生島淳のレビュー一覧
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ひとりの圧倒的な選手の存在がレースの流れを変える箱根駅伝。東洋大学・柏原竜二なき2013年以降、大学間の実力は拮抗し、混戦の時代を迎える。駅伝戦国時代を楽しむ観戦術を伝授。注目校監督の独占インタビューも収録。。
大学駅伝のシーズンになったので読んでみた。新ブランド校とは明治と青山学院のこと。大学受験でMARCHと称される人気校が駅伝に本腰を入れれば、知名度は抜群なだけに新興校や中堅校は高校生のリクルーティングで苦戦するだろうという。確かにこの本が書かれた頃の大学駅伝は両校の健闘が光った。が、2013年の優勝校は古豪の日体大だった。予想が不可能なところが箱根駅伝の面白さ、と再確認した。
(B) -
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ネタバレこの本が出版された2011年は18年ぶりに早稲田が優勝し渡辺監督の鼻息も荒かった(笑)。
そりゃそうだ。
山の神、柏原選手を擁する東洋大学の連覇を抑えたのだから。
この本に出てくる渡辺監督もちょっと嬉しそうだ。いろいろと語ってくれている。
が、2012年、早稲田は東洋大学の超高速駅伝に圧倒され4位だった。その時の渡辺監督の弁は「おごり、慢心がある」だった。
で、本日、2013年の箱根駅伝が終わったわけだが、早稲田は5位だった(泣)。
今年の試合後、本当に悔しそうに「いっそ落ちるところまで落ちて」とか言ってたけど、この本を読んでたから、その気持ちよく判る。
走る選手だけではなく監督の気持ちを知り -
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前著『箱根駅伝』を昨日読み、この続編が出ていることを読後に知った。幻冬舎の方からも続編がおもしろいとツイートをいただいたこともあり、駅伝本番前に読みたくて、電子書籍で購入。前著がストラテジ中心であったのに対し、こちらは、2012年の流れを受けてこれからどうなって行くかの話が中心。どちらかというと週刊誌的か。でも、各大学の監督へのインタビューなどおもしろかった。特に母校の青山が有力と言ってもらえていることもいい。今回、はじめて本格的にiPadで読書したが、電子書籍はこんな時に便利だ。元旦でも読みたいと思ったときに読める。NTVが箱根の番組を始めた。この本に登場する監督や選手達がインタビューされて
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試し読み
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Posted by ブクログ
箱根駅伝と柏原竜二選手の4年間は、2010年の負けも含めて、物語として完成しすぎていて、寒気がした。つまり、今年の箱根は非常に楽しかった。私個人が、TV中継を熱心にみていたのは、彼が不調だった2010年の方で、今年の往路は余りに圧倒しすぎて正直そこまで楽しめなかったのだが、復路で東洋の選手が一向に手を緩めないのを見て、こんな楽しみがあったか、と思反省した。1月3日はたまたま品川にいたので、ホテルで窓から、通り過ぎる選手を見ていた。ちなみに、東洋大の選手はそろそろ通るだろうかと状況を確認しているうちにすぎていた。速いよ、斎藤選手。
そんなこんなで、面白かったので陸上マガジンやらなにやら買い収め -
Posted by ブクログ
箱根駅伝が始まる前に読んでおいてよかった本。3強と呼ばれる大学の監督の采配、指導方法、選手への着眼点が似ているようで、実は三者三様なのが興味深かった。それは3人の監督のバックグラウンドがそれぞれ違うからだと思う。(根っからのエリートと、箱根のために働きながら大学へ通った苦労人と、走ることより安定を求めた地方の長男というように・・・)
また、近年は駅伝の成績が大学受験者数の増減に直結しているらしい。テレビ局は視聴率を稼ぎまくり、大学側は広告塔として駅伝を利用。(上位で走ればアナウンサーが大学名を連呼してくれる)
箱根駅伝の経済効果は、選手や監督の意図を超えたところまで発展していて、ちょっと気の毒 -
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