琴葉かいらのレビュー一覧

  • 壁の花の願いごと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハンサムなお医者と令嬢の身分差ラブストーリー。
    家族のガヤガヤとした様子や、お友達と思っていた令嬢達の裏切り、おせっかいな母親、自分自身の気持ちをおし殺すヒロイン、自身の仕事にプライドを持つ医師、ヒロインの兄妹や脇役もそれぞれにぎやかに動き回る様がよく描写されている一冊。

    0
    2023年09月08日
  • 消えない愛のしるしを

    ネタバレ 購入済み

    うっかり本当に心が温まり落涙。

    読み出した当初、ヒロインがどんな容貌なんだろうかと想像した。
    きっとチャーミングな目と細身のスタイルの持ち主なのかなぁと。
    特別な美人にありがちの自信、傲慢さが見られないから、周囲の絶賛は一体どこから?と。

    そして丁寧な文章。
    日本ならちょい前までは結構普通の主従関係も、現代のアメリカが舞台となると手順が多いのね、とも思った。ベッドの主従は別にしても、そのに至るまでの合意の積み重ねはアメリカならでは、だろうと思う。
    阿吽の呼吸のこちとらとは、やはり違うなぁ。
    そしてこういうことを表現する言語力が素晴らしい。原文もそうだろうけれど、ここは翻訳者の腕によるところが大きいのではないか?

    内容に関

    0
    2020年05月21日
  • 子爵と孤独な花嫁

    Posted by ブクログ

    2年前の過ちのせいで外見、内面共に最低最悪の中年男との結婚を余儀なくされたサラ。愛した女性に手酷く裏切られ女性不信になったスペンサー。言い争いをキッカケに会話を楽しみ、恋を意識し始めるがお互いにどうしても結婚はできず…。ハムスターのお家と四葉のクローバーのエピソードがたまらなくジーンときた。サラの過ちは当時では致命的で、打ち明けられたスペンサーが怯むのもうなづける。即断するのではなく、それに伴う貴族としての責任や自分の気持ちにじっくり向き合って決断した所に人間としての良さを感じた。ラストに賑やかなスペンサーの家族も◎

    0
    2018年03月20日
  • 銀の沙漠にさらわれ

    Posted by ブクログ

    まさにハーレクインの真骨頂。
    イギリスの貴族令嬢がエキゾティックな風貌の紳士から求婚されたものの、断った。
    その後、彼女は兄と共に渡ったエジプトでいきなり誘拐され―。

    彼女が求婚を断った紳士は実は砂漠のシークでした。
    まさにハーレクインらしいハーレクインといえる物語で、本当に読んでいて楽しかったです。
    久々に作品世界に引き込まれ、自分まで砂漠にさらわれたような気分―笑 になりました。
    砂漠のシークものがお好きな方には絶対オススメの一冊です。

    0
    2017年12月14日
  • 公爵とリトル・ローズ

    Posted by ブクログ

    シリーズ物で未訳前作ヒロインの娘
    愛のある結婚を求める
    グレースが主人公。

    妻と娘を病気で亡くし、
    世を自分を捨て
    酒女ギャンブルに溺れるラヴィングドンが
    ヒーローですが...
    酒飲んでも迷惑かけてないし
    ギャンブルめっちゃ強いし
    レディには優しくホット。
    そんな彼を幼い頃から慕い続ける
    グレースの感情の揺れと
    亡き妻を想いながらもグレースに
    どんどん惹かれて
    悟っていく様子が
    良かったです。

    真夜中の庭で、
    ガラスの展示会で、
    図書室で、
    のシーンが好きでした。

    いきなりラムかい、と
    思いましたがいいのステキw

    順番は前後しましたが
    前作も読みたいし
    登場人物が皆スピンオフできそうな

    0
    2016年02月10日
  • 地味秘書ジェーンの願いごと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヴィクトリア・ダールのアスペン〜タンブル・クリークのシリーズ3作目。まったくこの作者さんのタイトルと表紙、あらすじは、これでいいのか、悪いのか。タイトルのイメージで読み進めると今回も、違う意味でディープなドラマが待っている。先の2作「モリーの言えない秘密」「天才富豪とモーリの真夏の約束」と同様、ヒロインが自分や家族との葛藤から、恋愛を通して自立していく話なのだが、ヒーローヒロインの家族関係が一段と深刻。これじゃグレるよ、と思わせる背景で、よくここまでやってきたよ、もういいじゃないか、と言いたくなってしまう。ヒロイン・ジェーンの心の鎧は固く、辛抱強く包容力のあるヒーロー・チェイスのアタックをもっ

