生島淳のレビュー一覧

  • 箱根駅伝に魅せられて

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    第100回記念大会の前にタイミングよく読めた。

    年末にでる陸上競技の専門誌の別冊特集も、今年は100回記念ということで、歴史を振り返るような記載が多いが、各エピソードに関連する人物との対談だったり、それぞれライターが違ったりで、見どころはありつつも、全体を俯瞰したものにはなっていない。

    その点、本書は著者ひとりが70年代ころから実際にラジオ中継を聴いていた体験、テレビ中継が始まったころの驚きから、職業としてスポーツライターとして携わってきた経験が活かされた、一気通貫で歴史を眺めた壮観さがある。

    特に第5章。著者自身もあとがきで記すが、「目の上のたんこぶ」という、ライバル校の存在の変遷を時

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    2023年12月20日
  • 3.11 あの日を忘れない 4 ~気仙沼に消えた姉を追って~

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    生島淳氏のイメージとイラストがだいぶ違っていて
    すぐには気づかなかったのだけど。

    お姉さんが見つかった時、生島ヒロシ氏がラジオで泣きながら話していた覚えがある。
    とても仲の良い姉弟だったのだなと思っていた。

    身近な人がこんな風に亡くなると、と考えるより
    兄弟が、母がと置き換えると、残された側にもとてつもない傷跡が残るのだと分かる。

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    2022年07月07日
  • スポーツを仕事にする!

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    大学でスポーツ系学部に通い、スポーツに関わる仕事がしたいと思い続け、参考にするために買って読んだ本を再読。
    大学のスポーツ系学部と体育学校どちらにせよ、スポーツと体育の違いは理解した上で入学するべきだとは絶対に思う。結局自分はスポーツをみるのが好きだと気づき、一般企業に勤めたが、、スポーツに関わりたいならスポーツだけじゃなくて、広く深く知識をつけてから携わるべきというのも同意見。

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    2020年11月05日
  • 箱根駅伝 新ブランド校の時代

    購入済み

    先見の明

    青山学院大学が連覇する前に躍進を名言するあたりが先見の明を感じる。もっとリクルーティングや学生が大学を選ぶ時の舞台裏が具体例を伴って描かれるとなおよかったと感じます。

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    2019年12月30日
  • ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」

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    W杯(2015)後の『エディー・ウォーズ』が面白かったので、W杯前の著書も読んでみた。まだW杯で結果を出す前だから、『エディー・ウォーズ』ほどの熱さはないが、むしろ淡々と、エディー・ジョーンズの指導に対する姿勢や、日本の文化に寄せる感想が興味深い。

    「ラグビーというスポーツは、日本、いや、世界各国の社会情勢や文化を映す鏡なのだ」

     と、あるように、日本の良い点、悪い点をラグビーを通して語る姿勢が面白い。いや、日本のみならず、だ。

    「いま、フランスはラグビーのアイデンティティを失っています。それはフランスの国の状況そのものを表しています」

     なるほどね。
     国ごとの比較、ラグビースタイル

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    2019年07月06日
  • ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」

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    「信じる」というキーワードは一回くらいしか出てきてないように思う。前半はコーチングの本だが、後半はラグビーの本だったかも。

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    2019年04月18日
  • ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」

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    チームをまとめる人は読むべきだと思います。
    ワールドカップの南アフリカ戦前に書かれた本なので、冷静にコーチングにフォーカスされています。

    これを読むと、日本代表が、南アフリカ共和国代表に勝ったのが「まぐれ」ではなかったということもよくわかります。
    日本代表は全員が「勝てる」と信じていた。それを心の底から信じることができたのは、エディー・ジョーンズの「コーチングの力」でした。

    著者は「コーチングはアート」だと言ってます。つまり、コーチの仕事は選手の能力を最大限に引き出すことであり、そのために創意工夫を凝らすのが「アート」。

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    2018年12月30日
  • ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」

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    エディーさんは私が知っているなかでは、スポーツ界の中で最も納得できるコーチング論を
    語ってくれる人で、実際に日本のスポーツ界で最も結果を出した人ではないだろうか。
    ラグビーの監督で強面ということでスパルタなイメージがあり、実際にそうともいえるが、
    その実はこれだけ理論的に体系だった合理的な考えを持っていることに驚かされる。
    なるほどこれだけの結果を出した人が、偶然であるわけはないことに得心する。
    彼の考えを象徴する言葉が、
    「コーチングはアートである」
    「コーチは自分の戦略のセールスマンである」
    である。
    つまり、コーチングにおいてすべての振る舞いに意味があるのだ。
    例えば、選手個々に応じたコ

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    2017年11月12日
  • ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」

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    強みを聞いているのにも関わらず、自分の出来ないこと、欠点をつらつらと話して、改めて強みを問われると黙ってしまう。この内容が2度も出てくるところに、日本人のマイナスから入るマインドセットをなんとかしたい「エディーさん」の思いを強く感じた。

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    2017年04月25日
  • 箱根駅伝 新ブランド校の時代

