Posted by ブクログ
2016年01月05日
「駅伝がマラソンをダメにした」「箱根駅伝」に続き,生島淳さんが2012年11月に出された本。
時が移り,大学駅伝の選手にも,在学中にマラソンやハーフマラソンに挑戦したり,トラック競技で世界選手権やオリンピックを目指す者も出てきた。
日本国内で注目を集め,箱根駅伝に注力しながらも,世界を目指す選...続きを読む手を育てていこうとする監督が多くなってきているのはどうしてか。
また,「ブランド校」とあるように,青山学院大,明治大,中央大など,一般の学生にも人気が高い名門校が,近年箱根駅伝に力を入れている。
特に青山学院大は,2004年に原晋監督が就任してから力を伸ばし,2009年には箱根駅伝に33年ぶりに出場。2015,2016年と連覇を果たした。
原監督へのインタビューでは,選手を育成するために心がけていることなどが書かれている。2012年,箱根駅伝では5位だったときのインタビューだが,その後の活躍を考えると,原監督の理念や思い,描いていた道が,見事に達成されたのだと感じた。
そのほかにも,東洋大の酒井俊幸監督,上武大の花田勝彦監督へのインタビューも,大変興味深く読んだ。