九岡望のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
第4巻を読破。
前回、なんとか〈星鉄〉の半分を入手することができた九曜たち。
その〈星鉄〉を使って、手もとに残っている〈鬼虫〉復活を目論むのだけれど――
唯一、機体と本体が無事な四番式の井筒さんの覚醒を目指すのだけれども、目覚めない。
万字さんは本体が炭化しまくっているからどうしようもなくて――って!
炭化って((゚Д゚ll))
自爆したって話ですが、どんだけ火力がすごいんだ、この人の能力。
なんて思っていたら、どうやら万字さんと縁のありそうな子が登場。
とってもぼんやりした子かと思っていたら、あるスイッチが入っちゃうと苛烈な性格に豹変して。
万字さんと同じ能力を持った〈甲虫〉乗り。
もしかして、もしかする? とか思いながら読み進めていました。
ツイッターにリアルタイムで感想を投下しまくっていました(;^-^)
もうドキドキハラハラしまくりでしたー。
久留守ちゃんのシーンとか、心の声を思いきり投下していたww
というか、自分「………………え?(゚Д゚;)」ってツイートしたとこ、いったいどこのどんなシーンでつぶやいたんだろう?>ミステリー
内通者の件も一応は解決した、と思いたいけれどなあ。
どうにも彼が「センセイ」とは考えられないんだよなあ。
ってことは、まだ奥深いところに内通者は潜んでいそうだよね?
敵の方にも同じ名字の人がいたけれど……これはなあ。
確かに容疑者の一人だけれど、あからさますぎて怪しいんだよなあ。
私の推測なんて当てにはならないんですけどねー。
とりあえず第一容疑者は室長です。
内通者云々の前に「こいつ怪しい」と思っていたのが可児さんでした、なんて口が裂けても言えないww
万字さんの死の真相も気になるし、虎杖さんと竜胆さんの関係性も。
あと、ふとした拍子に思い出しちゃったのですが、叶葉ちゃんのご主人の「伍長」さん。
彼も後々関わってくるのかしらん。
尽天だけが例外的に長かった、みたいなことが書いてあったからつい、ね。
さて、いろいろと――本当にいろいろと裏事情やら画策やらが出てきました。
九曜たちにも戦力が加わったし!
次もwktkです(*゚∀゚)
それにしても――
笑顔がものすごく胡散臭いです、姐さん。
爆笑 -
Posted by ブクログ
第3巻を読破。
今回もまた、ドキドキハラハラ手に汗にぎる展開でしたー(>_<)
特にラスト方面が本当にもう、ね!
姿を現し始めた新たな敵。
彼らは〈甲虫〉という機体を操って九曜たちとぶつかるのですが――
これまではまだ〈鬼虫〉の方が性能が段違いだったのだけれど、今回からは数字付きの〈甲虫〉が登場しました。
九曜はすでに相棒を失った状態だったから仕方ないとはいえ、巴さんと剣菱さんまでが手こずるような、そんな強敵でした。
旧型と新型。
うん、確かにそうだなあと思いました。
〈鬼虫〉は20年前の兵器で、〈甲虫〉は戦後に造られた兵器だろうし……。
しかも唯一〈鬼虫〉が勝っていた鉄隕石も敵の手に渡ってしまったし。
さらには〈蜻蛉〉と〈蜂〉、そして竜胆さんまで奪われてしまったし!
やっと九曜にも機体が! と思っていたのに!!
今後、それらの要素がどう関わってくるのか……。
ハラハラしますね。
そして――
叶葉ちゃんのことも少々気になりますよね。
九曜が元は人間だった、ということに気づいてしまった叶葉ちゃん。
疑惑を質問にできないため、もやもやしているようで。
うーん、これが後々たいへんなことにならなければいいのだけれど……。
こっちももやもやするーっ(>_<)
苦笑
さて、そういった要素が次の巻でどうなるのか。
今からもう楽しみで仕方ありません。
そして、なんだろう……〈兇〉をかわいいと思ってしまった自分がいました。
あと黙々と花札をする機械兵たちにもww
菊丸さんのAIがいったいどんな構造になってるのか気になる。
笑 -
Posted by ブクログ
第2巻を読破。
前作ラストで八州を見て回ると旅に出た叶葉と九曜。
やってきたのは復興が進む帝都《東京》。
冷凍睡眠から目覚めてからずっと少数で生活をしていた叶葉は人混みに酔ってしまって。
九曜は相変わらずでしたけれどww
そうだった。
叶葉たち《尽天》の人たちは20年前――終戦前に冷凍睡眠に入った人たちだったな。
目覚めた後も廃墟という、閉鎖された場所で生活していたからな。
通貨が新しくなっていることを知らなかった模様。
しかし、おバカキャラっぽい叶葉の方がすぐに気づいたのは意外。
さりげなく聡い子ですよね、叶葉ってば。
笑
さて、そんな二人の前に現れたのは傲岸不遜な少女・鴇子と、彼女に付き従う機械兵・菊丸。
そして事態は思わぬ方向に動いて、と。
この巻で九曜は懐かしい面々と再会します。
まさか生き残りがいるとは思わなかったなあ。
そうなると他のメンバーも出てきそうな感じが……しないかな?
