久住四季のレビュー一覧

  • 異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき

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    ネタバレ

    初めて読む作家。犯罪心理のミステリーモノなので捜査官や犯人の心理描写等を期待して読んでみたが、後半は話の展開が分かって読み飛ばしまった。同一犯人で捜査を進めていくと犯人は2人でかつ身近という展開にうーんとなってしまった。
    もう1人の主人公が犯罪心理学者であるのだけれど、キャラの設定が今ひとつだと感じる。海外ミステリーを続けて読み、久しぶりに日本の作家だっただが物足りなく思うのは何故だろう。。。。

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    2021年08月23日
  • 異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 剥皮の獣

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    シリーズ第1弾を読んだのが約半年前。そのとき何か引っかかる言葉があったなぁと思っていましたが思い出せず。読み始めて思い出す、「けれどの莉花ちゃん」と名付けたことを。第1弾よりは頻度少なめですが、やっぱり多い「けれど」。引っかかるのは彼女には「が」のほうが似合うと思うから。

    事件そのものよりも彼女を貶めようとする同僚たちにゲンナリ。感情希薄で雪女と揶揄されるヒロインのことを応援したくなるし、段々と好きになってきました。何よりこのシリーズは薄いのが嬉しい。

    しかしどう見てもますますクラリスとハンニバル・レクター。

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    2021年07月09日
  • 推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ

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    キャラクターと設定は面白い。肝心のミステリー部分はちょっと物足りない。単発ものとしては面白く読めるが、もし続きが出るとしたらもう少し厚みが欲しいところ。

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    2021年07月03日
  • 異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき

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    死体から臓器を抜き出すという連続殺人事件。捜査は難航し、管理官から密命を受けた主人公は死刑判決を受けた犯罪心理学のプロに会いに行き、そのアドバイスを受けて犯人に迫ってゆく‥
    異常犯罪やレクター博士のような不気味なアドバイザーなどありがちな設定、少々ご都合主義なストーリーではあったが、なかなか面白かった。シリーズ化予定と思われるので次作も期待。

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    2021年05月24日
  • 星読島に星は流れた

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    ネタバレ

    ★ 感想
     数年に一度,隕石が落ちるという謎の島、「星読島」。その島ではインターネット上のフォーラムを通じて,隕石が落ちる時期に人が集められる。そして,参加者の一人に隕石が譲られる。
     そのフォーラムに参加する,ボストン在住の医師,加藤盤。加藤は,事故で妻子を失っていた。
     星読島の所有者である天文学者のサラ。サラのもとに集められた7人の人物。加藤のほかには,隕石回収業者,NASAの職員,スミソニアン博物館の職員,ニート,謎の女性,18歳の学生博士の女性といった面々。この中で,隕石回収業者のマッカーシーが死亡する。
     殺人事件は実質1件。あと,サレナという謎の女性が死亡するが,この人物がマッカ

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    2021年05月30日
  • 異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき

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    この表紙を見たら、内藤了のシリーズを想像して思わず手が出る。負けず劣らずグロい事件に挑むのは、陰惨な過去を持つ若い女性刑事。

    死刑囚の心理学者に助言を求めにいくシーンに藤堂比奈子シリーズを思い出すと同時に、『羊たちの沈黙』を思い出さずにはいられない。まるでFBIの実習生クラリスとレクター博士。単独行動が多くてこの先も心配。まだ魅力的というところまでは行かないから今後に期待。

    「けれど」が多すぎる気がするんですけれど(笑)。それが気になりすぎて、見開きで何回出てくるか数えてしまったじゃないですか。私の中ではすっかり「けれどの莉花ちゃん」。

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    2021年03月10日
  • トリックスターズL

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    ネタバレ

    物語の真相部分にツイストの掛かったメタ・ミステリ。正直、かなり無理してるような印象で、普通のパズラーを書いたほうが作者も楽しいんじゃないかなと言う気がする。あと如何にカモフラージュのでっち上げとは言え、実行不可能な機械密室というのはさすがにいただけない。

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    2020年12月29日
  • 異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき

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    ネタバレ

    内臓を抉り取られた女性の遺体が三体もという、絵面からして強烈なインパクトのある事件だが、犯人も二転三転するので、読んでいて「どうなるんだ!?」と驚きながらの読書となった。
    そんな事件を正攻法ではないやり方で解決しようとする主人公が女性というのも斬新だったと思う。
    あの二段構え三段構えな展開といい、正攻法じゃないところといい、主人公を激しく嫌いながらも何だかんだで面倒見てくれる刑事が出てくるところといい、某バディ推理ドラマを彷彿とさせる。
    こちらの相方は死刑判決を受け、今は控訴されている身の若い犯罪心理学者だが。

    彼も変わり者と言えば変わり者だが、主人公に対しての態度が親身な部分もあって(色々

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    2020年11月21日
  • 異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき

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    どこから見てもハンニバル・レクター&クラリスなお話。ヒロインの莉花が「羊」呼ばわりされたりもするので、当然確信犯なんだろう。レクター博士に当たる阿良谷静が軟化するのが早すぎるような気もするけど、キャラクターは魅力的に思う。ただ事件の解決があれよあれよで、あまりにイージー。設定的に阿良谷のアドバイスで動けるのが下っ端の莉花一人なので、却ってそうなってしまうんだろうけど、少し残念。

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    2020年11月09日
  • 推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ

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    ミステリーとしてはあっさりしているけど、キャラクターが魅力的で楽しく見られる作品。
    意味深に終わったので続きはあるのかな? と思いながら続編待っています。

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    2020年08月09日
  • 怪盗の後継者

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    楽しんで読めた。盗みに関する話、飛行機の中でするのか? とか、思うところもありつつ。
    文章の書き方が少し変わったような…?

