澤宮優のレビュー一覧

  • あなたの隣にある沖縄

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    沖縄のことを知りたいけど、観光でも政治でもない切り口から描いたものはないか、と探している時に出会いました。
    沖縄にまつわる様々な人間模様が語られ、それらの声を通して歴史や思惑が手にとるようにわかる本でした。
    いつまで他人事ととして捉えているんだろうと自らを振り返りました。

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    2025年11月05日
  • イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

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    円タク、マネキンガール、羅宇屋、質屋……。2025年現在、再放送中の朝ドラ『チョッちゃん』(金子成人, 1987)に本書で紹介されている職業が幾つか登場したので再読。

    本書で紹介されている職業は現在では珍しく、非効率的でキツく、非合法なものもある。ただ「何をするのか」という仕事内容と、「食うために働く」という目的意識が明確に感じられる点が好ましく羨ましい。

    これから先、昭和時代に製作された——実際に昭和時代を生きた人たちが製作した——昭和時代が舞台の映像作品を鑑賞するうえで参考になるかも?

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    2025年06月23日
  • あなたの隣にある沖縄

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    中世のグスク(城)、学童集団疎開、ハンセン病、基地問題・・・・・・。沖縄の過去と現在を見つめ、未来を照射するノンフィクション。丹念な取材で、曖昧な知識を確かな認識へと昇華させた、著者の真骨頂といえる本。

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    2024年10月03日
  • あなたの隣にある沖縄

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    素晴らしい本です。
    沖縄の事を知る最良の本だと思いました。
    佐喜眞美術館。対馬丸記念館。沖縄祖国復帰記念時計塔。祖国復帰闘争碑。それらには死ぬまでに必ず訪れたく思われました。
    佐渡山豊の沖縄のラブソングもとても素晴らしい。
    そして、「命どぅ宝」という言葉にすべてが集約されています。この本は私の座右の書にしたいと、心から思いました。
    沖縄の現実を知らな過ぎの私は、とても恥ずかしい気持ちでいっぱいにもなりました。
    この本が、これから沢山の人に読まれますようにと、祈るばかりてす。
    最後に作者の澤宮優氏に深謝の言葉を捧げて、私の感想と致します。

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    2024年09月12日
  • イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

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    昭和の時代、主に戦後以降当時の社会を支えるためにあった仕事だが、今では無くなってしまった仕事を集めた書籍。イラストがついているので、どんな仕事だったのか想像しやすくなっている。当時の価格帯も掲載されているが、当時の経済状況の知識が無いので、冒頭に記載がある簡単な賃金・物価の変遷表から想像するか、本格的に調べてみるしかない。これもまた楽しいのですが・・
    消えてしまった仕事についても、一つ一つ考察することも楽しいと思った。いろんな妄想をするのが、楽しいのだ。
    例えば、なぜ、その仕事が消えてしまったのか?もし、その仕事が現在の進歩したインフラやテクノロジーを使えたとしたら、今でも仕事として存在できる

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    2022年07月15日
  • 昭和十八年 幻の箱根駅伝 ゴールは靖国、そして戦地へ

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    昭和18年、戦時下で行われた箱根駅伝。多くのランナーはその後戦地へ。過去2回の大会は中止。奇跡の復活とその後のランナーの運命を描いたノンフィクション。

    正月の風物詩の箱根駅伝はまもなく第100回大会となる。伝統の大会だが流石に戦時中は中止。二度の青梅駅伝を経て、靖国神社から箱根神社までの往復として昭和18年に復活。

    本書は高齢の当事者と記録誌から大会を再現する。多くのランナーがその後戦地へ行くことを知り最後の戦い。走った、その足で入営した学生もいたという。
    この大会はあの青学が初出場した大会。

    当時から日大や中大が参加している。
    箱根駅伝の伝統に触れることのできる力作。

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    2022年02月20日
  • 世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後

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    誰が名付けたかプロ野球の世界には「世紀
    の落球」と言われる記憶に残るプレーがあ
    ります。