前回だけの登場メンバーだと思っていたワニ、もとい可児さんが再登場。
暗躍している組織も出てきたことだし、これはシリーズ化決定でいいのかな?
そうなると《蜂》復活もありえるかな?
ラスト方面の九曜と菊丸、謎の組織からの刺客の戦闘は手に汗握りました。
《蜂》がなくても甲虫という鬼虫の量産型を倒せるとか……すごいな。
叶葉も九曜も、そして菊丸もかっこよかったですー(*´▽`)
さりげない伏線とかもあったりして、いちいち「おおっ」ってなりました。
後天的に出来た傷だからなかったんだろうなあ、と。
それにしても今回は本文でもさし絵でも(*´Д`)ハアハアとなってしまいました。
ひ ざ ま く ら 。
私も巴さんと一緒になって陰からこっそり見守ってやりたい。
笑 -
Posted by ブクログ
第18回電撃小説大賞受賞作を読破。
実は第2巻が出ているのを先に見つけて、なんだか気になったので第1巻を買ってみました。
とりあえず冒頭の「序・甲」のページを読んで、なかなかおもしろそうとは思っていたのですが。
「昭和一〇一年、廃墟の町《尽天》」というあらすじの一文に、ほほう……となりまして。
しかもあらすじで「伍長」とか出てくるから、すでにイメージは昭和の大戦という形で出来上がって。
読み進めていくとPCとか機械兵とか、鬼虫〈きちゅう〉などなど、昭和っぽくない単語がぼろぼろ出てきて、すっかり魅了されてしまいました。
おもしろかったですー(*´▽`)
伍長の家で女中として働いていた叶葉〈かなは〉は、天涯孤独だったり、身売りされたり、主である伍長を失ったりと、かなり波乱万丈な人生を歩んできた15歳で。
そんな叶葉が出会ったのは鬼虫の九番式・《蜂》金翅の九曜という“兵器”の少年で。
九曜の暫定司令となった叶葉。
っていうか、あれですね。
なんでも命令できるってなったら一度はやってしまいますよね。
――おすわり、と。
笑
鬼虫って人間よりも、機械兵よりも強い最強の兵器なのにww
15歳の小娘におすわりさせられるとかww
挿絵もちょうどあってぶふっとなりました。
そんなコミカルなところもあれば、熱い戦闘シーンもあったりして、本当におもしろかったです。
鬼虫の中でも最強の壱番式・《蜻蛉》。
九曜はその《蜻蛉》と戦い、一度は敗れ、再戦を望んでいて。
一見正反対のような叶葉と九曜だけれど、心の底に抱え込んでいた想いはどこか似ているなあ、と思ったり。
文章も雰囲気もとてもすてきで、思いきり物語の世界に引き込まれてしまいました。
最初にも書いたように第2巻も発売されていたので買ってみようっと。 -
Posted by ブクログ
前回からどうつなげるのか期待していましたが、いやはや良い2巻でした。
カラー口絵に出ているのでネタバレでもないと思うけど、やっぱり生きていた二番式、三番式が登場。1巻で死ぬシーンが明記されていない鬼虫は再登場の可能性があるのかしらね。
記憶を失った皇女と、護衛の戦闘ロボット菊丸。
九曜と菊丸の敬礼シーンは、何だかジーンとくるものがあって、涙腺ゆるんじまいました。1巻の、九曜が暴走した機械兵にとどめを刺した後に、やっぱり賞賛の言葉と敬礼を返すシーンも大好きだったんですが……いや今回も、この作者は俺本人も自覚していなかった好みというかツボみたいなものを的確に突いてくれましたね。
あと、1巻では叶葉の魅力がちょっと弱いかなと思ってましたが、ここにきて成長した感じ。守られるだけの弱い女の子、でもそれなりに修羅場はくぐってきていて芯の強さはある、みたいな、主人公系(?)のヒロインとしてキャラが立ってきたと思います。
まだまだ続きそうなので、期待です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエスケープスピード(めんどくさいのでこの表記でいきますw)の待望の第2巻。
1巻に関してはこの2巻の後書きで作者、九岡先生が書かれている通り広大な世界観を出来る限り圧縮し、蜂、九曜と蜻蛉、竜胆の2人(機)の虫の覚悟と葛藤、成長。
そして叶葉という少女の成長や尽天という場所のでの人間の生きる力というものに重点を置いていていわばこの世界で言えば序の序であり端の端の話でした。
で、2部であるこの2巻ですが、これも九岡先生が書いてある通りその世界観の風呂敷を広げ九曜と叶葉を巻き込む世界の話になっていきます。
生きていた2人の鬼虫、そして量産型の虫のという新たな「敵」の登場。
まだまだ物語の先は長いと感じさせられます。
そして蜘蛛、巴の最後の言葉、これから他の鬼虫の登場も期待していい…のか…?