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    2020年05月06日
  • 星読島に星は流れた

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    「数年に一度隕石が堕ちる島」
    天文学者ローウェル博士は、毎年、ボストン沖の孤島で天体観測の集いを開いていた。
    招かれた6人は年代も職業も様々、滞在3日目、ひとりが死体となって海に浮かぶ。

    クローズド・サークルもの。
    ミステリーとしては普通に面白かった。
    隕石に関する話が新鮮だった。

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    2019年08月18日
  • 星読島に星は流れた

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    数年に一度、隕石が落ちる島『星読み島』で、島のオーナーで天文学者のローウェル博士は毎年集いを開催していた。
    天文学に興味がない医者の加藤は集いに申し込みをした所、とんでもない倍率から集いへの参加の権利を獲得する!
    滞在3日目に参加者の一人が死ぬ!

    絶海の孤島で起きる殺人事件、怪しい登場人物たち、そして不自然な死・・・
    久しぶりに綾辻行人以外の本格ミステリを読みました!

    読んでいてこんな島があったら旅行に行きたいなと思いました。

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    2018年05月06日
  • 星読島に星は流れた

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    隕石が落ちてくる島でのクローズドサークルミステリ。読みやすく、設定もロマンがあって美しいけれど物足りなくもある。
    この作者は2冊目だけど、好みに合わないのだろう。

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    2018年01月01日
  • トリックスターズC PART2

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    ■俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。堂々のシリーズ完結!

    魔術師の青年教授と助手のぼくによる推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第6弾。『魔術師からの挑戦状』が投じた一石は、次々に複雑怪奇な謎へと波及していく。いよいよ物語は佳境へ!魔術師が“名探偵”でないのが、魔術師たるゆえん。事件すらも解体・構築してしまう手腕に酔い、鮮やかに騙されることに喝采間違いなし。あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至!真相に到達したとき、魔術師の“最後”の物語が始まる。トリックスターズシリーズ、堂々の完結。

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    2017年12月18日
  • トリックスターズC PART1

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    ■俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。いよいよシリーズは佳境へ!

    魔術師の青年教授と助手のぼくによる推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第5弾。四月の事件の再現──大見得を切るかのごとく届いた『魔術師からの挑戦状』!最高潮の舞台が用意され、物語はスリリングに加速していく。謎は深まり、複雑に絡み合う思惑は事件をさらに混沌とさせる。まさに総決算とも言える物語に、手に汗握ること間違いなし! 魔術師たちの“最後”にして華麗なる饗宴が始まる。あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!

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    2017年12月18日
  • 星読島に星は流れた

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    ネタバレ

    するっと読めます。
    天文とミステリーを程よくブレンドした感じのもの。

    ミステリー色もそれほど強くないし、謎解きというほどの何もなく、淡々と進んでいきます。頭を使わなくていいアクのない小説かも。

    この前に読んだのが悲しみのイレーヌだったりしたせいか、加藤の妻子がどんな残虐な殺され方を!?と思ってたけど、そんなことはなかったです。

    出て来るキャラが典型的、というかアニメ的。
    加藤はよくいるボサボサ頭でヒゲ、タバコくわえてるおじさんで、美宙は気の強いツンデレ系美少女、博士はほわほわ天然系でサイコっぽく、、、もうアニメでいいんじゃね?って感じ。

    まぁ、不快感はないし、不思議と読み始めると続けて

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    2017年07月20日
  • 星読島に星は流れた

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    ネタバレ

    なぜか流れ星が多く落ちてくる孤島(隕石が良く降ってくる島?)に集まった7人の男女。そこで事件が…。
    おお、クローズドサークル物?と思って読んでみると微妙に違う。確かに範疇としてはそこに属するんだけど…。
    まず展開が遅い。ページも半分過ぎて初めての事件、しかもあまりゴリゴリの犯人あてでもない。

    ただ、隕石がふる島ということで天体関係の蘊蓄が色々あるのは楽しめるし、キャラもしっかり立っている。
    一方で、なぜここをボストン沖合の島で登場人物をアメリカ人(しかも主人公は日系2世とか中途半端)にしたのかその必要性がよくわからなかった。

    文章はとても読み易く、表現も感覚的で若い作者なのだろう、読後感も

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    2017年05月11日
  • トリックスターズD

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    ■魔術師と“D”の物語!

    西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第3弾。学園祭という日常の非日常で起きる奇妙な監禁事件。それに二人が関わると展開はもう予測不可能!ソリッドシチュエーションをあざ笑う奇抜な設定に幻惑され、めまいを起こすこと間違いなし。現実と虚構の境界が曖昧になり、読んでいる者も狐につままれる。衝撃のラストは必見!

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    2017年04月20日
  • トリックスターズ

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    ■巧妙な”嘘”にきっと騙される!

    名門城翠大学を舞台に繰り広げられる殺人予告ゲーム。時代がかった陰惨な宣告ははたして現実となってしまう。新入生のぼくは客員教授の青年、佐杏冴奈と出会う。彼は有名人だ。その理由は本物の「魔術師」だから。なぜか気に入られたぼくは、先生の酔狂に巻き込まれてしまう。こうしてにわか探偵と助手は殺人予告ゲームに参加することに。事件すらも楽しむ先生の享楽的頭脳は冴え渡り、ぼくは振り回され、事件は二転三転、疾風怒濤の展開へとなだれ込む。あっと驚く結末は、もう一度読み直したくなること必至。極上エンターテインメント!

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    2017年04月20日