あらすじ
心に闇を抱える紳士は、ある晩、汚れなき天使を拾った。人気作家ロレイン・ヒースが紡ぐ、記憶喪失ロマンス。
社交界で浮名を流すドレーク・ダーリングには“天敵”とも呼べる相手がいる。伯爵家の令嬢オフィーリアだ。どうやら放蕩の限りを尽くす成り上がりのドレークのことが許せないらしく、やたら辛辣な態度で接してくるのだ。そんな折、舞踏会の帰り道で、ドレークはテムズ川の近くで倒れている女性を見つけた。全身ずぶ濡れで意識を失っていたのはオフィーリアその人。しかも目覚めたとき彼女はいっさいの記憶を失っていた。途方に暮れるオフィーリアを前にしていたずら心に火がつき、ドレークは告げた。「実は君は、僕の家の家政婦なんだ」
■ご好評いただいた『公爵とリトル・ローズ』関連作。前作でも人気の高かった富豪ドレークがヒーローの物語です。路上生活から身を立てた彼は、そつのない紳士でありながら暗い生い立ちを背負って生きる、影のある美男。そんなドレークを女性が放っておくわけがなくもちろんモテモテなのですが、ヒロインのオフィーリアだけはその放蕩ぶりを“不道徳”と言って、彼を目の敵にしています。ところがある事情からヒロインが記憶を失ってしまい……。素顔を見せたヒロインの、けなげでかわいいこと! ヒーローが恋に落ちてしまうのも納得。ヒーローにもヒロインにもときめく、珠玉のストーリーです。
感情タグBEST3
面白かった
ヒーロー、ヒロイン共なかなか奥が深くて魅力的。
ストーリーの最初は嫌な女全開で、ヒーローも負けずにやな奴なだけにどうなるのかと思ったけど、途中から実はM?なヒーローが、ヒロイン無邪気にS系でヒーローを服従させる様は面白い。
登場人物の名前がすんなり入らくて、前作読んでいないからか、覚えるのが大変でした。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
高飛車な態度でヒーローを馬鹿にするヒロイン。記憶喪失になったヒロインを騙して家政婦として家に住み込ませ、日頃の鬱憤を晴らそうとするヒーロー。
読み始めはどっちもどっち感がぬぐえないものの、読み進めていくうちに物語に引き込まれ、二人に感情移入してしまう。いつヒロインの記憶が戻ってしまうのか、とハラハラさせられる。面白かった。
Posted by ブクログ
大好きな懐かしの映画 “潮風のいたずら” を思い出した
記憶喪失になったヒロインが買い物に出たら、水を得た魚のようにバンバン買い物する(←ヒーローのつけで)あげくに、鞭で打たれていた馬を買ってくれという ヒーローあぜんとするも、その駄馬を買ってあげる 惚れた弱みってやつですねw