【感想・ネタバレ】浅田真央はメイクを変え、キム・ヨナは電卓をたたく フィギュアスケートの裏側のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年03月20日

未だに浅田はなぜオリンピックで負けたのか?と感じてる方は読めば解決というか納得されるかと。当時の採点では「飛び道具」より「模範演技」が求められてたわけですね。って今もか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月25日

2011年に書かれているので、出てくる選手の名前は古いが、フィギュアスケートがどのようなスポーツなのかがよく分かった。

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Posted by ブクログ 2017年12月29日

フィギュアスケートの歴史から、
2002年のソルトレイクシティ・ゲート事件によって大きく変わった採点方法
2003年以降現在まで続く新しい採点方法の課題
その中で日本のフィギュアスケートの人気を高めてきた今おなじみの選手たちが戦ってきた
コーチ、振付師、選手、選曲、衣装、メイクについて
採点方法に対...続きを読むする『模範解答』となる『勝つためのプログラム』について
あと、IOCにオリンピックの正式競技から排除されないように配慮しなければならないこと
なんてのもあって、
フィギュアスケートを観ながら解らないことも多かったですが、こちらを読んでそういうことがあるのかと裏側を知ることができ
フィギュアスケート好きなので単純に面白く読めました

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Posted by ブクログ 2014年05月15日

バンクーバーオリンピックでなぜ世界で唯一3Aを飛ぶ浅田真央ちゃんがキム・ヨナちゃんに負けたのか。
4回転に挑戦しないライサチェックくんが、なぜ皇帝プル様に勝てたのか。
ルールの当・不当は別として、そのときのルールを一番上手に解釈して実践した選手が勝つのがフィギュアスケートってことなんだね。
芸術かス...続きを読むポーツかの議論は、これからもしっかり続けていって欲しいです。
選手の実力だけでは勝てないのがフィギュアスケートってことがよくわかった1冊でした。

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Posted by ブクログ 2012年02月07日

フィギュアスケートの採点の意味がわかりました。
また、芸術性とスポーツ性の両方を併せ持つがゆえのジレンマ。
フィギュアの楽しみ方がまた一つ増えました。

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Posted by ブクログ 2017年04月21日

バンクーバー・オリンピックの女子フィギュアスケートで、浅田真央とキム・ヨナとの間にどうしてあれだけの得点差がつくことになったのかという疑問から説き起こし、芸術とスポーツの間に位置するフィギュア・スケートという競技の複雑な採点システムを解説している本です。

前半はフィギュア・スケートの歴史を振り返り...続きを読むながら、現在の採点システムがどのような経緯で採用されるに至ったのかということが説明されています。後半は、もはや選手自身も自分の演技がどのように評価されるのか理解できない現代のフィギュア・スケートにおいて、コーチや振付師などの役割が大きな比重を占めていることや、政治的な駆け引きが採点システムに影響を与えていることなどが解き明かされています。

ソチ・オリンピックのとき、作家の高橋源一郎がキム・ヨナのコメントに言及していたのですが、そこで高橋は、佐村河内守のゴースト・ライター問題に際してピアニストの森下唯がブログで「私は、純粋に(どんな付帯状況もなく)音楽を聴くことは不可能だし、そんなことを目指す必要もないと考えている」と発言していたことを取り上げていました。私たちはスポーツを鑑賞する際、何らかの「物語」をそこに読み込んでしまうのですが、とくにフィギュア・スケートという競技には、そのことを強く感じます。浅田真央の演技を、彼女に関する何らかの「物語」もなしに鑑賞することはほとんど不可能だし、その必要もないように思います。そんな考えを持っているときに本書を読んだのですが、フィギュア・スケートの複雑な採点システムが、そうした「物語」を増幅するような装置として機能しているのではないかということを感じました。

もっとも、「スポーツを鑑賞する」という行為に「物語」が付きものであり、そこにミクロな権力構造が入り込んでくるというのは当然のことだとしても、本書で説明されているような国力といったリアル・ポリティークの文法がスポーツの世界でも機能してしまうことには、やはり受け入れがたいといった思いもあります。

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Posted by ブクログ 2015年02月08日

キムヨナが、金取って金儲けに走ることの話かと思ったのよね、タイトル見て。
荒川静香みたいに。
内容は全然違って、芸術性と競技性を両立させようとするフィギュアスケートの紆余曲折の話。
今のフィギュアスケートは、ジャッジシステムに合わせた模範解答を作る競争になっていて、かつ、選手にはその模範解答を作るス...続きを読むキルがない。
コーチや振付師が、選手のスキルも一つの具材として、最高の模範解答を作り得たチームが勝利するのであって、キムヨナのコーチはそれに成功し、浅田真央のコーチにはできなかったのが、あの点差になったと、そういう話。

