月谷真紀のレビュー一覧

  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    哲学系の本の中では読みやすい方だと思う。日常的な言葉を使いながら話されている対談なので、新実在論や仏教思想、日本哲学について詳しくなくても面白く読める。

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    2025年09月06日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

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    知の好奇心を煽られた。
    でもなかなか理解できないこともあり。
    著者が語る新実在論。
    脳が受信機であれば、同じ受信機ではない。
    だから人それぞれ、少しずつ見ている番組が違う。
    そして放送されている番組(=現実)は単一の番組ではない。つまり世界は存在しない。
    「私たちは現実をあるがままに知ることはできるが、現実は一つではない。よって世界は存在しない。
    その現実とは、さまざまな断片の集まりだから。
    ※つまり世界とは、ひとつに繋がっている物語でないといけないのに、断片的であるから、存在しない、ということ?
    ※確かに東洋哲学だと 断片 を重視している。つまり、過去と現在と未来につながりはない、と。
    で、あればやはりニーチェの指摘のとおり、「仏教はニヒリズム」であり、そのニヒリズムからの脱却は難しいのでは?(それこそ超人以外は)
    そして「世界は存在しない」のなら、なぜ著者は「もはやGDPを擁護する人はいない」といった経済学や「ウクライナへの戦争は、政治の問題ではなく宗教問題」などの国際情勢に首突っ込んで語るのか?
    存在しえない世界を語っても、仕方ない、のでは?

    でも一冊しか読んでいないし、私がよくわかっていないのだと思う。

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    2025年08月01日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

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    タレブが自著でも紹介していなかった彼の生い立ちやキャリア、ヘッジファンド引退後の活動など、いろいろ知ることができて満足。
    タレブファンにおすすめ。

    地球規模のリスクに関する動向を論ずる最後の方は正直ついていけなかった。

    この本と直接関係ないが、「卵は一つのカゴに盛るな」といった
    資産運用のプラクティスはこの本で述べられているような年金基金といった大規模な資産運用を生業とする状況で成り立つ原理原則であって多少の金の増減が生死に関わらない弱小個人投資家が見習っていても絶対大成することはないんだなと再認識。

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    タレブの戦略を実現したヘッジファンド
    →ダウンサイドプロテクションとして、プットオプションを購入
    平時の少額の損失は受け入れ

    タレブの愛読書
    ベルリン日記

    1960年、レバノンのアミオウン市

    タレブの生い立ち

    ポパーの反証可能性
    正しさではなく間違いや証明することで進歩する
    ブラックスワンという言葉ももとはポパーの著書から

    "過去10年で巨富が築かれたのはほんの数日、破産もわずか数日"

    アダムスミス→ダニエルカーネマン
    エコノミックアニマル→バイアスというパラダイムシフト

    アンカリング

    映画の残余財産配分

    ドラゴンキング
    暴落予兆の予想

    "雷を伴う暴風雨の中で傘を持っている会社はユニバーサだけだった。この暴風雨が、実質的に傘の値段を決めていた。"

    破産問題
    →いずれは破綻するものにポジションを取ってはいけない。オプションの売り


    シンプリファイUSエクイティPLUSダウンサイドコンベクシティ
    Simplify US Equity PLUS Downside Convexity ETF
    SPD
    →個人投資家にとってのミニ・ユニバーサ

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    2025年06月15日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    ネタバレ

    『ストーリーが世界を滅ぼす』読書メモ
    ジョナサン・ゴットシャル著/月谷真紀訳/東洋経済新報社

    ◆核心テーマ:物語は文明を築きも破壊もする
    人類が進化の過程で獲得した「物語依存脳」が、デジタル社会で暴走するパラドックス。陰謀論・フェイクニュースの拡散、社会分断の加速という現代病の根底に「ストーリーテリングの毒性」がある。

    ◆物語の二面性
    【薬としての機能】
    ・共感形成(難民問題を個人の体験談で伝える)
    ・社会統合(#MeToo運動のような集合的変革)
    ・知識伝達(複雑な事象の単純化による理解促進)

    【毒としての脅威】
    ・善悪二元論(移民問題を「善良な市民vs犯罪者」に単純化)
    ・認知的不均衡(事実検証より感情的反応が優先)
    ・アルゴリズム増幅(SNSが陰謀論をエコーチェンバー化)

    ◆現代の「ナラティブ戦争」具体例
    ・ロシアの選挙介入:「ハート・オブ・テキサス」偽アカウントで保守派を煽動→イスラム排斥集会を創出
    ・Qアノン陰謀論:匿名掲示板から広がる「影の政府」物語→議事堂襲撃事件を誘発
    ・反ワクチン運動:個人の体験談を科学データより優先→公衆衛生を脅かす

    ◆プラトン『国家』からの警告
    ・洞窟の寓話:SNSフィルターバブル=現代の洞窟/アルゴリズム=鎖/生成AI=歪んだ影を映す装置
    ・詩人追放論の矛盾:物語形式で反物語を論じるジレンマ→著者自身の手法への自覚的考察

    ◆解決策:メタ物語リテラシーの育成
    1. 物語解剖4ステップ
    ①誰の利益か? ②省略された事実は? ③逆の立場では? ④感情的誘導の有無?

