澤宮優のレビュー一覧

  • 昭和十八年 幻の箱根駅伝 ゴールは靖国、そして戦地へ

    Posted by ブクログ

    戦時下の厳しい状況の中でも、夢の舞台を自分たちの力で実現/復活させた学生たち。それをコッソリ追認した新聞の書き方も、時局を踏まえると大したものだと思いました。

    0
    2023年02月18日
  • 世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後

    Posted by ブクログ

    西武のG・G佐藤が北京オリンピックでやってしまった落球、箕島と星稜の試合で延長にファーストの選手がやってしまった落球、そして巨人V9の最終年に甲子園で阪神池田がやってしまった落球をピックアップしたドキュメンタリー。三つともその試合の結果を左右したことに間違いはないが、後々かそれぞれの選手がその後必死に挽回しようと活躍したことには触れられず
    エラーばかりを追いかけ回される。でもそれぞれの選手が、その後いずれも克服して第二の人生を、それも皆野球から離れることなく送られていることにホッとした。
    草野球でもやっていればそれこそ無数にそんなエラーはあるのに、オリンピックだ、甲子園だ、そして伝統の阪神巨人

    0
    2022年02月11日
  • 三塁ベースコーチが野球を変える

    Posted by ブクログ

    サードコーチって言うと浮かぶのは伊原と高代よね。森脇なぁ、守備コーチ、ノック職人のイメージはあったけど。
    で、森脇の章で津田にページ割きすぎ。確かにオッさんは津田恒美の4文字を見るだけで涙腺ゆるむねんけどな…
    回す方が簡単ってのは深いよね。回したらアウト/セーフいずれにせよ答え出るけど、止めたらそれが正解かどうかは永久にわからんからな。

    0
    2019年01月15日
  • ドラフト外 這い上がった十一人の栄光

    Posted by ブクログ

    今ではそのシステム自体がなくなった「ドラフト外」入団。まさに「雑草」という言葉が当てはまる存在だ。本作品で取り上げられた11人の顔ぶれの豪華なこと!生き抜く為に這い上がって成功を掴んだ男たちのストーリー。
    カープファンの私としては、黄金期を支えた長嶋、大野、清川が何とも懐かしい。いい選手たちだったなあ。そして、コーチとしても活躍しているのが納得できる。

    0
    2014年01月22日
  • 人を見抜く、人を口説く、人を活かす プロ野球スカウトの着眼点

    Posted by ブクログ

    プロ野球のスカウトマンが、実際にどの選手が有望で、指名したら今度はどのように不人気球団へ入団してもらい、大成させ、引退後のケアまで考えているかを、具体的な球団・選手名を挙げているので、とても興味深く読めた。

    ただ残念なのは、もう少しビジネスと結び付けてくれるともっと役に立てたかと思うが、プロ野球界の裏側が少し見えた感じがして面白かった。

    14/01/05-3

    0
    2014年01月06日
  • ドラフト外 這い上がった十一人の栄光

    Posted by ブクログ

    11人の有名なドラフト外入団選手の努力の足跡が綴られています。プロ野球好きにはたまらない一冊です!
    特にドラゴンズの平野謙と上川はいい選手でした(^^)

    0
    2013年12月21日
  • この腕がつきるまで 打撃投手、もう一人のエースたちの物語

    Posted by ブクログ

    打撃投手。対する打者が打ちやすい球、所謂死んだ球を投げるのが仕事という宿命。投手というのは、いかに打者に打たれないかを考え、技術を身に付けるものだけに、根本的に矛盾する役割をこなすのは、まさに職人である。
    死んだ球といっても、一球一球に自分の生活がかかっているので、魂はこもる。この相容れない矛盾と戦う男たちの苦悩がよく伝わった。

    0
    2013年03月18日
  • ドラフト1位 九人の光と影

    Posted by ブクログ

    1968年巨人 島野修
    ドラフト史上最高の当たり年で島野はこの年の甲子園のスターだった。

    田淵と巨人は相思相愛、巨人は田淵が他球団に指名されたら指名すると星野に言っている。指名順位1位は東映(本文では触れていないが阪急移籍後3連覇に貢献したショート、覚えていないけど)、2位の広島は山本浩二、3位の阪神が田淵を強行指名しドラマが動き出す。元々は4位の南海が指名した同じ法政大の富田の予定が順位が上がったため行ってしまったのだろう。
    本文に無いところで5位サンケイ(ヤクルト)は藤原、この年のサンケイのドラフトは誰も活躍せず、恐るべき見る目のなさか単に育成ができないのかは謎。6位東京(ロッテ)が有藤

    0
    2013年02月19日
  • ドラフト1位 九人の光と影

    Posted by ブクログ

    ドラフト1位指名を受けながらも、思うように活躍できなかった人達、1位指名を頑なに拒んだ人達の人生を綴った本。

    0
    2012年06月19日
  • ドラフト1位 九人の光と影

    Posted by ブクログ

    悲しいかな、ドラ一と言えどもけっして活躍が約束してるわけでもないのが
    プロ野球界です。プロ野球ファンはどれほどの期待をドラ一らに抱き、絶望してきたことでしょう。でも逆に、その期待に答えられなかった男たちの書が、ここにあります。巨人の1位指名を受けながら、芽が出ず着ぐるみ役に転身した男、かと思えば、逆に天下の巨人の1位指名を断る男。他いろいろ。
    プロ野球ファン必読の書かと思います。

