九岡望のレビュー一覧

  • エスケヱプ・スピヰド 四

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    第4巻を読破。

    前回、なんとか〈星鉄〉の半分を入手することができた九曜たち。

    その〈星鉄〉を使って、手もとに残っている〈鬼虫〉復活を目論むのだけれど――

    唯一、機体と本体が無事な四番式の井筒さんの覚醒を目指すのだけれども、目覚めない。

    万字さんは本体が炭化しまくっているからどうしようもなくて――って!

    炭化って((゚Д゚ll))

    自爆したって話ですが、どんだけ火力がすごいんだ、この人の能力。

    なんて思っていたら、どうやら万字さんと縁のありそうな子が登場。

    とってもぼんやりした子かと思っていたら、あるスイッチが入っちゃうと苛烈な性格に豹変して。

    万字さんと同じ能力を持った〈甲虫

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    2013年07月21日
  • エスケヱプ・スピヰド 参

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    帝都にやって来た菘、鬼虫が持つ星鉄、星鉄を求めて旅立つ九曜、帝都に移送される《蜂》と《蜻蛉》。そして襲い来る新型鬼虫。ますます活躍する巴と剣菱がに痺れる。あと機械なのに菊丸格好良すぎ。過去の鬼虫たちもちらりちらりと登場し、ますます気になる。

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    2013年05月23日
  • エスケヱプ・スピヰド 参

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    ネタバレ

    半ば予測しながらもまさかの展開!
    (奪われフラグ立てすぎw)
    あと、敵つええ!オリジナルよりつえええ!
    『蜂』の復活はあるのか?ないのか?なんかないかも?

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    2013年01月05日
  • エスケヱプ・スピヰド 参

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    第3巻を読破。

    今回もまた、ドキドキハラハラ手に汗にぎる展開でしたー(>_<)

    特にラスト方面が本当にもう、ね!

    姿を現し始めた新たな敵。

    彼らは〈甲虫〉という機体を操って九曜たちとぶつかるのですが――

    これまではまだ〈鬼虫〉の方が性能が段違いだったのだけれど、今回からは数字付きの〈甲虫〉が登場しました。

    九曜はすでに相棒を失った状態だったから仕方ないとはいえ、巴さんと剣菱さんまでが手こずるような、そんな強敵でした。

    旧型と新型。

    うん、確かにそうだなあと思いました。

    〈鬼虫〉は20年前の兵器で、〈甲虫〉は戦後に造られた兵器だろうし……。

    しかも唯一〈鬼虫〉が勝っていた鉄隕

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    2012年12月25日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    ネタバレ

    作者の趣味丸出しの世界設定。だがそれがいい。主人公の能力と敵の能力が割れた時点で攻略方法は容易に想像つくが、わかっていてもああ書かれるとたまらん。血が沸騰する。さて続刊が出ているのだがこの終わり方で続きは何を書くのだろうか。少なくとももう機動兵器バトルはできなさそうだが・・・どうなるか楽しみ。

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    2012年08月22日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    第2巻を読破。

    前作ラストで八州を見て回ると旅に出た叶葉と九曜。

    やってきたのは復興が進む帝都《東京》。

    冷凍睡眠から目覚めてからずっと少数で生活をしていた叶葉は人混みに酔ってしまって。

    九曜は相変わらずでしたけれどww

    そうだった。

    叶葉たち《尽天》の人たちは20年前――終戦前に冷凍睡眠に入った人たちだったな。

    目覚めた後も廃墟という、閉鎖された場所で生活していたからな。

    通貨が新しくなっていることを知らなかった模様。

    しかし、おバカキャラっぽい叶葉の方がすぐに気づいたのは意外。

    さりげなく聡い子ですよね、叶葉ってば。



    さて、そんな二人の前に現れたのは傲岸不遜な少

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    2012年07月23日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    文章もさることながら、イラストに恵まれている、ラノベはやっぱりえも命だねぇ。 戦後、昭和101年、残された2つの兵器の戦い。 おはぎが食いたくなる良作。 あと広告に乗っていた私と電撃文庫のエッセイもロマンチックで良い。