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     「駅伝がマラソンをダメにした」「箱根駅伝」に続き,生島淳さんが2012年11月に出された本。
     時が移り,大学駅伝の選手にも,在学中にマラソンやハーフマラソンに挑戦したり,トラック競技で世界選手権やオリンピックを目指す者も出てきた。
     日本国内で注目を集め,箱根駅伝に注力しながらも,世界を目指す選手を育てていこうとする監督が多くなってきているのはどうしてか。

     また,「ブランド校」とあるように,青山学院大,明治大,中央大など,一般の学生にも人気が高い名門校が,近年箱根駅伝に力を入れている。
     特に青山学院大は,2004年に原晋監督が就任してから力を伸ばし,2009年には箱根駅伝に33年ぶり

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    2016年01月05日
  • 箱根駅伝

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     「駅伝がマラソンをダメにした」の著者,生島淳さんが,2011年に書かれた本。
     前著以降に変化してきたこと,特に,4区と5区の距離変更により,5区が23.4kmに延長され,5区を制した者が箱根駅伝を制するようになったことが,選手やチームに与える影響について書かれていた。
     東洋大の柏原竜二選手が1年次より5区で素晴らしい走りをし,チームの総合優勝に貢献したことも大きいだろう。

     また,箱根常連校の監督とのインタビューも。駒澤大の大八木弘明監督,東洋大の酒井俊幸監督,早稲田大の渡辺康幸監督(当時)があり,やはり監督の指導方針やカラーがチームに大きく影響していると感じた。

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    2016年01月05日
  • 浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく フィギュアスケートの裏側

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    キムヨナが、金取って金儲けに走ることの話かと思ったのよね、タイトル見て。
    荒川静香みたいに。
    内容は全然違って、芸術性と競技性を両立させようとするフィギュアスケートの紆余曲折の話。
    今のフィギュアスケートは、ジャッジシステムに合わせた模範解答を作る競争になっていて、かつ、選手にはその模範解答を作るスキルがない。
    コーチや振付師が、選手のスキルも一つの具材として、最高の模範解答を作り得たチームが勝利するのであって、キムヨナのコーチはそれに成功し、浅田真央のコーチにはできなかったのが、あの点差になったと、そういう話。

    フィギュアスケート、めんどくさ。

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    2015年02月08日
  • 箱根駅伝 新ブランド校の時代

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    正月の箱根駅伝の前に、読む。駅伝の有力校は東洋、駒澤、今は青学も。もはや母校、早稲田が優勝するのは、厳しいのだろうか。

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    2014年12月30日
  • 浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく フィギュアスケートの裏側

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    芸術と技術の総合で得点が決まる。採点方法も改良されてきたが、その時の恩義だけでなく、それまでの実績なども入る、不思議な方法で採点される競技だということがわかった。

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    2014年05月06日
  • 箱根駅伝 新ブランド校の時代

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    法政に関する記述も結構あった。
    明治の西監督、青山の原監督、上武の花田監督のインタビューは面白かった。

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    2013年02月02日
  • 箱根駅伝

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     以前は、なんで大学生の駅伝に監督が後ろにくっついて喧しく言ったり、ゴールしたとたんに倒れて泣くんだと批判的だったのに、今はなぜか必死で見ている。筆者の言うように山のスターの存在は大きかった。
     現在箱根大好きなのでおもしろかった。欲を言えば、もう少し監督の本音というか生々しい声が聴きたかった。現監督なので、あまり本音は言えないのかな。
     
     大学の戦略としての箱根駅伝の所は面白かった。

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    2013年01月17日
  • 浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく フィギュアスケートの裏側

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    フィギアスケートの採点方法についての特長がよくわかります。
    深いです。

    ここから先は適当(うるおぼえ)・・・

    ・7〜9人で主観で評価
    ・それぞれの技に得点がきまっていて+できばえで採点される
    ・コーチ、振り付け師が演技内容をデザインする。このデザインの時点で獲得出来る点数が読める
    ・リスクを考えると、難易度が低くとも確実に得点できる技があり、それを選ぶのも戦略
    ・一年を通してジャッジもその選手の技・格を積み上げていくので、オリンピックの一発勝負で得点できる訳ではない
    ・演技する内容(技の種類/音楽とのマッチング/新規性)は構成点として評価されるが、それとて、選手の格によるジャッジの主観性に

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    2012年11月24日
  • 浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく フィギュアスケートの裏側

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    フィギアスケートの歴史のところ、懐かしかったです。それにしてもコーチ、振り付け師がますます重要な位置を占めてくるのがよく分かりました。

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    2012年09月11日
  • 箱根駅伝

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    いろんな視点があって参考になる。

    ・東北出身の箱根ランナーが多い。
    ・福島出身が多いのは福島駅伝の影響と地元のライバル意識が多いので越境高校進学が少ないこと
    ・アフリカ勢のマラソンがのこり10キロからスプリント勝負でそもそもの戦略/発想がちがうこと
    ・5区が延長され、5区、6区の山岳ステージが勝負のウェイトが大きいこと

    他にもいろいろあったが、印象的なのは上記。

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    2012年09月09日
  • 箱根駅伝

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    「箱根駅伝」の入門書。駆け足でその歴史、これからの長距離日本陸上界のありかた、問題点を指摘していて平易。

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    2012年05月29日