フィギュアスケート、めんどくさ。

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Posted by ブクログ 2014年05月06日

芸術と技術の総合で得点が決まる。採点方法も改良されてきたが、その時の恩義だけでなく、それまでの実績なども入る、不思議な方法で採点される競技だということがわかった。

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Posted by ブクログ 2012年11月24日

フィギアスケートの採点方法についての特長がよくわかります。
深いです。

ここから先は適当(うるおぼえ)・・・

・7〜9人で主観で評価
・それぞれの技に得点がきまっていて+できばえで採点される
・コーチ、振り付け師が演技内容をデザインする。このデザインの時点で獲得出来る点数が読める
・リスクを考え...続きを読むると、難易度が低くとも確実に得点できる技があり、それを選ぶのも戦略
・一年を通してジャッジもその選手の技・格を積み上げていくので、オリンピックの一発勝負で得点できる訳ではない
・演技する内容(技の種類/音楽とのマッチング/新規性)は構成点として評価されるが、それとて、選手の格によるジャッジの主観性により左右される

そもそも、あんな衣装きて、メイクして、音楽ありきで演技することじたい、最初からかなり特殊な競技であり、得点化は難しいよな。

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Posted by ブクログ 2012年09月11日

フィギアスケートの歴史のところ、懐かしかったです。それにしてもコーチ、振り付け師がますます重要な位置を占めてくるのがよく分かりました。

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Posted by ブクログ 2012年04月05日

よく調べてあり、読みやすい。ただ浅田自身の問題やフィギア女子の低年齢化に対する国際スケート連盟の視点を欠いてあり非常におしい内容だった。

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Posted by ブクログ 2012年02月23日

ジャッジスコアを見て、ニヤニヤできちゃう人向け。
まず、映像を良く見てる人じゃないと分からないこと多いし。

でも逆に言えば、どの国の選手も大好き!
真央ちゃんの衣装を見ればどのシーズンか分かる!
ってくらいの人には
知る機会の少ないコンパルソリーの知識や、
採点方法の変遷、コーチの存在意義について...続きを読む
よりいっそう深めることができると思う。

ただ、フィギュアの採点方法、本当にころころ変わっちゃうから
あと数年もしたら役に立たないかもしれないけど…。
すでに回転不足の減点方法緩和されているし。

一言言うなら、なんとなくこのタイトルはちょっと…
インパクト勝負なのは分かるけど。。。

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Posted by ブクログ 2012年01月05日

なんかもっと、ちがうものを想像して買ったなあ。タイトルに騙されたなー笑 でもフィギュアスケートのヒエラルキー付のメカニズムがわかった気がするので、次からもっと試合を見て楽しめそう!

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Posted by ブクログ 2012年01月01日

採点方法に左右される世界。

価値観が変わるということ。

フィギュアスケートの世界の話だけども
実は明日は我が身かもしれない。

情報をつかんだものだけが勝つ。

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Posted by ブクログ 2011年12月27日

 ウィンタースポーツの花形ともいえるフィギュアスケート。本書は日本人ならば知らない人はいないであろう浅田真央選手と、そのライバルと目されるキム・ヨナ選手のバンクーバー五輪における採点方法について多くのページを割いている。
 ISUのジャッジシステムは何故、トリプルアクセルを上手く評価できないのか?技...続きを読む術と芸術の境目は?フィギュアスケートという芸術性とスポーツの両面を持つ採点競技の難しさ、競技の外で繰り広げられる駆け引き等についても言及されておりフィギュアスケートの採点についてよく判らない初心者向けな内容。

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Posted by ブクログ 2011年12月19日

浅田真央とキム・ヨナの五輪ショートプログラムの採点で想像以上の差が。そこがこの本の出発点。フィギュアの採点法やロビー活動?に矛先を向けた。
筆者によると、フィギュアスケートの世界選手権や五輪のメダルというのは、米大統領選のような長丁場で、シーズンを通して、いかにジャッジたちに好印象を与えるかというの...続きを読む大きな要因になるらしい。その点、キム・ヨナというかその陣営は明らかに浅田陣営より先に行っていたことがうかがえる。もしかしたら、ヨナの方はバンクーバー五輪を見越してカナダ人ブライアン・オーサーをコーチをして迎えたのかもしれない。芸術家肌の浅田のコーチよりも、ロビイストとしてのブライアンが一枚上手だったとも言えるようだ。
関係者に直接取材をすることなく、観戦や文献などでまとめた一冊。その点の物足りなさは感じなくもないが、フィギュアの「政治学」としてまとめた点では十分に耐えうる本になっている。

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