本郷地下のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
構成が巧く再読し甲斐ある作品
初見で読んでからこっちなんとなく気が重くて読み返してなかったのですが、唐突に1年と3ヶ月ぶりに読み直してみました。
おそらく、初見では「終わり良ければ全て善し」と納得したような気がします。
過程がちょっと、当事者でないと本当の意味で理解はできないがつらさには共感してしまうというしんどさをはらんでいた印象が残っていたので。
ただ、再読してみると、主人公の繊細な機微と、それに触れた主要人物の描写が本当に秀逸だと再評価することになりました。(語彙に乏しく偉そうな言い方になってしまいましたが)
相手役の子が良くも悪くも達観しており、それが主人公にとっても読者にとってもひとつの救いになっていて、かとい -
購入済み
独特な雰囲気。
ずいぶん前に単話で購入していたのですが、一気に読みやすい単行本版も入手。書き下ろしもあって、買って良かったです。
作者さんの作品はいくつか購入していて、それもみんなが心身のいずれかに困りごと、というには重い何かを抱えています。こちらも受け攻めどちらも苦しい身の上ですが、お互いが出会う事で少しずつ袋小路にいた状態から変わっていきます。そしてどこか、スッキリ解決、というわけじゃなくて、少し光が見える形で一旦お話がおわります。でもそれが何だか優しい。そのへんのリアルさにに作者さんの優しさを感じるというか…
実際には、スッキリ解決、なんてことは殆どないし、ちょっとずつちょっとずつ、心が癒えていくもので -
匿名
ネタバレ 購入済み最初は
痴漢の場面があったり、刺激的な内容かと思いましたが、お話はちょっと重めの内容でした。エロもありますが、この2人の心が通ったその後が見たい!もっとラブラブしてるところが見たい!となりました。同人誌版の書き下ろしがあるようなのでそちらも購入したいと思います。
-
購入済み
あー切ないの一言。オメガバースものでβとΩのカップルもまた相手を運命の番いに攫われる危険性がある。東馬君はずっとお店に通いながらずっと人探しを手伝ってる。運命番いよりも彼らはこれこそ運命です。新しいチョーカーをつけて家族に紹介されるシーンが想像しておきます。
-
ネタバレ 購入済み
素晴らしく魅力的なファンタジー
はうぅぅ…なんて魅力的な世界観。
本郷地下先生の作品はいくつも拝読してますが、ファンタジーは初めてです。
すっごく良い…ほんの少し童話の世界に漂う闇の雰囲気もちらつかせているのがまた丁度よいスパイスで。
スパイスといえば、イェンスの料理の美味しそうなことときたら!
ヴァンじゃなくても胃袋を掴まれてしまうと思いました(笑)
ふたりの生い立ちはそれぞれにとても一口には語りきれないものがあるけれど、どうか2人がお互いの全てを心から受け入れあって、幸せに暮らしていけますように…
2巻がめちゃくちゃ楽しみです!!!!
…そ、それにしても…うわあぁぁ〜なんということでしょう
こちらつい一昨日配信されたば -
ネタバレ 購入済み
運命よりも特別な人
この作品、すごく良かったです!
『運命の番』はロマンチックではありますが、広い世界からたった一人の運命の相手と巡り会うのは至難の業。『運命だから』という理由で好きになった人を諦めたり、人を好きになることを拒んだり...というのはあまりにも悲しい。
まほろさんの運命の相手である蓮さんは、αにしては不遇な人生を歩んでいる人。だからこそ運命よりも日々の暮らしの中で共に寄り添ってくれる人を選んだのだろうな...と思います。
それでも幼い日のたった一度の邂逅を互いに覚えていたのはやはり運命のなせる業だったのでしょう。再会するまでの互いの人生を『聞かない』ことを選んだ蓮さんと『知る』ことを選んだまほろさん -
Posted by ブクログ
ネタバレ再読。
改めて凄く良い作品。ただしオメガバの変化球ものなので、オメガバが初めてという方にはお勧めしない。王道を何作品か読んでからの方が、この作品の素晴らしさにより気付く事が出来ると思う。
あらすじを恐ろしく短く言うと、
子供の頃、一度だけ出会った運命の番、蓮(α)を10年以上探し続けるまほろ(Ω)。探偵事務所への費用のために働く風俗で知り会った東馬(β)と、一緒に蓮探しを始めるが・・・。
うわあーまた思い出して泣ける(ToT)。
でも安全安心のハッピーエンドだよ(^o^)/
まほろと蓮が出会った瞬間「運命」が二人の中に宿り、離ればなれになってもまほろは十数年ずっと大切に、それを胸に抱いて温
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。