オキシタケヒコのレビュー一覧

  • 筺底のエルピス8 -我らの戦い-

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     4年ぶりの第8巻。随分と間が開いてしまった。前巻の展開を忘れてしまっていたので、再度読み直してから8巻を読んだ。いよいよ最終章「絶望時空」に突入した。
     
     「鬼滅の刃」と同じく鬼退治の話なのだが、こちらの鬼は、「殺戮因果連鎖憑依体」(さつりくいんがれんさひょういたい)。文字通り人間への憑依を繰り返す。そして、鬼を狩る組織は日本の《門部》(かどべ)とバチカンの《ゲオルギウスの会》、そして米国の《I》(ジ・アイ)である。その三つの組織が同時に攻撃を受け、瞬時にして危機的状況に陥ったのが前作。

     今作では、その失地挽回と反撃が描かれる。しかしながら、人類の絶滅までのタイムリミットを少しだけ先延

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    2025年08月31日
  • Genesis されど星は流れる

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    ネタバレ

    〇宮澤伊織「エレファントな宇宙」神々の歩法の続編。高次元生命体が仏陀をダウンロードしプリンターで製作しようとする。
    空木春宵「メタモルフォシスの龍」失恋すると女性は蛇化する世界でのMtFの安珍清姫
    〇オキシタケヒコ「止まり木の暖簾」通商網シリーズのスミレが大阪の居酒屋でバイトする話
    〇松崎有理「数学ぎらいの女子高生が異世界にきたら危険人物あつかいです」
    堀晃「循環」
    宮西建礼「されど星は流れる」「宙を数える」と同工
    折輝真透「蒼の上海」

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    2025年05月26日
  • 筺底のエルピス4 -廃棄未来-

    nas

    ネタバレ 購入済み

    タイトルが最高。これまでも面白かったけど設定をこう使うのかって一気にSF感を上げてきてめちゃくちゃ楽しい。

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    2024年06月25日
  • 筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-

    nas

    購入済み

    どんどん加速していくシリーズ

    やっぱ最高だなこのシリーズ。今回は容赦の無さが痺れる話だった。ここからどうなるのか続きが楽しみすぎる。

    #カッコいい #ダーク

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    2024年06月25日
  • 筺底のエルピス2 -夏の終わり-

    nas

    購入済み

    めっちゃ面白い!序盤から面白かったけど終盤で加速して3巻へのお膳立ても出来てる楽しみすぎるシリーズ。

    #アツい

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    2024年06月25日
  • 筺底のエルピス4 -廃棄未来-

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    ネタバレ

    一応は、この巻で1エピソード完結。
    大きな事件は一応解決って形にはなるんだけど……あまりにも報われなすぎる。容赦ない。人の心がない!
    救われてほしい……。

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    2022年09月20日
  • 筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-

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    人の!心が!ない!!
    束の間の希望を見せてからより重たい絶望が始まる、上げて落とす展開やばい……
    こっからどうやって巻き返すのか、あるいはどうやって納得のいくバッドエンドに持ち込むのか、想像もつかない……!

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    2022年09月13日
  • 筺底のエルピス2 -夏の終わり-

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    ネタバレ

    1巻時点では想像もできないくらい重い展開になって言葉が出ない……
    絶望的な状況作るの上手いなぁ。そしてそんな絶望的だからこそ、それを打破する瞬間のカタルシスもめちゃくちゃ気持ち良い。
    ので、きっとこの巻のラストもここから巻き返すための「溜め」なんだよね。そう思いたい思わせてお願いします

    霧島さん好きです。
    こういうキャラなかなかいないよなー、いたらかっこいいのになーって思ってたタイプのキャラが実際出てきて、実際かっこよかった!

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    2022年09月04日
  • おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱

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     山の中にある屋敷。そこの座敷牢に幽閉されている下半身不随の美少女ツナ。この設定だけで、もう妖しすぎる。土の匂い、まとわりつく空気感、座敷牢の薄暗さ、そこで暮らすツナの正体とは?

     ミミズクこと逸見瑞樹は両親を亡くし、田舎に住む叔母夫婦の元へ身を寄せている。そして10年間毎週欠かさず、座敷牢のツナに怖い話を聞かせてきたのだ。
     とにもかくにも彼女のために怖い話を集めていた瑞樹だったが、彼の前に自称「拝み屋」という怪しい男が現れる。そこから物語は新たな展開へと動き出す。

     ホラーであり、ファンタジーテイストの伝奇物でもあり、さらにSFテイストもあるというお得な物語(?)となっている。
     物語

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    2022年07月03日
  • 筺底のエルピス4 -廃棄未来-

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    3巻のクリフハンガーから、息もつかせぬ激闘が始まり、手に汗握ったかと思いきや、主人公達の逃亡劇はまだまだ続く。その道中語られる、今起こっている戦いの真実を知り、とんでもないハードなSFだったと知ることになった。非常に説明しづらく難しい原理でもあるが、知的好奇心をくすぐられる、古今東西たくさんの作品が作られた皆大好きなあのジャンルだったのだ。そして、一気に時は進み、悲劇や苦しい展開は止むことを知らず、この話はどこに進んでいくんだろうと常にわくわくしながらも不安な気持ちになる。そして最後、本当の絶望を知る。

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    2022年05月24日
  • 筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-