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    2012年07月11日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    第18回電撃小説大賞受賞作を読破。

    実は第2巻が出ているのを先に見つけて、なんだか気になったので第1巻を買ってみました。

    とりあえず冒頭の「序・甲」のページを読んで、なかなかおもしろそうとは思っていたのですが。

    「昭和一〇一年、廃墟の町《尽天》」というあらすじの一文に、ほほう……となりまして。

    しかもあらすじで「伍長」とか出てくるから、すでにイメージは昭和の大戦という形で出来上がって。

    読み進めていくとPCとか機械兵とか、鬼虫〈きちゅう〉などなど、昭和っぽくない単語がぼろぼろ出てきて、すっかり魅了されてしまいました。

    おもしろかったですー(*´▽`)

    伍長の家で女中として働いてい

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    2012年07月09日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    戦後! 廃墟! メカ! バトル! 好き! 九曜&叶葉コンビも良いけど菊丸と鴇子も泣けるし、何より剣菱と巴が格好良い! 素敵! 多分これはアニメ化すると思います!

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    2012年07月08日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    前回からどうつなげるのか期待していましたが、いやはや良い2巻でした。

    カラー口絵に出ているのでネタバレでもないと思うけど、やっぱり生きていた二番式、三番式が登場。1巻で死ぬシーンが明記されていない鬼虫は再登場の可能性があるのかしらね。

    記憶を失った皇女と、護衛の戦闘ロボット菊丸。
    九曜と菊丸の敬礼シーンは、何だかジーンとくるものがあって、涙腺ゆるんじまいました。1巻の、九曜が暴走した機械兵にとどめを刺した後に、やっぱり賞賛の言葉と敬礼を返すシーンも大好きだったんですが……いや今回も、この作者は俺本人も自覚していなかった好みというかツボみたいなものを的確に突いてくれましたね。

    あと、1巻で

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    2012年06月26日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    ネタバレ

    まさかのシリーズ化!
    主役メカ壊れちゃってんじゃん!
    ま、でもこれはこれで。
    新キャラもよし。
    敵は魅力に乏しいが。
    "蜂"もそのうち復活するんかなあ?

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    2012年06月25日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    ネタバレ

    エスケープスピード(めんどくさいのでこの表記でいきますw)の待望の第2巻。
    1巻に関してはこの2巻の後書きで作者、九岡先生が書かれている通り広大な世界観を出来る限り圧縮し、蜂、九曜と蜻蛉、竜胆の2人(機)の虫の覚悟と葛藤、成長。
    そして叶葉という少女の成長や尽天という場所のでの人間の生きる力というものに重点を置いていていわばこの世界で言えば序の序であり端の端の話でした。
    で、2部であるこの2巻ですが、これも九岡先生が書いてある通りその世界観の風呂敷を広げ九曜と叶葉を巻き込む世界の話になっていきます。
    生きていた2人の鬼虫、そして量産型の虫のという新たな「敵」の登場。
    まだまだ物語の先は長いと感

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    2012年06月21日
  • エスケヱプ・スピヰド 弐

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    第18回電撃大賞大賞受賞作の続編。
    前巻は応募作品ということもあってきれいに完結していたので、続編が出て驚いた。続きが読めるのは嬉しいけど(失礼ながら)あの完成度が損なわれたら嫌だな…と複雑な気持ちでしたが、心配無用でした。

    やっぱり面白い!今回は区切りをつけて第二部という形ですが、世界観や登場人物たちは前巻のそのままです。硬派な文体も王道な展開も変わらず。前巻でファンになった方にもハードルの低い仕様です。

    とはいえもちろん、新登場人物やちょっと成長した主人公達など、新要素も多数あります。
    見どころの一つである迫力の戦闘シーンは、前巻では不可能だった乱戦・共戦が見られて言うことなし。あんな

