オキシタケヒコのレビュー一覧
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4年ぶりの第8巻。随分と間が開いてしまった。前巻の展開を忘れてしまっていたので、再度読み直してから8巻を読んだ。いよいよ最終章「絶望時空」に突入した。
「鬼滅の刃」と同じく鬼退治の話なのだが、こちらの鬼は、「殺戮因果連鎖憑依体」(さつりくいんがれんさひょういたい)。文字通り人間への憑依を繰り返す。そして、鬼を狩る組織は日本の《門部》(かどべ)とバチカンの《ゲオルギウスの会》、そして米国の《I》(ジ・アイ)である。その三つの組織が同時に攻撃を受け、瞬時にして危機的状況に陥ったのが前作。
今作では、その失地挽回と反撃が描かれる。しかしながら、人類の絶滅までのタイムリミットを少しだけ先延 -
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Posted by ブクログ
山の中にある屋敷。そこの座敷牢に幽閉されている下半身不随の美少女ツナ。この設定だけで、もう妖しすぎる。土の匂い、まとわりつく空気感、座敷牢の薄暗さ、そこで暮らすツナの正体とは?
ミミズクこと逸見瑞樹は両親を亡くし、田舎に住む叔母夫婦の元へ身を寄せている。そして10年間毎週欠かさず、座敷牢のツナに怖い話を聞かせてきたのだ。
とにもかくにも彼女のために怖い話を集めていた瑞樹だったが、彼の前に自称「拝み屋」という怪しい男が現れる。そこから物語は新たな展開へと動き出す。
ホラーであり、ファンタジーテイストの伝奇物でもあり、さらにSFテイストもあるというお得な物語(?)となっている。
物語 -
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購入済み
巻数に応じて面白さが跳ね上がる
1巻の時点で面白いなと思う話だったけど巻を重ねるごとに面白さが跳ね上がってヤバい
2倍4倍8倍ぐらいの跳ね上がり方でここまで面白さとスケールの上がり方を感じれるシリーズは他にないんじゃなかろうか -
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Posted by ブクログ
SFアンソロジー7作品短編集。
Genesisも3冊目となり、人の想いの数だけSFの世界があることを、あらためて知る構成。
SFは日常のそこかしこに息づき、私たちの人生に奥行きと彩りを添えてくれます。
『エレファントな宇宙』
アクションSF。ミリタリー好きな方に超オススメ。
宇宙から高次元生命体が飛来した。
その生命体とコンタクトした人間は、憑依され、未知数の破壊力を持つに至った。
最新鋭米陸軍部隊と特殊作戦に挑む3作目。
…前作を読んでいた方が、より楽しいかもしれない。
『メタモルフォシスの龍』
近似未来SF。
恋をしてはいけない世界で恋をしたひとたちの悲哀を描いた作品。
独特な文で