あらすじ
奥多摩署勤務となった莉花は地域課から刑事課へ復帰を果たす。時同じくして、潜伏中の強盗犯が廃屋で殺害される事件が発生。なぜか被害者の首から上の皮膚は剥がされ、持ち去られていた。
この異様な事件は複雑な様相を呈していく。なぜ逃走中の強盗犯を狙ったのか。そして首から上の皮膚を剥ぎ取ったのは一体? 解決にこだわる莉花は禁じ手に打って出る。それは悪魔の犯罪心理学者、阿良谷と取引することだった。
すべてが明らかになったとき、貴方は震撼する!
登場人物
氷膳莉花(ひぜん りか)
警視庁奥多摩署の新米刑事。どんなことにも動じないため、付いたあだ名は「雪女」。事件解決のためにとった過去の問題行動により、同僚からは疎まれている。
阿良谷静(あらや しずか)
未決死刑囚。若くして名を成した天才的な犯罪心理学者であったが、一方で数々の犯罪を計画。その頭にはあらゆる事件のデータが収まっているとされる。
仙波和馬(せんば かずま)
警視庁捜査一課の警部補。殺人犯捜査第四係、仙波班を率いる。数々の現場を踏んだ百戦錬磨の猛者。莉花とは過去の事件解決の際に縁があり、気にかけている。
感情タグBEST3
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面白い!
最初から最後まで面白い!!
シリーズ3作目読むのが楽しみです!
内藤了先生好きにはオススメです!
藤堂比奈子シリーズや堀北恵平シリーズに似てるけどまた一味違って、私的にはこちらの方が好みかなー
Posted by ブクログ
久住四季『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 剥皮の獣』メディアワークス文庫。
シリーズ第2弾。
やはり続編が刊行された。前作と同様、トマス・ハリスの『羊たちの沈黙』と同じようなパターンでストーリーは展開する。
①多くの謎に満ちた猟奇的な快楽殺人事件が発生、②過去のトラウマを抱える新人女性捜査官が事件の捜査にあたるが捜査に行き詰まる、③新人女性捜査官は刑務所に収監されている重大犯罪者の博士と取引して助言を求める、④事件は無事解決するが……
シリーズ第2弾の本作も見事にこのパターンにはまっている。しかし、前作同様に本作も間違いなく面白い。
懲罰人事で奥多摩署の地域課に左遷され、刑事課に復帰した氷膳莉花は同僚から冷たい目で見られながらも自らの目的のために警察業務に没頭する。
ある日、地域課時代に知り合った住民から不審車両の情報が寄せられ、捜査すると都内で起きた2人組の強盗殺人事件の犯人であることが判明する。莉花の活躍で1人は身柄を確保したものの1人は逃亡。逃亡した犯人は潜伏先の廃屋で首から上の皮膚が剥がされ持ち去れた状態の惨殺遺体となって発見される。そして、遺体のそばで発見された7歳の少女……
捜査に行き詰まった莉花は、刑務所に収監されている悪魔の犯罪心理学者・阿良谷静博士に助言を求める。
恐るべき犯人の正体は……犯人の目的は……
本体価格630円
★★★★★
Posted by ブクログ
終盤の展開に少し物足りなさは感じましたが、仙波と氷膳の関係を楽しみました。続編を読みたいです。
それにしても、最近、真田真希シリーズ、八木小春シリーズ、氷膳莉花シリーズ、柳原明日香シリーズ、そして氷膳莉花シリーズと立て続けに女性警官ものを読んでて、どれも面白いけど頭の中が少し混乱気味。でも、ここまで来たら、次は姫川玲子の未読作かな?
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えー!1より面白い!私は2のが狂気さも増して面白くておすすめです。犯人も分からなくて誰だ誰だって、予想色々出来たのも良かったし
犯人の動機も びっくりで良かった。
1読まなくてもなんとか楽しめると思うけど、1ありきだから読んでからのがいいですね!
次も期待してる!シリーズたくさんでるかなぁ?
