殺害し、それをカムフラージュするために何の罪もないほかの三人を殺した。そして、精神的に不安定なカストを唆して自分の犯行であると思い込ませたのだった。
クリスティー作品には珍しい、警察を手玉にとり世間を騒がせる劇場型犯罪。ポアロも翻弄され、終始ピリピリとした空気が漂っている。また、犯人視点のパートがあるのも特徴。犯人はなぜこのような連続殺人を実行したのかという点がテーマのホワイダニット作品。本命の殺人を無差別殺人の中に隠してしまうという恐るべき殺人者。
狂気の人間はその行動において正気の人間と同じように論理的であり、筋が通っている。
●見どころ
・黒染めするポアロ
・薄毛を気にするヘイスティングズ
・おぞましい裏声で歌うポアロ
●名言
「隠しごとのある人間にとって会話ほど危険なものはないんです!」 -
購入済み
面白かった
犯人も動機も意外ではないけど、
謎解きされると
そういうことだったのかと
目から鱗が落ちる。
それにしてもミステリーの犯人は
必ず余計なことをしてしまうものです。
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Posted by ブクログ
以前「24人のビリー・ミリガン」が家にあったので読んだことがある。これはその続編にあたるらしい。
というか、ビリー・ミリガン自体が実在の人物だからこれは彼のその後だけれど。
前回の「24人のビリー・ミリガン」では最後に比較的環境のいい精神病院に入院して話が終わっていた(と思う)。ビリーはその後、ライマという評判の悪い精神病院に移送させられた…というところから話が始まる。
ビリー・ミリガンという人は色んな番組でドキュメンタリーが流されたりしたので、知っている人も多いかもしれない。彼は本当にタイトル通りに、心の中に24人の人格がいる。彼本人も合わせたら25人だけど、彼は自殺する可能性があるとして大概他の人格に眠らされている。
ライマでの生活は本当に屈辱的かつ暴力的で、介護人は好き勝手に暴力をふるい、強制的に精神薬を飲ませてくる。
おかげでせっかく統合に向かっていたビリーの人格は再び混乱し、それぞれが好き勝手し始め…
私はてっきり前作で終わりだと思っていたので、続きがあるのに驚き。
これが過去の物語ってことは、彼は今どうしてるんだろう…とりあえず下巻を読み終わるまでは調べないでおこうっと。
個人的には「アレン」と「トミー」の人格がすごく身近に感じます。
というか、「人格」だけどちゃんと髪の毛の色や目の色、年齢や癖まで決まってるんだなあ…今更だけど、心というものの複雑さに驚きです。