    この本でも取り上げられている北京五輪3
    位決定戦での、GG佐藤選手の落球です。

    他にも未だにTVで使われていますほどの、
    試合の流れを変えてしまったエラーはたく
    さん有ります。

    そのエラーした本人は、その後等なった
    のか。自分の運命さえも変えてしまったの
    でしょうか。

    よく言われることですが、失敗は人生に
    つきものです。その失敗を受け入れて人生
    の糧として成長できるかが、その人のその
    後の人生を決定付けます。

    言葉では簡単ですが、実際の当事者は辛い
    思いをし続け悩み抜きます。

    だからこそ全てを

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    2021年10月28日
  • 世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後

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    高校野球が好きで、数年前まで必ず夏には甲子園詣ででよろしくいそいそと出かけていた。それも地元校の出ない試合を選んで。タイガース戦なら外野観戦はお断りなのに、高校野球に限ってはむしろ銀傘はNG。炎天下の外野席で観るのを無上の楽しみにしていた。贔屓の高校が無いだけに舌打ちすることもない。好プレーには惜しみない拍手をし、白熱した試合なら『しょうもないエラーや四球を出すなよ!』と心中で檄を飛ばした。

    言うまでもなく春も夏も甲子園大会は郷土の代表が集まる大会。ゆえには世間の関心は高い。また野球は集団スポーツだけにミスやエラーをすれば否が応でも目立つ。それが試合の雌雄を決するエラーともなると、まさしく『

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    2021年02月17日
  • バッティングピッチャー 背番号三桁のエースたち

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    読みやすく面白かった。最近だとイチローや松井秀喜から古くは王さんや長嶋さんまでいろんな一流打者の、打撃投手(バッティングピッチャー)を務めた方々のお話。私は元々プロ野球が好きなので興味深く読めたけど、そうでない人だとどうだろう…とも思ったけど。
    プロ野球が好き、なのに、打撃投手のことは、まるで知らなかった。本の中で数多くの打撃投手の方々が登場するが、ほとんど聞いたことない名前ばかり。
    打撃投手はこのように、プロ野球ファンに注目されることも少ない。メディアにもほとんど登場しない。プロ野球選手のような華やかさはまるでない。でも日々、チームのために、練習で投げた打者が本番(試合)で結果を出せるように

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    2021年02月17日
  • 世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後

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    野球は筋書きのないドラマ。時に試合の流れを変えるエラーもある。世紀の落球の当事者3名の取材の先に見える人生。

    「人生にエラーはつきものだ。大事なことはそのあとをどう生きるかだ」ビル・バックナー(1986年ワールドシリーズ第6戦でサヨナラエラーしたレッドソックスの1塁手)

    本書の主役は3名。いずれも野球マニアには知られたエラー。

    GG佐藤は西武ライオンズの外野手。2008年の北京五輪、二度の落球により日本はメダルを逃す。

    加藤直樹は星稜高校の一塁手。1979年夏、箕島高校との伝説の一戦は延長16回星稜1点リードで2アウト。捕球すれば試合終了のフライを加藤は転倒し捕球できない。このプレーの

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    2020年08月09日
  • 世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後

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    ネタバレ

    たまたまいつも行く本屋で見かけ、落球をテーマにした本は初めて見たので興味を持って購入。

    落球というワードに興味を持って読んだだけだが、内容はかなり心に残るものであった。特に、ミスをした人の周りの人の存在・行動がとても大切だと感じる。長嶋監督や尾藤監督のエピソードと、阪神の金田監督・金本監督の差は何なんだろうか。本書のエピソードだけで言うと、金田・金本両監督みたいにはならないように気を付けようと感じた。

    あとは3選手ともミスした後にただ凹むだけではなく、自分のミスは自分で取り返す気持ちを持っていて、やっぱりそれが大事だと感じた。

    何か落ち込むことがあった時に思い出したい1冊。

    「人生にエ

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    2020年08月09日
  • ドラフト外 這い上がった十一人の栄光

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    注目されるドラフト指名選手のように必ず期待以上に応えなければいけないというプレッシャーとは無縁ではある一方で、数少ない与えられたチャンスをものにしなければならないという自負を持ち、見事にクリアして記録や記憶に刻まれる実績を残したドラフト外入団選手達の列伝です。