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シリーズ2作目。
今度は人間の皮を剥ぐ殺人鬼。
奥多摩の地域課に前作の最後に移動になった莉花は3月から刑事課へ異動となった。
しかしそこでの扱いは酷いもので、莉花もそのような仕打ちをされても仕方ないかと割り切る。
だが、課長の「なんでお前を刑事課に戻したかわかるか?刑事はデスクワークも多いんだ。それをやってもらう為だよ。次の異動まで1枚でも多く報告書を書け」の言葉には思わず反吐が出た。
大の大人が陰険な虐めしてるみたい。
その点、前作から続く捜査一課の仙波主任は利となるものならなんでも使う、そう言って莉花を引き取った姿にいい刑事だと思った。
犯人は正直序盤から何となくわかっていたが、動機については「そんな理由で?」と思った。
まあだからこそ快楽殺人者なのだろうが。世間一般では分からない思考を持つ、それでこそ異常なのだ。
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シリーズ2作目。1作目よりさらに面白い。奥多摩署に飛ばされた莉花が異常殺人の犯人を追う話。犯人も予想外やったけど動機が更に予想外過ぎた。
莉花が武闘派なのめっちゃ好き、そして仙波刑事ええ人で好感度どんどん上がる。次作も楽しみ。
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人間肥料の衝撃が凄かった
育てたものは食べる……うーん、異常心理!
動機にめちゃくちゃゾワゾワした
もっと阿良谷博士の出番が欲しいです!
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前作に比べて博士の出番は少なかったですが、存在感は十分ありました。
事件の動機や猟奇性には驚かされ、スピード感があり一気読みしてしまいましたが、莉花の職場の陰湿さは読んでいて気持ちのいいものではありませんでした。
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期待通りの面白さでした。
主人公の立ち位置や、事件に対しての気持ちの移ろいも興味深く読めました。
次作で最後ですが、楽しみにしたいと思います。
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シリーズ第二弾。若い女性刑事・氷膳莉花が死刑囚となっている犯罪心理学者のアドバイスを得て猟奇殺人事件を解決する。今回は死体の皮膚が剥ぎ取られるという猟奇事件。氷膳莉花が結構武闘派。単身での捜査はドキドキさせられる。
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シリーズ2作目。
1作目を読んで、「続編希望」と感想に書きつつ、その後すっかり忘れていた作品。
前作での出来事をきっかけに、左遷人事で奥多摩署に異動になった莉花。
地域課から刑事課に異動になり、着々と捜査一課への復帰の道を歩んでいたが、同僚たちの目は冷たい。
そんな中、池袋の事件の犯人たちが奥多摩に逃亡してくる。
二人組のうち、一人は逮捕したものの、もう一人には逃げられてしまう。
しかし、逃げたもう一人の犯人は頭部を切断され、皮を剝がされた遺体で、山奥の小屋から発見される。
見えない犯人像に莉花は、阿良谷博士に助言を求める・・・
前作からの流れを裏切らない、完全な「羊たちの沈黙」のオマージュ。
逆に他の方のレビューにあるように、博士の出番が少なかったくらいか。
犯人は読んでいる途中で、何となく想像つくものの、動機については背筋が凍る。
しかし、フィクションとは言えども、奥多摩署の面々の陰気な態度には辟易する。
次作では捜査一課に戻るようなので、もうこの人たちとの絡みがないのが救いかもしれない。
Posted by ブクログ
飛ばされた、その後。
戻るため、とはいえ、これはちょっと大変な職場です。
やりにくい、というか何というか…。
事件が起こって良かった、というべきでしょうか?
惜しまれない被害者続々ですが
確かに何故子供だけ大丈夫だったのか。
久しぶりな博士のおかげで導かれた、というか
導かれるのがすごいというべきか。
ものがものなので理由がすごかったです。
異常、確かに。
Posted by ブクログ
06月-08。3.0点。
氷膳莉花第2弾。前作の単独捜査で、奥多摩署に飛ばされた主人公。逃亡犯が、山小屋で殺害され皮が剥がされる事件発生。現場には小学生の女の子がいたが、危害は加えられず。。。
結構面白い。一気読みした。また意見を聞きに行った主人公。次作も期待。
12月-07。3.0点。
次作読むため、再読。