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    2巻からの瀕死の逃亡劇が続き、終始苦しい思いをしながら読むことになった(褒め言葉)。著者は、容赦しない人なんだなとこの巻で認識する。それくらい驚くような悲劇が連続するし、散りばめられた謎はさらに謎を呼ぶわで、一気にシリーズに引き込まれた巻だった。進撃の巨人にしろ、鬼滅にしろ、悲劇が主人公の成長に繋がるのは説得力があるし、ご都合主義感がなくて良いのだが、この小説では主人公が常に満身創痍という不安感が常に覆っていて、より絶望感が増す。次巻へ続く的な終わりがまたズルい。リアルタイムの読者は待ちきれたのだろうか

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    2022年05月24日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    何これ格好いい!面白い!!
    SF+伝奇風要素+異能バトル+その他諸々かっこいい要素盛り盛り(語彙力;;)で、夢中で読み進めちゃいました。

    停時フィールドの設定(制約とか、使い手による個性とか)が他の能力者ものとは一風変わってて面白い。1巻だけでもかなり多種多様だったのに、「なんかよくわからない能力」にならずちゃんと理解できるのすごい。
    あと「鬼」の設定がいい感じに伝奇っぽいのが良い。伝染型怪異。

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    2022年04月08日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

    nas

    購入済み

    巻数に応じて面白さが跳ね上がる

    1巻の時点で面白いなと思う話だったけど巻を重ねるごとに面白さが跳ね上がってヤバい
    2倍4倍8倍ぐらいの跳ね上がり方でここまで面白さとスケールの上がり方を感じれるシリーズは他にないんじゃなかろうか

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    2021年09月28日
  • 筺底のエルピス7 -継続の繋ぎ手-

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     2年ぶりの第7巻。#日本SF読者クラブ 「鬼滅の刃」と同じ鬼退治の話なのだが、こちらの鬼は、「殺戮因果連鎖憑依体」。文字通り人間への憑依を繰り返す。そして、鬼を狩る組織は日本の「門部」とあと二つ。今作では、いづれも大変な事態に陥る。

     前巻は「果てしなき流れの果てに」的な展開となり、世界的というか時空的、人類の歴史的な「どんでん返し」だった。続く今巻では、時間的には数時間、しかも局地戦となる。取り敢えずだが、人類の未来は継続される。しかし続く最終章が「絶望時空」とは。どういう気持ちで待てばよいやら。

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    2021年03月20日
  • 筺底のエルピス2 -夏の終わり-

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    #日本SF読者クラブ 登録し忘れていた第2巻。toi8さんの描く表紙。水着で戯れる女の子たちがいい。しかし、以降の巻の展開を考えると…

    第7巻を読むのに備えて、以前の巻を復習中。

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    2021年03月13日
  • 筺底のエルピス7 -継続の繋ぎ手-

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    書誌データ作り間違えてるじゃん(何で勝手に中黒付けるかな…)

    さて、完結まであと何巻、ていうか、何年?

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    2021年02月26日
  • Genesis されど星は流れる

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    SFアンソロジー7作品短編集。
    Genesisも3冊目となり、人の想いの数だけSFの世界があることを、あらためて知る構成。
    SFは日常のそこかしこに息づき、私たちの人生に奥行きと彩りを添えてくれます。


    『エレファントな宇宙』
    アクションSF。ミリタリー好きな方に超オススメ。
    宇宙から高次元生命体が飛来した。
    その生命体とコンタクトした人間は、憑依され、未知数の破壊力を持つに至った。
    最新鋭米陸軍部隊と特殊作戦に挑む3作目。
    …前作を読んでいた方が、より楽しいかもしれない。


    『メタモルフォシスの龍』
    近似未来SF。
    恋をしてはいけない世界で恋をしたひとたちの悲哀を描いた作品。
    独特な文で

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    2020年12月01日
  • 筺底のエルピス6 -四百億の昼と夜-

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    8:前巻で一段落したものの、今回はまたどん底に突き落とすような展開で、毎度思うんですが作者こそが鬼……( ;∀;) 新聞へのインタビュー掲載で増刷が決まったと言うし、どんどん広がれエルピスの輪!(悪い顔で)

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    2019年03月28日
  • 筺底のエルピス6 -四百億の昼と夜-

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    #日本SF読者クラブ この世界の秘密が明かされる。彼の人の正体が明らかになる。こりゃあ、えらいことですよ。本が500頁にもなりますよ。頁数が増すごとに出版の間隔が長くなるのも致し方ないか。少年少女が多く登場するので、ラノベ扱いになっているようようだが、中身はヘビーでハード。ガガガ文庫から出ているのが惜しい。(小学館さんご免なさい)

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    2019年02月05日
  • 筺底のエルピス5 -迷い子たちの一歩-

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    ネタバレ

    #日本SF読者クラブ 表紙を眺めては、ページを開くのを躊躇していた。中を見るのが怖かった。前巻の結末が、あまりにも... 叶とカナエ。同一人物であるが、2歳の差。カナエは人類が絶滅していくなか、鬼とよばれても生き延びてきた。埋めようもない壮絶な体験の差。そんな二人(とくにカナエ)をどう扱ったらよいのか周囲もわからない。もちろん本人も。今月第6巻が出版されるが、すんなりページを開けるだろうか。

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    2019年01月11日