宮崎正勝のレビュー一覧

  • 世界全史 「35の鍵」で身につく一生モノの歴史力

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    数年前から全く成果の上がらぬ世界史の学びなおしをしているわけだが、本書は遂に出会った「学びなおしのための最適な一冊」だと個人的には思う。

    一言でいえば、世界史をあらすじで辿っているわけですが、そのような試みをしている類書は山とある。
    本書が違っているところは、このような言いようが許されるのであれば「世界史のメインストリーム」に的を絞っているところが、成功の要因である。
    世界史入門と銘打った類書でよくあるのは、単に高校世界史をまんべんなく切り詰めて短くし、文章を平易にし、図解を増やして何となく見やすくしただけ。というか、薄味にしただけのものが殆どで、書いてあることは分かるが結局何も残らないとい

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    2021年10月16日
  • マンガこの一冊で中国の歴史がわかる!

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    中国の歴史を一冊の漫画にまとめた本。

    中国史は時代が多過ぎるから時々流れを確認するのに
    サラッと読む。

    細かいところは他の本に任せて、
    サマリーで把握するのに役立つ。

    買って良かったし、何度か読んでる。

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    2020年04月18日
  • 「空間」から読み解く世界史―馬・航海・資本・電子―

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     「世界史」は、高校時代、あまり得意ではありませんでした。
     バラバラな知識の寄せ集めに感じられたからです。
     バラバラな知識を砂をかむ思いで、
     ただ暗記する科目に思えたからです。

     『「空間」から読み解く世界史』を読んでいると、
     いままでバラバラだった知識同士が
     つながっていくのが分かります。
     そこと、こことが、つながっているのか。
     そうだったのか。

     つながるのは、快感。
     (2015年06月03日)

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    2015年06月03日
  • 海図の世界史―「海上の道」が歴史を変えた―

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    世界最古~現代(GPS)に至るまで、水路誌・海図の歴史をカバー。さまざまな文明圏の商人、探検家、国家が、間違った水路誌・海図に騙されて超ヒドイ目にあわされながらも、これを訂正し相互接続して、世界の全体像を描き出してきた歴史が生き生きと描かれる。近代史好きでポルトガル・スペイン萌え、オランダ萌え、イギリス萌えの方にはオススメ。時空間情報系の方は、ソーシャルマッピングの歴史(原点)として楽しめる。

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    2013年01月06日
  • 早わかり世界史 ビジュアル図解でわかる時代の流れ!

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    超わかりやすいです!高校世界史レベルを全部網羅するのは難しいですが因果関係や流れを理解するのには最適だと思います。前後のページの繋がりもしっかりしていてスラスラ読めます。図もすごくわかりやすいです。高校1年生くらいの人が世界史入門に読むには最適だと思います。

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    2010年09月06日
  • 海図の世界史―「海上の道」が歴史を変えた―

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    ネタバレ

    紀元前から現代までの人類史を海図の励起を通して、振り返った本、
    庁舎は高校の教師を経て大学の教授となった宮崎正勝氏、2000年以上にわたる人類の通史を海図を通してえがくという視点が面白かった。
     地図は自国を大きく捉えがちであったり、あるいは逆に未知の大陸が(未知故に)大きく描画されたりいろいろと本当の地形図を知る我々からは面白く歪められてきた。
     そのなかでプトレマイオスの世界地図は正確なところも不正確なところも含めて後世に与えた影響が甚大であったことがわかる。
     大航海時代に欧米はアジアに進出してきたが、あくまでの財をなすためであったことがよくわかる。
     イスラム勢力が貿易を担っていたとき

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    2022年05月24日
  • 「モノ」で読み解く世界史

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    この本を読み終えて、世界史をもっと深く学びたいと思えた。モノが作られた順番が意外だったのと、今は当たり前に存在するモノや概念が実はここ数百年の間の作られたモノだったこと。
    世界史を知れば知るほど、日本史ってめちゃ長いと思う。

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    2022年04月11日
  • 世界全史 「35の鍵」で身につく一生モノの歴史力

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    人類誕生から21世紀までの世界史を1冊で解説するという野心本。世界史における35のキーポイントを設定し、それにしたがって、時代を読み解く構成。

    あまりに急ぎ足なので、なんとなく世界史を知ってみたいというレベルの読者はついていけなくなる。が、そうでない人なら読み応えあり。世界大戦後や、欧州などに偏ることなく、どの時代も地域も均等に説明しているのが好感。

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    2019年10月11日
  • ニュースがわかる世界史

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    現代史の復習によい。アメリカのネオコンからティーパーティへの流れ、プーチンの台頭の流れなどイマイチ分かってなかったところから、サイクス・ピコ協定など懐かしいところまで。客観的な世界史で読めるのだか、最後だけやけに中国の覇権主義に対して批判的な論調になる。理解はできるが、それも歴史的な流れであって「野蛮な思想」と言ってしまっては身も蓋もないのでは。そしたら過去の戦争は大概は野蛮な思想に基づいているし。歴史は学ぶためにあり、対策は政治と経済と文化の領域だろう。