    0
    2015年04月26日
  • ひとりぼっちの壁の花

    ネタバレ 購入済み

    予期せぬ結婚の手違いも運命だったのか。ヒーローの大きな愛にヒロインが気づいて、背負った困難にも事件にも勇気を持って立ち向かう様がリズム感あって一気に読めました。
    ただ結婚したのにちょっと純愛すぎて、じれったかった〜

    0
    2022年09月05日
  • 略奪された淑女

    ネタバレ 購入済み

    ヒーローの復讐劇は略奪婚

    ヒーローのヒロインの父親への復讐が背景になりますが、ヒロインは段々惹かれていき、覚悟を決めて彼と生きていこうと妻として夫の役に立とうと健気です。
    彼は復讐故に心は深入りしませんが、最後はお互いが愛を確認しあって大円団。
    政略結婚でも、相手が見たことのない美男美女だとお互いに恋するようになるものなのでしょうね〜。

    #アツい #胸キュン

    0
    2021年08月18日
  • 終わらない片思い

    Posted by ブクログ

    『終わらない片思い』(I-2582) 三姉妹の末子
    『とだえた皇太子の手紙』(I-2600) 三姉妹の長子
    『置き去りの野の花』(I-2612) 三姉妹の次子

    0
    2020年08月16日
  • 放蕩貴族と恋迷路

    Posted by ブクログ

    ☆4+
    いつものキャンディス・キャンプ
    お堅いと思っていたヒロインが程よくまじめで程よくキュートで、昔のヒロインより少し大人でとても良かった。

    0
    2019年04月27日
  • 氷の紳士に拾われた家政婦

    Ikm

    購入済み

    面白かった

    ヒーロー、ヒロイン共なかなか奥が深くて魅力的。
    ストーリーの最初は嫌な女全開で、ヒーローも負けずにやな奴なだけにどうなるのかと思ったけど、途中から実はM?なヒーローが、ヒロイン無邪気にS系でヒーローを服従させる様は面白い。
    登場人物の名前がすんなり入らくて、前作読んでいないからか、覚えるのが大変でした。

    0
    2018年06月01日
  • モリーの言えない秘密

    Posted by ブクログ

    10年ぶりに故郷の田舎町に戻って来たモリー。憧れの人、警察署長のベンはますます素敵な男性になっていた。過去のトラウマもあり、とってもスキャンダルに敏感なベンは、モリーの職業を尋ねるが、頑として言わないモリー。想像を膨らますがどれもエロい方向なのが笑える!自由奔放なモリーに振り回される生真面目すぎるベンの恋が最高に面白い。そこにモリーに狙うストーカーや、エスカレートする嫌がらせがストーリーをピリッとさせてくれる。犯人の目星はすぐについちゃうんだけど。だけとモリー、その最後の秘密は確かに言えないよねぇ(笑)

    0
    2017年12月06日
  • 公爵とリトル・ローズ

    Posted by ブクログ

    妻と娘を亡くし、荒れた生活を送っていたラヴィングドン公爵を深夜に訪問したグレース。子供の頃から可愛がっていた9歳下のグレースに「本当に私を愛してくれる人を探して欲しい」と頼まれる。社交界やグレースからも遠ざかっていたラヴィングドンは引き受けることになるが、美しく成長したグレースに気付き始め…一方のグレースも何かを隠している言動が目立つ。モヤモヤしつつ読んでいると、終盤で驚きの事実が…ともに大きな喪失感と恐れをを抱えた2人が一歩先へなかなか踏み出せない姿が切なすぎる。ついに勇気を出した2人に待っていたエンディングが最高だった。

