琴葉かいらのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
うっかり本当に心が温まり落涙。
読み出した当初、ヒロインがどんな容貌なんだろうかと想像した。
きっとチャーミングな目と細身のスタイルの持ち主なのかなぁと。
特別な美人にありがちの自信、傲慢さが見られないから、周囲の絶賛は一体どこから?と。
そして丁寧な文章。
日本ならちょい前までは結構普通の主従関係も、現代のアメリカが舞台となると手順が多いのね、とも思った。ベッドの主従は別にしても、そのに至るまでの合意の積み重ねはアメリカならでは、だろうと思う。
阿吽の呼吸のこちとらとは、やはり違うなぁ。
そしてこういうことを表現する言語力が素晴らしい。原文もそうだろうけれど、ここは翻訳者の腕によるところが大きいのではないか?
内容に関 -
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Posted by ブクログ
シリーズ物で未訳前作ヒロインの娘
愛のある結婚を求める
グレースが主人公。
妻と娘を病気で亡くし、
世を自分を捨て
酒女ギャンブルに溺れるラヴィングドンが
ヒーローですが...
酒飲んでも迷惑かけてないし
ギャンブルめっちゃ強いし
レディには優しくホット。
そんな彼を幼い頃から慕い続ける
グレースの感情の揺れと
亡き妻を想いながらもグレースに
どんどん惹かれて
悟っていく様子が
良かったです。
真夜中の庭で、
ガラスの展示会で、
図書室で、
のシーンが好きでした。
いきなりラムかい、と
思いましたがいいのステキw
順番は前後しましたが
前作も読みたいし
登場人物が皆スピンオフできそうな -
Posted by ブクログ
ネタバレヴィクトリア・ダールのアスペン〜タンブル・クリークのシリーズ3作目。まったくこの作者さんのタイトルと表紙、あらすじは、これでいいのか、悪いのか。タイトルのイメージで読み進めると今回も、違う意味でディープなドラマが待っている。先の2作「モリーの言えない秘密」「天才富豪とモーリの真夏の約束」と同様、ヒロインが自分や家族との葛藤から、恋愛を通して自立していく話なのだが、ヒーローヒロインの家族関係が一段と深刻。これじゃグレるよ、と思わせる背景で、よくここまでやってきたよ、もういいじゃないか、と言いたくなってしまう。ヒロイン・ジェーンの心の鎧は固く、辛抱強く包容力のあるヒーロー・チェイスのアタックをもっ
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ネタバレ 購入済み
予期せぬ結婚の手違いも運命だったのか。ヒーローの大きな愛にヒロインが気づいて、背負った困難にも事件にも勇気を持って立ち向かう様がリズム感あって一気に読めました。
ただ結婚したのにちょっと純愛すぎて、じれったかった〜 -
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購入済み
面白かった
ヒーロー、ヒロイン共なかなか奥が深くて魅力的。
ストーリーの最初は嫌な女全開で、ヒーローも負けずにやな奴なだけにどうなるのかと思ったけど、途中から実はM?なヒーローが、ヒロイン無邪気にS系でヒーローを服従させる様は面白い。
登場人物の名前がすんなり入らくて、前作読んでいないからか、覚えるのが大変でした。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ亡き父の自動車修理工場を継ぎ、女性メカニックとして男っ気なしの生活を送るローリ。せめて男性と割り切った関係を築こうと決意するが、そこに立候補したのが親友モーリの兄、建築家のクインで……。
まず、このタイトルで星ひとつ減。天才富豪じゃないし、このタイトルとあらすじで軽い作品だと思ったら、いやー、これも前作同様結構サスペンスだった(笑)
ローリの立場が個人的に自分と被るので、すごく切実に感じ、泣きそうになってしまった。この作家さん、ユーモラスに書きながら、ちょっと泣かせどころがあるのが憎い。
個人的に好きなのは、ヨーロッパに行く夢を抱いていたローリが、地図にきれいな色のピンを立てているところ。それ -
Posted by ブクログ
ネタバレ亡くなった叔母の家に越してきたモリー。10年振りに戻った町には昔好きだったベンがいて、彼とはとある因縁があった……あらすじだけを読むと、単なる官能小説家と思ったら、結構サスペンスだった。ヒロインはちょっと隙がありすぎだろうと思うし、ヘタすると死んでるよ! とベンじゃなくてもハラハラする。でも憎めない。それ以上に警察署長であるはずのベンがかわいい。モリーの職業を邪推して悶々する場面は、シットコムの海外ドラマを見てるみたいに映像として浮かんでくる。
コミカルなタッチが楽しく、登場人物の背景が細かく描かれていて、日本じゃ到底考えられないぶっ飛んでいる登場人物にも感情移入できる。
そして時に切ない。ベ -
- カート
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