あらすじ
私たちの食卓は、世界各国からもたらされたさまざまな食材と料理にあふれている。日常的に食べているものの意外な来歴、世界各地の食文化とのかかわりなど、身近な「食」にまつわる歴史と文化をさまざまな切り口で展開。大航海時代に地球規模で劇的に変化した食材の世界交流、コールドチェーンがもたらした食文化の単一化など、食卓の上を世界各地からの食材や料理文化が踊る「小さな大劇場」にみなした、おもしろ世界史。
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Posted by ブクログ
普段食べている様々な食べ物。その一つ一つが深く歴史と関わっていて興味深かった。今も食によって歴史が動いてる。レトルト食品や火を使わない電子レンジ。それらは食材から「作る」過程を失い、食卓で家族との会話から遠ざけ、孤立を助長している。食べ物を口に運ぶまでの過程が便利になる半面失うリスクは大きいと思った。
この本は1つの食材が出来る起源、過程、時代背景を追って説明しているので大変勉強になった。これから僕達の食と歴史がどう変化していくのか、食べる事に関して考えさせらる一冊だった。