    2. テクノロジーとの付き合い方
    ・ブラウザ拡張機能:陰謀論キーワード自動検出/多様な情報源推薦
    ・AI活用:GPTに「この物語の矛盾点を列挙して」と入力→批判的思考の補助

    3. 日常で意識すべき5大キーワード
    ・認知バイアス(確証・単純化)
    ・アルゴリズム引力(エコーチェンバー)
    ・ファクトチェック(逆画像検索・メタデータ分析)
    ・ナラティブ戦争(国家/企業の情報操作)
    ・ストーリー中毒性(ドーパミン依存)

    ◆未来への提言
    ・教育改革:小中学校で「物語構造分析」教科化
    ・テック規制:SNSに「感情操作指数」表示義務付け
    ・国際協力:偽情報拡散ツールの使用禁止条約

    ◆実践的アドバイス
    ・月1回「情報デトックスデー」:SNS断ち/新聞の紙面読み比べ
    ・怒りを感じた記事には必ず「3秒ルール」:深呼吸→一次情報源確認
    ・多様な立場の友人と「物語交換会」:同一テーマで異なる視点の記事を持ち寄る

    物語は人類の最大の発明であり、最大の弱点でもある。その力を「破壊の道具」から「共創の技術」へ転換するのが、情報化社会を生き抜く鍵。事実と物語を混ぜず、批判的懐疑心を失わず、しかし物語の持つ共感力を活用するバランス感覚が求められる。

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    2025年05月03日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    著書はストーリーが好きだし、人類の生活と結束に必要だと考えている。→同意。
    ただし、ストーリーが生み出す結束は善悪二元論をベースにした他者と我々の分断を基盤としており、その基本構造が社会の分断を招いていると説く。→なるほど。そうかも。
    ストーリーがない社会は考えられないし、実存しえない。よってどうやってストーリーの悪い面を捉え、それを自覚しながら活かすか?というのが主張。→言われればそうだけど実際には難しい。自分が持っているストーリーだけでもそれを自覚することから始めたい。

    この本は、「NEXUS」、「プロフェッショナルはストーリーを語る」、「ホモデウス」、「楽園の楽園」などストーリーについての考え方を語った本を読んだ後に読んだ。
    ストーリー万歳!、ストーリーをとにかく語れ!という、姿勢を疑うために読んでみたのだが、その目的は達成できた。


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    2025年04月25日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

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    タレブと相方の話、ブラックスワンのやつ。これを追った作品は貴重。
    題名がありふれた漠然としているのがダメ。中身はそれなりにまとも。

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    2025年04月08日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    この本がセンセーショナルな本として受け取られているらしいが、正直内容はだいぶ見飽きたような話である。
    物語批判からくるプラトン解釈は、本書にもあるようにやはりというか、ポパー読解に通ずるものがある。物語を支配することが独裁政権がやってきたこと、というのはまあ間違いない。ただ、

    「カトリック宗教が物語を利用している」
    このくだりを読んだ瞬間、
    「そんなん誰もが知ってる話やん!!!」
    と思わず突っ込んでしまった。

    「悪魔は私たちだ」と、
    米軍の戦争を批判するところでは、
    思わず突っ込んだ。
    「…やっと気づいた?」

    物語のパノプティコンを批判する本書だが、批判自体は正当なものと受け取られるとしても(トランプ大統領にも向けられている)、内容はどこかで読んだような内容だった。とはいえ、この本が新しい知的な刺激になる人もいるかもしれないが。
    上の文を読んで、知的な刺激を受けない人は読まなくても良いかもしれない……。
    この人がもし日本のなろう小説とか読んだらどんな感覚になるんだろうなという感覚はする。そういうものは読まないのかもしれないが。あと、アメリカの物語も少し最近はおかしいの多いよね。

    ストーリーテリングの界隈にかつてはかなり予算が割かれていたこともちらっと触れられている。そりゃ、物語は金になるものね。でも、この本は昔のサルトルとかの反物語、反小説とかの流れともまた毛色が違う。この本は明確に、システムとしての物語の批判だ。

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    2025年03月22日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