    スタートラインや背景にビハインドを背負いながらも素晴らしいパフォーマンスができた選手達。
    プロ野球ファンの方なら『こんな選手がドラフト外だったのか』と新たに知る事もあるでしょうし、野球に興味ない方でも挫けてしまいそうになった時におすすめです。

    ペンネーム KMーV

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    2016年01月22日
  • 「あぶさん」になった男 酒豪の強打者・永渕洋三伝

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    野球ファンなのに知りませんでした!
    1日で読破しました。凄く面白い内容でした。
    昔はこんな個性的な選手が沢山居ましたなぁ~

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    2015年03月30日
  • 打撃投手 天才バッターの恋人と呼ばれた男たち

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    打撃投手とは、日本プロ野球独特の職業であり、米国や韓国ではそれを専門にする人はいない。1日に200球近くを投げ、決してスポットライトは当たらないし、労働条件は恵まれない。

    彼らはかつて野球界の投手を経験しており、その時は打者に打たせないことが役割だった。しかし、打撃投手になれば、打者に打たせることが役割となる。同じ投手でありながら全く反対の役割を与えられる。その葛藤を乗り越えて、清原やイチロー、松井に愛された一流の打撃投手もいれば、乗り越えることができず、数年で廃業となる者もいる。

    本書では、様々な打撃投手たちを取り上げ、彼らの考え方や球界における打撃投手の存在価値をあぶり出す。打撃投手は

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    2014年02月28日
  • ドラフト外 這い上がった十一人の栄光

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    いぶし銀揃いだった。ドラフト外の場合は、入団までのプロセスが普通じゃなくスゴい。入団後も、二軍選手以下扱いを苦にせず、ワンチャンスを確実にモノにできると、やっと一軍の入口が見えてくる。だから、ドラフト外で活躍する選手は、我慢強くて人格者ばかり。

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    2013年12月10日
  • ドラフト1位 九人の光と影

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    プロ野球のドラフト会議で1位指名を受けた人物の中から9名の様々な人生を丹念に取材し、本人の現在の気持ちを交えながら浮き彫りにしたノンフィクション。ドラフト1位といえば、野球エリートとして選ばれたプロ野球選手の中でもさらに特別な存在であることは間違いない。しかし、だからと言ってドラフト1位の選手の全員が期待通りの大活躍をする訳でもないという事実も知られている。そういった中でドラフト1位の指名である意味栄光の絶頂にあった人物の人間模様が興味本位でなく真摯に描写されているのが本書だと思う。

    特に一番最初に書かれたブレービーの島野修投手については、あとがきで一番興味を惹かれたとあるだけあって、時系列

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    2012年01月06日
  • バッティングピッチャー 背番号三桁のエースたち

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    一年に2万球!もしかしたらそれ以上投げてる年もあるらしく、それでいて20年も30年も投げる人がいるのだとか。プロは、影で支える人たちも契約だからしのぎを削るように淘汰されて行く…当たり前のようにコントロールを求められ当たり前のようにキレのある変化球を求められる。なんとそれだけでは何年も契約してくれない。打者との球を介した会話ができて初めて、バッピの一流になれる。
    でも、腕が曲がって伸びなくなろうとも王や落合、長嶋や清原、門田や時代は下って坂本や岡本、なーんて猛者たちに投げられる人たちはやはりそれはそれで、普通の人には味わえない時間を過ごせるわけだから、野球人としては幸せだよな。

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    2024年07月05日
  • イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑

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    非効率な社会ゆえに、そんなものが仕事になるのかというものもあったことがわかる
    おばけ暦売りは西洋化の影響が出てて面白かった

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    2024年05月25日
  • 三塁ベースコーチが野球を変える

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    ネタバレ

    早速、三塁側で観戦した際に三塁コーチに注目。テレビだとあまり映らないので興味深く観察。野球を楽しむ視点が増えた。(森脇さんはかなり完璧主義な印象を受けた。)

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    2023年04月23日
  • 世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後

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    いま、WBCやってるんで。
    国際試合と言えばGG佐藤。
    条件反射で出てくる。
    でも、実際はそのあと大活躍されたのですね。
    勝手にそのあと不振になったと思ってました。
    いやー、なかなか味わい深い本でした。
    「試練は呼びかけ」
    イイ言葉を頂きました。

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    2023年03月15日