    0
    2017年09月27日
  • 氷の紳士に拾われた家政婦

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。
    高飛車な態度でヒーローを馬鹿にするヒロイン。記憶喪失になったヒロインを騙して家政婦として家に住み込ませ、日頃の鬱憤を晴らそうとするヒーロー。
    読み始めはどっちもどっち感がぬぐえないものの、読み進めていくうちに物語に引き込まれ、二人に感情移入してしまう。いつヒロインの記憶が戻ってしまうのか、とハラハラさせられる。面白かった。

    0
    2017年05月02日
  • 公爵とリトル・ローズ

    Posted by ブクログ

    シリーズ一作目。
    妻子を亡くしてから荒れた生活を送ってきた公爵が、ヒロインの花婿探しを手伝ううちに~…な話。
    内容はだいたい想像つくものの、楽しく読めました。

    0
    2017年04月30日
  • 氷の紳士に拾われた家政婦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大好きな懐かしの映画 “潮風のいたずら” を思い出した
    記憶喪失になったヒロインが買い物に出たら、水を得た魚のようにバンバン買い物する(←ヒーローのつけで)あげくに、鞭で打たれていた馬を買ってくれという ヒーローあぜんとするも、その駄馬を買ってあげる 惚れた弱みってやつですねw

    0
    2016年06月26日
  • 子爵と孤独な花嫁

    Posted by ブクログ

    〈ソーンクリフ・マナーの秘密〉シリーズ第一弾 初作家さん 面白かった さくさく読める
    ヒーローの母親と妹たちがh/hをくっつけようとする
    ヒーローの妹たちが「兄ちゃん頑張れ!」と全力で応援する ヒーロー弟は冷静に兄にアドバイスする
    ヒーローがヒロインにハムスターのおうちプレゼント ヒロインもお返しにプレゼントー必死で探した “四葉のクローバー” イイネイイネ 応援したくなるh/hだった 

    0
    2016年06月01日
  • 天才富豪とローリの真夏の約束

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    亡き父の自動車修理工場を継ぎ、女性メカニックとして男っ気なしの生活を送るローリ。せめて男性と割り切った関係を築こうと決意するが、そこに立候補したのが親友モーリの兄、建築家のクインで……。
    まず、このタイトルで星ひとつ減。天才富豪じゃないし、このタイトルとあらすじで軽い作品だと思ったら、いやー、これも前作同様結構サスペンスだった(笑)
    ローリの立場が個人的に自分と被るので、すごく切実に感じ、泣きそうになってしまった。この作家さん、ユーモラスに書きながら、ちょっと泣かせどころがあるのが憎い。
    個人的に好きなのは、ヨーロッパに行く夢を抱いていたローリが、地図にきれいな色のピンを立てているところ。それ

    0
    2015年04月26日
  • モリーの言えない秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    亡くなった叔母の家に越してきたモリー。10年振りに戻った町には昔好きだったベンがいて、彼とはとある因縁があった……あらすじだけを読むと、単なる官能小説家と思ったら、結構サスペンスだった。ヒロインはちょっと隙がありすぎだろうと思うし、ヘタすると死んでるよ! とベンじゃなくてもハラハラする。でも憎めない。それ以上に警察署長であるはずのベンがかわいい。モリーの職業を邪推して悶々する場面は、シットコムの海外ドラマを見てるみたいに映像として浮かんでくる。
    コミカルなタッチが楽しく、登場人物の背景が細かく描かれていて、日本じゃ到底考えられないぶっ飛んでいる登場人物にも感情移入できる。
    そして時に切ない。ベ

    0
    2015年04月26日
  • この手はあなたに届かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すれ違い・勘違いが長々と続いたし面倒臭い残念ヒーローだったけど、だんだんそれが可愛く思えてきてヒーローの残念っぷりを楽しんで読みました。
    (ヒーローがヒロインに朝食を食べさせるのを妄想してるところとか黒い兄貴たちを彷彿とさせて萌えた)
    ジョイのお兄さんのスピンオフ出たら読みたい。

    0
    2015年01月04日