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奥多摩署勤務となった莉花は地域課から刑事課へ復帰を果たす。時同じくして、潜伏中の強盗犯が廃屋で殺害される事件が発生。なぜか被害者の首から上の皮膚は剥がされ、持ち去られていた。
この異様な事件は複雑な様相を呈していく。なぜ逃走中の強盗犯を狙ったのか。そして首から上の皮膚を剥ぎ取ったのは一体? 解決にこだわる莉花は禁じ手に打って出る。それは悪魔の犯罪心理学者、阿良谷と取引することだった。
すべてが明らかになったとき、貴方は震撼する!
登場人物
氷膳莉花(ひぜん りか)
警視庁奥多摩署の新米刑事。どんなことにも動じないため、付いたあだ名は「雪女」。事件解決のためにとった過去の問題行動により、同僚からは疎まれている。
阿良谷静(あらや しずか)
未決死刑囚。若くして名を成した天才的な犯罪心理学者であったが、一方で数々の犯罪を計画。その頭にはあらゆる事件のデータが収まっているとされる。
仙波和馬(せんば かずま)
警視庁捜査一課の警部補。殺人犯捜査第四係、仙波班を率いる。数々の現場を踏んだ百戦錬磨の猛者。莉花とは過去の事件解決の際に縁があり、気にかけている。
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
今度は人間の皮を剥ぐ殺人鬼。
奥多摩の地域課に前作の最後に移動になった莉花は3月から刑事課へ異動となった。
しかしそこでの扱いは酷いもので、莉花もそのような仕打ちをされても仕方ないかと割り切る。
だが、課長の「なんでお前を刑事課に戻したかわかるか?刑事はデスクワークも多いんだ。それをやってもらう為だよ。次の異動まで1枚でも多く報告書を書け」の言葉には思わず反吐が出た。
大の大人が陰険な虐めしてるみたい。
その点、前作から続く捜査一課の仙波主任は利となるものならなんでも使う、そう言って莉花を引き取った姿にいい刑事だと思った。
犯人は正直序盤から何となくわかっていたが、動機については「そんな理由で?」と思った。
まあだからこそ快楽殺人者なのだろうが。世間一般では分からない思考を持つ、それでこそ異常なのだ。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
1作目を読んで、「続編希望」と感想に書きつつ、その後すっかり忘れていた作品。
前作での出来事をきっかけに、左遷人事で奥多摩署に異動になった莉花。
地域課から刑事課に異動になり、着々と捜査一課への復帰の道を歩んでいたが、同僚たちの目は冷たい。
そんな中、池袋の事件の犯人たちが奥多摩に逃亡してくる。
二人組のうち、一人は逮捕したものの、もう一人には逃げられてしまう。
しかし、逃げたもう一人の犯人は頭部を切断され、皮を剝がされた遺体で、山奥の小屋から発見される。
見えない犯人像に莉花は、阿良谷博士に助言を求める・・・
前作からの流れを裏切らない、完全な「羊たちの沈黙」のオマージュ。
逆に他の方のレビューにあるように、博士の出番が少なかったくらいか。
犯人は読んでいる途中で、何となく想像つくものの、動機については背筋が凍る。
しかし、フィクションとは言えども、奥多摩署の面々の陰気な態度には辟易する。
次作では捜査一課に戻るようなので、もうこの人たちとの絡みがないのが救いかもしれない。
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小説・文芸
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