九岡望のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・はぐれ者のブルー:九岡 望
色を塗ることに執着する電基漁師と知識に執着するケイ素生物が共に旅をする羽目になった話。ラストが弱い。色を残す習慣という話は全然魅力的でない。村の人に思いが伝わったからハッピーエンドでしょ、という安直な考えが透けて見える。
・破綻円盤-Disc Crash-:小川一水
巨大階層都市内にあるはずの恒星について仮説を何重にも展開しつつ、ラストは更なる長い旅路を示唆するストーリー。
検温者と非力なケイ素生物の奇妙な男女関係含めて非常に緊張感のある展開。この話の続きを読みたくなるくらい魅力的。
・乱暴な安全装置ー涙の接続者支援箱ー:野崎まど
セーフガードがバカすぎ。作者が大 -
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Posted by ブクログ
ザ・普通な良作。王道なボーイ・ミーツ・ガール。
SFというかスチームパンク的なものに昭和をぶっこんだ世界観や、真っ直ぐな主人公、ヒロインのキャラクタァ、ロマン溢れるメカメカしい設定。それらの要素を、堅すぎず柔らかすぎず、それでいて安定感のある文章でまとめられあげており好感触。
惜しむらくは、設定、キャラ、ともにところどころで「ありがち」なところがあり、どこまでいってもこの作品ならではの突き抜けたサムシングが感じられず、普通の良作で終わってしまったという感が。そんな筈はないのだが根底に流れるものが同じなせいか、ものすごく既視感を感じる作品。 -
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Posted by ブクログ
面白い、というよりは、よくできていた、という感じだろうか。こう、熱い展開とか、立ちまくったキャラとかがいるわけではないが、しっかりと作られた物語のようなものがある。
しかし、鴇子や菊丸の抱える孤独は感じ入るものもあったのだが、なんだろうなあ、なんか物足りない。孤独に対する寂寥感を描くならもっと書き込んでほしいし、ラノベ的なエンタメ性を追求するならもっと盛り上げてほしい、からだろうか。むう。
だけどまあ、今はとにかく鍋がうまい、それだけでいいような気もするといえばする。
どうでもいいけど口絵の巴は明らかに穿いてないですねありがとうございます。 -
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