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    2012年07月07日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    第18回電撃大賞受賞作。発売前のあらすじや雰囲気から期待はしていましたが……傑作でした。応募総数5000を超える投稿作品の、頂点にふさわしい完成度だったと思う。

    悪く言えば陳腐、良く言えば王道。読んでる間にいくつか過去の受賞作が頭に浮かびました。なんというか、今日まで書かれ継がれてきたライトノベルの要素がふんだんに取り込まれている。

    一歩間違えば過去作品の劣化コピーになっちゃうんですが、本作はもちろんそんなことはなくて、後発作品ゆえに洗練され磨き上げられた感じです。

    多分この作者もたくさんラノベを読んできたんでしょうけど、自分もいつかこんなのを書きたい!みたいな思いが伝わってきます。

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    2012年05月14日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    昭和101年、数少ない戦争の生き残りである叶葉は、廃墟の町で武装兵器に襲われていた。救ってくれたのは、棺で眠り続けていた少年――かつて最強とうたわれた兵器、”鬼虫”の九曜だった――。第18回電撃小説大賞受賞作。
    面白かったです。世界観が細部まで作りこまれていて、しかし説明は最小限。文章はやや硬いながら読みやすく、構成も練られています。メインは戦闘シーンと少年少女の成長かな、と思うのですが、それぞれ戦闘はスピードと緊張感があり、成長は王道で感情移入しやすく、最後まで飽きさせません。新人作家さんとは思えません。パーフェクツ!

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    2012年07月10日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    最近の流行なのか、萌え系であふれるラノベの中で、この作品が大賞として選ばれたことに、少し救いが見えた思いです。こういうお話が読みたかったの!

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    2012年07月22日
  • プラントピア

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    ネタバレ

    久々に九岡望先生の文章を浴びた!
    極めて硬質な戦闘描写も、登場人物たちが目と鼻の先に居るかのような日常描写も最高ですね。

    かつて人類(を主視点とする)の発展に脅かされた自然が人類に牙を剥いた時に博士が下した決断は、第三者であるこの視点からすれば利己的と見える可能性もありつつ、その決断をしたという事実・それによって争いが続いてしまった事実から目を逸らさずに責任を果たした博士は研究者として在るべき姿なのではないかなと思いました。きっとハルがこの決断と責任を背負うことができる"人間"であったからこそ、クストスもアルファも、全力で命令を遂行する・守護するのみならず、彼女を救いたい

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    2025年07月12日
  • 言鯨【イサナ】16号

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    ネタバレ

    面白かった、と言えるのだけれど、いざ感想を書こうとすると何から話したらいいのか…となる不思議なお話でした。
    砂みたいにサラサラと言葉が崩れていく。単にまとめられないだけだけど……

    「砂まみれの世界で人間のふりをしている」というのは某SF作家さんの世界を思い出しますが、こちらは人間ではないことに当人たちが気付いていない。
    死んだらサラサラ崩れて風になる、というのは人間じゃなくて砂で作ってるお人形さんだからか…。
    真に人間だった人たちはその姿を失い、取り残され遠の眠りについてたけれど一人目が起こされ、その一部が主人公と融合しちゃってて……から始まる仲間探しと、破壊と再生。
    砂まみれの世界だから、

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    2024年06月11日
  • エスケヱプ・スピヰド

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    戦闘兵器の少年と少女の出逢い。感情を欠落する少年が少女と過ごす日々を経て、戦う意味を得て強敵と対峙する。
    こんなラノベが読みたい!という好みのど真ん中、王道のボーイミーツガール活劇。
    少し堅めの文章と設定、だからこそ幸せとは何かが強調される。

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    2023年12月15日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    原作の続きでキリイのその後を描いた作品も期待していたのですが、それはなかったですね。私は飛浩隆作品が気に入りました。BLAME!ファンにおすすめ。?

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    2021年11月18日