言鯨【イサナ】16号

言鯨【イサナ】16号

858円 (税込)

4pt

3.7

神“言鯨(イサナ)”によって造られたとされる砂の時代。骨摘みのキャラバンで働く歴史学者志望の少年・旗魚(カジキ)は、裏の運び屋・鯱(シヤチ)と歴史学者・浅蜊(アサリ)に出会う。接近を禁じられた言鯨の遺骸の調査に赴くという憧れの人物に同行することになり胸躍る旗魚だったが、遺骸を見た浅蜊が妙な言葉を口にした瞬間、世界が一変し始めた――。

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言鯨【イサナ】16号 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年03月31日

    採掘船で働く、学者志望の少年・旗魚が、思わぬ形であこがれの学者・浅蜊と出会う序盤から(そもそも遭遇する前から)、畳みかけるように重なる謎と発見、逃走劇と解答が、一気に読み終えるまでの推進力を持っていて良かった。
    スチームパンクな世界観も緻密、蟲や詠石といった生物・物質の描写も優、後半のある意味無敵モ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月13日

    現実、と云う枠に想像力をこれでもかと注ぎ込んで溢れ出したものが本当のSFなら、溢れてくるそれはどうしようもなく、ことば、になってしまうよなぁ。

    日本のSF、と云う感じ。物語への執着、と云うか希求と云うか、そういったものを強く感じる作品はとても力強いですね。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    前半は砂漠の惑星を舞台とした冒険物として物語が進んでいき、後半から世界の成り立ちなど解き明かされていく怒涛の展開、とてもワクワクしながら読み進めることができました。

    主人公の旗魚(カジキ)とひょんなことから行動を共にすることになる"運び屋"の鯱(シャチ)が、だんだんとお互いを信...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月18日

    ナウシカと砂の惑星とソラリスを足して割って何かスパイスを振りかけたような作品。イサナやそこの住人の正体に驚愕する。旗魚(カジキ)が死にそうになるところではウルトラマンを想像してしまうが、この作品は様々な作品を思い出させるところが欠点でもあり長所でもある。リーダビリティは高い。難しくない作品なので、遠...続きを読む

    0
    ネタバレ購入済み

    とても面白かった!

    2023年02月20日

    世界観や設定にとても心が躍りました!
    こんな風に旅をしてみたい・・・。そんな気持ちを満たしてくれます。蟲の描写がとても良くて、オトシゴがとても健気で可愛く感じてしまいました。人が乗れるような大きな蟲と心を通わせる蟲屋に憧れます。
    滅びのロマンで終わらず、再生、そしてその先を示すことで、まだまだ続...続きを読む

    #感動する #ドキドキハラハラ #カッコいい

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年07月10日

     文学的な奥深さとライトノベルのような浸し見易さの2つを兼ね備えています。
    言葉と砂がテーマとなっています。神であるイサナとその謎を解き明かす少年心がくすぐられる1冊でした。

    以下ネタバレ含みます。




     イサナとはなにか、それは人間であり、主人公は人間ではなかったという真実が明かされます。ク...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年05月25日

     カバーイラストとタイトルに惹かれて購入。概ね、期待通りの世界設定で、楽しめた。
     SFというよりかは、ファンタジー色が強いかな、と思う。世界設定もビジュアル設定も魅力的だが、文章は思ったより平易で、どことなくラノベっぽい。途中から主人公が強くなりすぎるのと、果たして絆をはぐくむまで三人が長いときを...続きを読む

    0

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