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    小さな事象が大きなカオスを巻き起こす、「予測できない極端な現象」=ブラック・スワンにまつわる物語。
    『ブラック・スワン』の著者ナシーム・タレブ氏と本作の実質的主役であるマーク・スピッツナーゲル氏のテールエッジ・ファンド「ユニバ―サ」が話題の中心だが、環境問題やパンデミックなど破産問題全般を取り上げているので、題名の「ウォール街の覇者」を念頭において読み進めるとやや面食らう。一方で、ソネット氏やリード氏、リッカーマン氏など多種多様な面々との闘争や共創が刺激的。
    ファットテールをロジックにして実装し、S&Pを97%とヘッジを3%とし、来るべき日に向けてプット・オプションを購入し続けるという戦略は非常に参考になる(調べたところ日本の個人投資家だと購入ができない模様)。予防原則を提唱し、「早い段階でパニックを起こせ」の実践的な話は、VUCA時代のいまにフィットしていて興味深い。

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    2025年02月20日
  • ファイナンスをめぐる冒険――組織のパーパスに適した資金調達はどうすればできるのか

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    パーパスと事業成長の仕上がりに合った資本にこだわり抜く、そういう選択肢がある。あるいは、作れるのだというメッセージを受け取った。

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    2025年02月01日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

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    ネタバレ

    タレブらのファンドはFar out of the moneyのプットオプションをひたすら買い続けてブラックスワンが来るのを待つ、というだけ。
    市場は正規分布よりもファットテールになっているので理論的にはこの戦略は正しいのだろうけど、買っても買ってもExpireし続けるのは精神的にキツイ。実際、タレブ自身もこれに耐えられずに文化人への道を選んだようだし。

    本書はタレブの著作の実践編という感じで面白かった。
    アメリカには文化人のサークルのようなものがあり、大富豪たちがノーベル賞級の科学者を呼んで話を聞くような場も多いそうで、こういうのはいいなぁと思う。

    指数関数的な爆発をし、人類滅亡の可能性があるものはいわゆる「破産問題」として扱うべきで、気候問題なども間違っているかもしれないが、ブラックスワンとして発現したときのリスクを考えると丁寧に対処すべきだとのこと。なるほど。

    ・不安定さを増す世界は、人類がテクノロジーと数量モデルと至るところにあるジャスト・イン・タイム方式の最適化によって世界をコントロールしようとした逆説的な結果である、とタレブは主張してきた。そのせいで社会はますます複雑化し、人為的になり、衝撃の影響を受けやすい脆弱なものになった。「現代では、複雑性、部品同士の相互依存性、グローバル化、そして人々に綱渡りを強いる、くだらない『効率性』のせいで、必然的にブラック・スワンの影響は増していっている」

    ・「今パニックを起こせ──早い段階でパニックを起こせ」、これはタレブと小論の共著者たちが新型コロナ危機の間ずっと使い続け、カオスの帝王の戦略を代表する言葉になった。

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    2025年01月28日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    ヒトは物語の空白に耐えらない生き物であり、辻褄の合う物語を作り上げてしまう。これに抗うことは出来ない。であれば、自分の手元に浮かんだ物語に対してカウンターの物語を持つ人を身近にもつ、一拍置いて物語を探す意識が重要。という本だった。
    トランプ大統領の誕生が念頭に置かれた本だが、このページは衝撃的であった。物語から距離を置くべき学術界がこれならば、分断に歯止めが効くことはないだろう。
    SNS上の陰謀論の物語はウケの良さが︎︎

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    2024年12月22日
  • カオスの帝王―惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

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    オーストリア学派は彼らの言う中央計画者の専制と、個人の自由および自由市場の対立を強調する。
    基本的には政府の介入に反対

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    2024年09月27日
  • 自分の「声」で書く技術――自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける

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    ネタバレ

    文章を書くことは難しい。
    キーボードの前で、手が止まった経験がある人なら誰でも理解しているだろう。

    結局「自分の声で書く技術」とは、内なる自分の「ああでは駄目だ」「これは良くない」という声を抑えて、思うがままに書いてみるということなのだろう。そういった声はむしろ検閲(校正)の時に出すべきであって、何かを各段階では出しちゃ駄目なのだ。

    正直自分の書き方とはまた違ったやり方だったけど、参考になった部分はあったかな。感じたことを論理的に証明することが自分の書き方だけど、それとは別に対立点や矛盾点を出すことで新しい地平へ迎えるかもしれない。

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    2024年07月15日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    「振り返り的省察」とは、物語の消費者が本を閉じ、あるいは映画館から出て、物語の思想や情報を自分がもともと持っていた世界観に統合する瞬間を指す。

    幼少期より大量の物語をインストールし、今もし続けている自分にとっては手痛いナラティブ論。せめてどんなものがインストールされているのかは自覚的にならねば。
    なお帯に書いてある”論破”については安心してください、特に触れていません。

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    2024年07月14日
  • 自分の「声」で書く技術――自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける

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    感想
    考えが浮かぶより早く手を動かす。質より量にこだわる。有用かどうか、面白いかどうかは二の次。毎日の習慣としひたすら練習を繰り返す。

