久住四季のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
デートに誘ったはずが「家電量販店に行こう」と言われ、憧れの女性と開店前行列に並ぶことになった大学生の青年。その日遭遇した謎から、彼は人の優しさについて思いを巡らせることになる(「神様の次くらいに」)。
文庫オリジナルの<日常の謎>作品集。
人の死なない、<日常の謎>を作品を集めたミステリ短編集です。
日頃、ハラハラドキドキ、刺激と惨劇、スリルとサスペンスに満ちたホラーやミステリを愛好している私ですが、たまにはこんな作品も良い。優しさと、作品によっては青春と恋愛の甘酸っぱさも楽しめ、何というか、年末という忙しいこの時期にも、ちょっと穏やかな気分になれてちょうどいい気がします。
気に入った一作は、他は全部現代日本を舞台にしている中カナダ(とアメリカ)を舞台にしていて毛色の違う『デイヴィット・グロウ、サプライズパーティーを開く』。家族愛・親愛を楽しめつつ明るくて好き。海外通販みたいなノリの脳内吹き替えしてしまいます。
こちらの登場人物は、作者さんの他作品のキャラクターだそうで、その本もぜひ読んでみたい。
表題作の『神様の次くらいに』も、優しい話で好きです。ほんのり甘いのも良い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】さくらが丘小学校 四年三組の来週の目標/ライオンの嘘/神様の次くらいに/小さいものから消えよ/デイヴィッド・グロウ、サプライズパーティーを開く
「さくらが丘小学校 四年三組の来週の目標」 新任の小学校教師が教室で起きたゲームカード紛失事件に挑む。
「ライオンの嘘」 高校の生徒会副会長が、文化祭前日に起きた運動部内の盗難事件に挑む。
「神様の次くらいに」 デートを申し込んだつもりが、家電量販店に開店前に並ぶことになった男子大学生。
「小さいものから消えよ」 公園から一日一つずつ物が消えていく謎。探偵・凜堂星史郎&推理作家・月瀬純もの。
「デイヴィッド・グロウ、サプライズパーティーを開く」
父親のためのサプライズパーティ。贈り主不明のプレゼントが一つ。『星読島に星は流れた』の脇役・デイヴィッド・グロウもの。
ささやかな日常の謎。
著者によるあとがきがあり、それぞれの作品について述べられている。 -
Posted by ブクログ
異常心理犯罪というのに惹かれて手に取りました。
冒頭で、昆虫採集が好きで、しかもそれを殺すことが一番好きだと言う語りがあり、「あーよくある解剖してみたい系か」と思ったらそのままで。
最初は昆虫の解体、解剖、そして果ては人間の解剖に興味は行き着く。
そして事件は起こり、女性の腹が裂かれ、そこにあるはずの臓物が全部無くなっているというもの。
そんな猟奇殺人事件に帳場はめぼしい動きがないまま時が過ぎていた。そんな中皆川管理官は以前から面識のあった所轄の新人刑事である氷膳莉花に「ある人物に会って欲しい」と依頼をする。
それはこれまで数々の猟奇殺人を企て死刑判決が出ている「阿良谷静」だった。
莉花は皆川管理官の言いつけの元、阿良谷に事件の情報を話、犯人のプロファイリングを頼み事件解決に乗り出すのだった。
猟奇殺人と言うのに興味を持って読み始めたが事件のことはあまり語られない。莉花と阿良谷のやり取りが主。
莉花は新人だからか危機感が少し低いように思う。犯人と対峙しているのに気を抜くだろうか?
事件解決の為に「The・刑事」といった感じの仙波主任と行動する所は良かったと思う。
やはりメディアワークス出版だからかライトな感じだったのでグロ系苦手でも読めると思います。 -
Posted by ブクログ
火事で自宅を失い、知り合いに紹介されて
ルームシェア(1万5千円)をする事に。
ちょっとの間だけ、と言っていますが
そのまま住み続けそうな気がw
面白そうな依頼しか受けない、と豪語する探偵は
それ以外まったく何もできないという生活破綻者。
どれくらい? と思っていたら、中々に…。
それに振り回されている主人公ですが
これだけしているのであれば、そのまま書いても
全然問題なさそうです。
むしろ請求されないのでラッキー?
と思えない性格の主人公ではありますが。
2話分載っていますが、最初の犯人は驚きですし
次の内容については、故人の性格がよく分かります。
人間正直に告げるのが一番かと。