あらすじ
NHK高校講座「世界史」(ラジオ・TV)の講師を10年以上務めた著者が、世界史の全体像をビジュアルに解説!
空間の広がりのある世界史は、各国史を個別に見ていくだけでは理解できません。そこで巻頭口絵では、世界史の大きな枠組みの推移を俯瞰できるようにしました。
そして本文では、すべての項目に図解を入れて解説。イメージしにくい地理関係や歴史の流れ、出来事の推移が手にとるようにわかり、世界史の流れがすっきり理解できます!
また、項目読み切り式なので、順番に歴史を追っていくもよし、気になった項目を拾い読みするもよし、どこから読んでも楽しめます。項目数は130以上に及び、読みごたえも十分です。
高校生、受験生だけでなく、ビジネスマン、熟年層向けの読み物としてもオススメです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
超わかりやすいです!高校世界史レベルを全部網羅するのは難しいですが因果関係や流れを理解するのには最適だと思います。前後のページの繋がりもしっかりしていてスラスラ読めます。図もすごくわかりやすいです。高校1年生くらいの人が世界史入門に読むには最適だと思います。
Posted by ブクログ
なかなかわかりやすい本です。大人のために、キーポイントをまとめてあり、いらないところは削ってある。教科書的ではなく参考書的。
一般常識として通っているキーワードが実はこういう史実に基づいたものだったんだ! みたいに目からウロコが落ちます。
これから日常生活を送る上で、大いに役立ちそう。
しかし、売りである「図」がなんとなく中身とかみあってないような気がする。
一度通しで読んだら、復習のため、自分でノートに図や年表を描きながら、再度読み進もうと思ってます。
Posted by ブクログ
ワントピック見開きの構成なので、ざっと見通すことができる。でも紙面の都合上、大まかにならざるを得ないので、知識が少しはないと読み通せないかもしれない。
Posted by ブクログ
「散らかったレゴブロックを組み立てたい」
点としての細切れの知識をまとめていきたい、そう感じて手にした代物。
一読した程度で人類の史実を“完全に”把握することはできそうにないけれど、これからも向き合っていこう。
既にまとめられた読み物を読む、ということによって分かった気になれることはよく実感すること。しかしながら、真の理解に至るには「じぶんで」まとめることが必要なのだろうなあ。
Posted by ブクログ
図が多く、地域、年代で章ごとに分かれているので読みやすいです。文章も教科書よりも砕けていて、歴史の流れ、全体像の把握はしやすかったです。
ただ、ここ数年世界史では、人名・名称が現地よりの発音に変わっているのですが、この本は昔のままのようですね。所々、最新の学習事情についていけない感が見えています。1998年初版発行らしいのて仕方がない気もしますが……ただ暗記で望みたい受験生さんにはあまりおすすめしません。
全体としてはすごく面白かったです。世界史を詳しく知りたい方は読んでみてはいかがでしょうか。
Posted by ブクログ
初版が出たのが1998年、改定された最新版が出たのが2008年ですが、印象としてはやはり古いです。用語もさることながら、内容がやはり「一昔前の教科書」のような感じがします。もっと言えば、「ヨーロッパ中心史観」「国家史観」から現在の「多元的史観」「グローバルorリージョン的史観」(こういう言葉はないのですが)への過渡的な史観と言えるのでしょうか。それでも興味を惹く箇所も多く、一気に読めました。ただ、もう少し現代史を多く取り上げて欲しかったと思います。
あと、もうそろそろ殷の滅亡原因を「紂王の悪政」とするのは止めませんか?