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    2018年01月31日
  • 世界全史 「35の鍵」で身につく一生モノの歴史力

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    世界史の一連の流れを一冊にまとめた本。紙幅の関係上、深い部分まで掘り下げている訳ではないですが、どのような歴史を辿って現在があるのかを把握するのに十分な一冊となっています。
    世界史の全容を手軽に学びたい方には打ってつけの書籍かと思われます。

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    2017年10月09日
  • 中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる

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    古代の4台文明から始まり、ローマ帝国の隆盛、中国、ヨーロッパと遊牧民との関係。そして、第二次世界大戦を経て、現在のリーマンショックまで。

    宗教であり、金や銀を中心とした貨幣制度に至るまで楽しく読めました。農耕から産業革命、そして、インターネットなど革新的なものが現れるにはストーリーがあるのですね。

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    2017年05月17日
  • 「空間」から読み解く世界史―馬・航海・資本・電子―

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    世界史を空間をベースにした見方でまとめた面白い本だ.遊牧民が馬を使って統合を果たした2600年前.イスラムを基本にした騎馬遊牧民によるユーラシアの統合(1400年前).大航海時代で諸大陸が結びついた500年前.産業革命後の交通手段の発達による地球全体が統合された200年前.その後の電子空間が地球規模で形成された現在までの動き.このような視点で世界史を見ることの楽しさを知ることができた.

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    2015年10月22日
  • 知っておきたい「お金」の世界史

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    金銀の正当な価値でモノや人を取引していた時代から、紙幣を中心とした信頼を担保にモノや人を取引する形に変わったのがよくわかる。

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    2015年10月07日
  • 知っておきたい「味」の世界史

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    味の文化は深い。

    スパイスから砂糖へと高級志向が移り変わったのと、砂糖を作るべく、黒人奴隷が酷使された背景を見ると……業が深いなぁー人間。

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    2015年10月06日
  • 世界全史 「35の鍵」で身につく一生モノの歴史力

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    人類の出現から21世紀の現代までの世界史がまとまった一冊。
    ただ年表の説明ではなくて、“後にどのような影響を与えることになったか”などのポイントも書かれているので、わかりやすかった。

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    2015年09月30日
  • 世界全史 「35の鍵」で身につく一生モノの歴史力

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    逆説シリーズの井沢氏のおかげで、日本史については部分的ではありますが、歴史とはつながっていることを理解できるようになりました。

    それに比べて、世界史とは、日本以外のすべての国が対象になるので、「通史」に関する本は書くのが難しいのだろうな、と思っていて過ごしてきました。本当は以前から出版されてたのかもしれませんが、私の興味が向いてきたのと、私が通っている本屋さんが、よく見えるところに取り上げてくれた縁もあって、この本に出会うことができました。

    この本の帯に書かれている、「歴史は先生である、これからおきることも、世界史から読み解ける!」に惹かれました。35の鍵を歴史の道筋をたどる道標として設定

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    2015年07月19日
  • マンガこの一冊で中国の歴史がわかる!

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    歴史嫌いだけど、歴史を勉強したい当方にとっては、マンガという媒体は非常に助かります。
    中国史のエッセンスだけざっと把握するのには、持って来いの一冊でした。

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    2015年05月05日
  • 海からの世界史

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    大航海時代は、どこにどのような季節風が吹くか、という情報の蓄積の結果である。
    大英帝国を支えたのは植民地まで点々と続く、石炭の補給基地。
    現在のグローバル化の礎を築いたのは、コンテナの発明による、荷役の効率化に伴う輸送費の価格破壊。

    海の文化は人の交流と摩擦の歴史ですね。

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    2014年04月05日
  • 海図の世界史―「海上の道」が歴史を変えた―

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    どうしても西洋史に偏りがちなのは仕方ないか、でも第二次大戦は宣戦したのはアメリカではないのでそこは訂正されたい。
    海図とともに世界観がどう形成され、世界が繫がり歴史が織り成されてきたかってとこで自分にとっては新しくて面白い視点だった。ギリシャ人のプトレマイオスの世界図、これが人々の世界観に影響を与え続けたこと。その中でポルトラーノになり開拓されていく海。大航海時代の探検。少ない誤差で大洋を渡るために生み出されたメルカトル図法。英海軍による世界の測量、そして海を通して繋がる世界。

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    2014年01月26日
  • 海図の世界史―「海上の道」が歴史を変えた―

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    地中海・大西洋、インド洋、太平洋をそれぞれ第一、第二、第三の海として、ヨーロッパの航海者の行動範囲が時代とともに広がっていく様子を海という視点からまとめ上げた歴史書。
    膨大な資料に基づく興味深い逸話が数多く盛り込まれているにも関わらず、全体の構成がしっかりしていて散漫になることなく、最後まで興味深く読むことができた。
    西洋史の視点に偏っている点、著者の専門外と思われる現代の海図に関する記載がやや貧弱な点は気になった。

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    2013年01月26日