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    2024年02月26日
  • 大学なんか行っても意味はない?――教育反対の経済学

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    タイトルの邦訳が悪い

    内容とはあまり関係ないが、「街灯の下で鍵を探す」という言葉が本書にあり、ぼくはそれがコラッツ予想の証明を確率論でやろうとしている数学者たちの愚かさを端的に表した言葉であるように思った。

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    2024年02月17日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    For sale: baby shoes, never worn
    世界で一番短い小説。
    全て語るのではなく、読み手に想像させる。

    人に影響を与える事で一番大きなパワーがあるのはストーリー、
    ストーリテリングが人を動かしたい人が身につけるべきスキルなのかも。


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    2024年02月15日
  • Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

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    自分のために読んだが、子供の勉強法を考える上でも参考になった。
    小学校で同じ漢字を何度も書かせる宿題が出た時に疑問に思ったのは間違いではなかったと。
    大人であれば学ぶ内容を自分で絞り込めるが、子供の場合は受験に向けて全科目満遍なく学ぶことが求められる。その場合に、興味の薄い科目を学習することに対して価値を見出すのはなかなか難しいように感じた。
    テッドドークの話もまさに!と気づかせられた。興味のあるセミナーをちょこちょこ聞いても身になりにくいのはそういうことかと。人の話が簡単そうに聞こえ、わかったつもりになる、だから学習につながらない(知識が深まらない)というのは実際よくありそうだと感じた。
    このような感想を書いて自分なりの考えをまとめること(振り返り)も意義があることが改めてわかった。ついつい次の本を読みたい気持ちが先走り、後回しにしがちだが、急がば回れの精神で、定着させたい内容はしっかり振り返りの時間を持ちたいと思う。

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    2024年02月04日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    「物語」が持つ力のダークサイドをアテネの盛衰、ルワンダの虐殺、トランプ現象などと重ね合わせ、プラトンの「国家」を引き合いに紐解く。啓蒙書や歴史書、小説は言うに及ばず、ニュースも私たちを〝なびかせる〟ドラマの一部に過ぎない。現代はそこにソーシャルメディアやAIが加わり、事態はより複雑に、深刻になっていると説く。確かに、と思う。陰謀論やディープフェイクの横行には辟易しているし、「物語とストーリーテラーが力を増し、事実とエビデンスが弱まっていく」一途の世界は本当にゾッとする。自分の読書嗜好や歴史認識、SNS依存度などについても改めて見直してみる気になった。ポスト真実時代の今こそ読むべき一冊。

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    2023年11月13日
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する

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    物語:私たちに感情を抱かせるためのもの
       感情に訴えない部分を取り除いた現実
       emotion(感情)は動かすを意味するラテン語emovere が語源
    説得には 理性の経路か感情の経路  要点を感じてもらうには物語を

    「パノプティコン」監視技術 すべてを見ているというギリシャ語
      無料デジタル経済 何から何まで知っている ナラティブのターゲットに
      対立するナラティブを作り出す プロパガンダ攻撃

     物語戦争 普及したものが勝つ 
     芸術   感情の感染症(トルストイ)
     活性化する感情と不活性化する感情

    教会 キリスト教の物語で国境を越えた 一大文明を作り上げた独占組織
     ユダヤ教やギリシャローマの多神教と異なり
      1.福音を広める義務のある伝道宗教(ストーリーテリング)  
      2.一神教的 不寛容な宗教 (心の免疫)
     天国と地獄 感情喚起力  今そこにある現在形の宗教

    陰謀物語
     作り込み可能 事実より想像力を刺激 行動を喚起
      例:パララックスの地球平面説 聖書の物語の頂点に君臨する物語として宣伝
     ヒーローと悪者、危機をドラマ化  悪化の一途の末、最後の一瞬に好転
      偶然は最後に持ってきてはいけない
     正義 勧善懲悪 道徳主義 story語源=ギリシャ語 hisitoria 審判

    人は無秩序を嫌う →物語に当てはめる →同じ世界を別の物語で見る
     意識上は自覚していない意識下の衝動に動かされている
     民族間の抑圧、対立 強迫観念

    善と真が 悪と偽を駆逐する?(ナラティブ心理法則)
     ソーシャルメディア 誤報や偽情報が真実を打ち負かしていている
      フェイスブック30億人 史上最大最強の配信者
     ナラティブはダークなほど、道徳主義のエネルギーで活気づき、
      物語戦争で勝ちやすくなる

    中国という仮想世界 
     テクノロジーで人間をコントロールする権威主義
     民族均一性 5000年の歴史 共産党神話 集団主義的文化的指向 という結束
    自由世界(リベラル民主主義)
     物語戦争から抜け出せず、悪い何かに向かっていく  
     物語を消費、創作する脳をコントロールするのは難しい

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    2023年07月13日