あらすじ
沖縄は好きですか? 年に何回くらい行きますか? 現地に行かずとも沖縄を感じられるものがあるといいですよね。身近な草花や歌謡曲、TVのヒーローものや美術作品など、あなたが触れる身近なものに、実は沖縄とのリンクが存在します。それらを頼りに、沖縄の歴史や現在抱えている問題を見つめ直し、未来を照射する。中世のグスク(城)、学童集団疎開、ハンセン病、基地問題……。丹念な取材で、曖昧な知識を確かな認識へと昇華させた、ヤマトンチュによる沖縄をたどる旅。著者の真骨頂といえるノンフィクション!
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Posted by ブクログ
沖縄のことを知りたいけど、観光でも政治でもない切り口から描いたものはないか、と探している時に出会いました。
沖縄にまつわる様々な人間模様が語られ、それらの声を通して歴史や思惑が手にとるようにわかる本でした。
いつまで他人事ととして捉えているんだろうと自らを振り返りました。
Posted by ブクログ
中世のグスク(城)、学童集団疎開、ハンセン病、基地問題・・・・・・。沖縄の過去と現在を見つめ、未来を照射するノンフィクション。丹念な取材で、曖昧な知識を確かな認識へと昇華させた、著者の真骨頂といえる本。
Posted by ブクログ
素晴らしい本です。
沖縄の事を知る最良の本だと思いました。
佐喜眞美術館。対馬丸記念館。沖縄祖国復帰記念時計塔。祖国復帰闘争碑。それらには死ぬまでに必ず訪れたく思われました。
佐渡山豊の沖縄のラブソングもとても素晴らしい。
そして、「命どぅ宝」という言葉にすべてが集約されています。この本は私の座右の書にしたいと、心から思いました。
沖縄の現実を知らな過ぎの私は、とても恥ずかしい気持ちでいっぱいにもなりました。
この本が、これから沢山の人に読まれますようにと、祈るばかりてす。
最後に作者の澤宮優氏に深謝の言葉を捧げて、私の感想と致します。