3巻も期待せずにはおれません! -
Posted by ブクログ
第18回電撃大賞大賞受賞作の続編。
前巻は応募作品ということもあってきれいに完結していたので、続編が出て驚いた。続きが読めるのは嬉しいけど(失礼ながら)あの完成度が損なわれたら嫌だな…と複雑な気持ちでしたが、心配無用でした。
やっぱり面白い!今回は区切りをつけて第二部という形ですが、世界観や登場人物たちは前巻のそのままです。硬派な文体も王道な展開も変わらず。前巻でファンになった方にもハードルの低い仕様です。
とはいえもちろん、新登場人物やちょっと成長した主人公達など、新要素も多数あります。
見どころの一つである迫力の戦闘シーンは、前巻では不可能だった乱戦・共戦が見られて言うことなし。あんなことになってもちゃんと九曜頑張るんですね。
新キャラもなかなかどうして。予想を上回る。
もう一つ、前巻では有り得なかった「次巻への伏線」が張られているのも見どころです。叶葉たちはどう巻き込まれていくのか?九曜は…?
もう今から3巻が待ち遠しすぎる。 -
Posted by ブクログ
第18回電撃大賞受賞作。発売前のあらすじや雰囲気から期待はしていましたが……傑作でした。応募総数5000を超える投稿作品の、頂点にふさわしい完成度だったと思う。
悪く言えば陳腐、良く言えば王道。読んでる間にいくつか過去の受賞作が頭に浮かびました。なんというか、今日まで書かれ継がれてきたライトノベルの要素がふんだんに取り込まれている。
一歩間違えば過去作品の劣化コピーになっちゃうんですが、本作はもちろんそんなことはなくて、後発作品ゆえに洗練され磨き上げられた感じです。
多分この作者もたくさんラノベを読んできたんでしょうけど、自分もいつかこんなのを書きたい!みたいな思いが伝わってきます。
・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。
大戦争をやらかした後、ゆっくりと滅びに瀕した舞台。
非力でもなんでも全力を尽くして生き抜こうという人々の覚悟、ほんの少しの希望が見えたときの歓喜、それを積み上げて未来へつなごうという力強さ、そんな感じの熱いものが伝わってきました。通信塔が復帰して首都と交信できた瞬間のシーンは泣いたわ。
人と、人のようで人でない者との交流。
一見相容れない存在のようで、意外と人間らしい一面をもつ機会の存在。徐々に心を通わせていく暖かいストーリーがあって、けれど絶対に相容れない存在意義の相違にすれ違って。それでも共に生きてゆこうという、互いの歩み寄りの暖かさがあります。
互いが互いの正義、生き様を賭け全力でぶつかりあう戦い。
俺がラノベに最も求めているのはこれかもしれないね。どっちが正義とか悪とか、そういうんじゃないんですよ。双方が正しくて、そして共存は出来ない。ならば、戦って強い方が残るしかないじゃない。互いに全力だからこそ、勝者は敗者にも敬意を払えるし、読んでる我々も本気で熱くなれるんじゃないかなと思います。
まあ、ネタバレになるので多くは語るまい。とにかくもうね、俺の好みど真ん中なのでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々に九岡望先生の文章を浴びた!
極めて硬質な戦闘描写も、登場人物たちが目と鼻の先に居るかのような日常描写も最高ですね。
かつて人類(を主視点とする)の発展に脅かされた自然が人類に牙を剥いた時に博士が下した決断は、第三者であるこの視点からすれば利己的と見える可能性もありつつ、その決断をしたという事実・それによって争いが続いてしまった事実から目を逸らさずに責任を果たした博士は研究者として在るべき姿なのではないかなと思いました。きっとハルがこの決断と責任を背負うことができる"人間"であったからこそ、クストスもアルファも、全力で命令を遂行する・守護するのみならず、彼女を救いたいと強く願ったのではないかと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった、と言えるのだけれど、いざ感想を書こうとすると何から話したらいいのか…となる不思議なお話でした。
砂みたいにサラサラと言葉が崩れていく。単にまとめられないだけだけど……
「砂まみれの世界で人間のふりをしている」というのは某SF作家さんの世界を思い出しますが、こちらは人間ではないことに当人たちが気付いていない。
死んだらサラサラ崩れて風になる、というのは人間じゃなくて砂で作ってるお人形さんだからか…。
真に人間だった人たちはその姿を失い、取り残され遠の眠りについてたけれど一人目が起こされ、その一部が主人公と融合しちゃってて……から始まる仲間探しと、破壊と再生。
砂まみれの世界だから、皆さん海の生きものの名前が付けられてるのかな。せめてもの、みたいな。。
ラストもよかった。お互いに名前を忘れてはいるけど、鯱と旗魚は人間を探す旅に出たんだなぁ(ここはちょっと最終兵器彼女っぽい……)。