    0
    2012年04月17日
  • 打撃投手 天才バッターの恋人と呼ばれた男たち

    Posted by ブクログ

    先日文庫化された「打撃投手」の二作目ともいえるノンフィクション。
    松井、清原、イチロー、落合など名バッターの打撃投手を務めた人々、期待されて入団したものの、芽が出ず、転向した人々など、前作以降に登場した打撃投手を描いている。

    0
    2011年12月31日
  • この腕がつきるまで 打撃投手、もう一人のエースたちの物語

    Posted by ブクログ

    日本のプロ球団に所属する、打撃投手たちの話。

    専属の打撃投手って、日本球界独自のものだったのですね。
    知らんかったぁ~。

    そういえば、王選手の専属だった峰選手のエピソードは、小学校のときの道徳の教科書に載ってたな、たしか。

    このような裏方のスタッフがいるからこそ、世の選手は活躍できるわけで。
    また、一流と呼ばれる選手たちは、裏方さんをとても大事にしているのですね。

    0
    2011年11月29日
  • この腕がつきるまで 打撃投手、もう一人のエースたちの物語

    Posted by ブクログ

    単行本で一度読んだが、文庫化を機に、その後の彼らの紹介も付け加えられている。
    打撃投手という職種は、日本のプロ野球にしかないと知り、驚いた覚えがある。

    0
    2011年11月14日
  • 昭和の消えた仕事物語

    Posted by ブクログ

    九州を舞台にした昭和の仕事のカタログ。

    2〜3行の解説も多いので、パラパラめくって、気になる仕事を読んでみた。

    縁遠いことの説明が少ないとイメージしにくいが、当時を経験した人が読むと、物足りなさを埋めてくれるかもしれない。

    0
    2025年09月14日
  • 昭和の消えた仕事物語

    Posted by ブクログ

    本屋で見つけた。かつては温泉で背中を流す「三助」といった職種が存在したように、職業は栄枯盛衰でかる。

    翻って現在、高収入傾向のあるホワイトカラー職も、本当に必要なのか?というフェーズに入っているんだろうなと。そもそもAIで出来るなら人間のやる意味って何?という話は今後更に出てくる。

    仕事の生産性を追い求めた時に、本当に24時間働ける機械に人間が勝てるわけがない。なので既存の職業が消えて、新陳代謝が起きるのは当たり前である。

    まだまだAIだと間違うとか人間じゃないと出来ないといった議論があるものの、結局ある程度の品質で安かったら、多くの人はそこまでの質を求めなくなるだろう。つまり、人間の職

    0
    2025年08月18日
  • イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

    Posted by ブクログ

     今ではほとんど見ることがなくなった仕事をイラスト付きで紹介している。中には昭和初期にはすでになくなった仕事もある。なかなか面白い。

     100余りの仕事を紹介しているが、最初は「赤帽」である。今「赤帽」いうと、軽貨物自動車を使った運送屋さんを思いおこす。本来は駅にいた手荷物を運んでくれる人のことを指した。ホテルなどのポーターと同じ意味である。

     中には全く知らなかった仕事もあった。「天皇陛下の写真売り」である。『御真影」とよばれた天皇陛下の写真を勝手に売っていいのか? 表向きは厳禁だったのが、実際は黙認されていたとのこと。

    0
    2025年08月16日
  • 昭和の消えた仕事物語

    Posted by ブクログ

    どう表現すると良いのか難しいが、インタビューを通じた実在の人物の内容なのですごく興味深い内容。本当にリアルな世界観が見えて面白い。
    過去にはそういう仕事があったんだなーと思えるようで、当時はプライドとか関係なく何でも仕事にするようなある種ハングリーさを感じる。
    客観的には同情の念があるが当時は本当に平等差があったような印象。
    金儲け主義の現代からすると自動化で無くなるような仕事になにか人情みたいなものがあり、どっちが幸福か考える良い題材。

    0
    2025年07月12日
  • イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

    Posted by ブクログ

     ここに114種の「昭和の仕事」が取り上げられ紹介されているのだが、昭和半ば生まれの自分でも、その多くは直接には知らない。あるときには相応に必要とされる仕事であっても、時代が移り行き、機械化が進んだり生活環境が変わっていくと、少しずつ廃れてしまったり、場合によってはなくなってしまう。

     取り上げられている職種では、身体を使った労働が多いが、それだけ「働く」ことには苦労が多かったし、その働く姿が生々しく人の目に見えていたのだろうなと思う。正に生業(なりわい)の世界。各解説はコンパクトにまとめられていて、社会の片隅で黙々と働いていた人たちの姿が浮かんでくる。

     それぞれの職種に平野恵理子さんの

    0
    2025年02月15日
  • イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    自分は9割くらいイメージが湧くのだが、自分の子供世代には珍紛漢紛だったりするのかな。

    0
    2024年12月28日
  • 世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後

    Posted by ブクログ

    スポーツノンフィクション。そもそもこのジャンルが好き。

    紋切り的に言っちゃうと「失敗を受け入れた人は、人間的に違うステージにいける」(願わくば成長が良い)のがよくわかる。

    0
    2024年06月05日