オキシタケヒコのレビュー一覧

  • 筺底のエルピス4 -廃棄未来-

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    ネタバレ

    #日本SF読者クラブ 鬼を討伐する3組織間の戦いは激化。互いの停時フィールドを使ったバトルで、次々と倒れていく仲間たち。ヒロインは人々から「鬼」と呼ばれながらも、最後の希望をつなぐため生きる。そこに救いはあるのか。捨環戦、それは未来を断ち切る戦い。無情かつ悲惨な戦い。そして滅亡。真の「鬼」は作者自身だと思わずにはいられない。

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    2018年12月07日
  • 筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-

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    ネタバレ

    #日本SF読者クラブ いよいよもって、ハードでシリアスな展開になる。次の第4巻と事実上の上下巻で、表紙は裏表の構図になっている。ラノベのレーベルだからかもしれないが、あまり売れていないようだ。惜しい、ぜひ読んでいただきたい。来年早々に第6巻が出版予定。

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    2018年12月07日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    ネタバレ

    #日本SF読者クラブ toi8さんの表紙に惹かれて購入。ライトノベルによくある伝奇SFかとおもいきや、巻が進むにつれて「SF」になる。とにかく「停時フィールド」の設定とヴァリエーションが秀逸すぎる。

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    2018年11月25日
  • 筺底のエルピス4 -廃棄未来-

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    現代舞台のバトルものでありながらSFにもなっていて偉い
    能力強すぎ収拾付くのかとか思ってすみませんでした
    ガガガ文庫らしいライトノベルな装飾であるとか
    あるいはノベルゲーム風であるとか
    SF界隈風なら『エンダーのゲーム』とか『時砂の王』みたいな
    中高生男子向け娯楽はあんまり感心でなく関心できないが
    ちゃんとわかってて燃えに昇華できるあざの耕平作品に感じると同じ構成の立派さは
    大変素晴らしい
    鍵保持者が一人になってもミサイル落ちてくる寸前でもほっとくところがさすがだ

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    2018年10月19日
  • 筺底のエルピス5 -迷い子たちの一歩-

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    前巻はそこまでやるのかという驚きの内容だったが
    今巻はあそこまでやっておいてこうなるのかと別方向の驚きだった
    黍ちゃんも絶句だね
    作者が好きなように書き過ぎでまとまりわるい気がすごくするが
    ここまで奔放に振れればどこまでいくか見てみたい期待の方が上なので良い

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    2018年10月17日
  • Genesis されど星は流れる

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    今回のアンソロジーは読みやすい作品が多かったように思える。あくまでも個人の感想であるが、世界観をぱっと理解できる短編揃いなのだろう。個人的に印象に残った作品は2つ。「メタモルフォシスの龍」(空木春宵)は個人的にはあまり好きではないジャンルなのだが、恋に破れると蛇化する女性と蛙化する男性、特に蛇化する女性の描写が生々しくも切ないのが良い。「されど星は流れる」は系外流星を流星同時観測の手法で探索する物語。科学を一生懸命やる話は私の好物である。遠くにある流星の母星と少し離れた観測者の男女の物語が接触しそうでしなさそうな、流星が地球をかすめていくような感じでよい。

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    2023年09月04日
  • おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱

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    初めましての作家さん。
    読み友さんからの紹介だんですが、文章が好みじゃなくて
    断念しようかと思っていたのですが、評価が高かったので
    我慢して読んで正解でした。
    東京から来たという拝み屋や霊媒師を
    探している男と偶然会ってから様相が変わる。
    虫の知らせのような情報伝達の仕組みや
    人の特定の感情や知識を喰らう輩。
    思っていたことを図解化してくれているような
    なんとも分かり易い説明がいっぱぁ~い!!
    あの世系の話が好きな人には、もってこいの作品かもです。

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    2022年10月08日
  • 筺底のエルピス5 -迷い子たちの一歩-

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    前巻までの怒涛の展開から一転、ヒロインにとっても、そして読者にとっても仕切り直しの巻となった。瀕死の精神状態から次巻以降に備えて再生を測る時なのだ。その過程で、新たなる謎と不穏な予感が見え隠れする見せ方も非常にうまい。前巻でああこういう話ね、とたかを括っていたら、まだまだ奥が深かった。このシリーズの底知れなさを実感する巻でもあった。前巻までの緊迫と絶望に比べると、間の抜けたキャラクターや微笑ましいノリに少し心を穏やかにできた。(少々デフォルメされたキャラは気になるが)

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    2022年05月24日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    一気に読んでしまう程、テンポよく物語が進み、世界観に引き込まれた。鬼狩り、悪魔祓い、という、鬼滅や呪術のような伝奇要素にSF設定でガジェットの理論武装をし、ハンターハンターやマルドゥックシリーズのような異能バトル(ジョジョ、山田風太郎的?)が楽しめる。主人公たちの闘う動機も共感でき、キャラ立ちした登場人物たちのやり取りは楽しく、腹立たしさや不快感は抱かずに読み進められる。また、SF要素には、壮大なアイデアが物語の背景として存在し、この辺りの謎がシリーズを通して解き明かされるのが非常に楽しみ。

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    2022年03月18日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    ライトじゃない、ライトノベル。
    しっかりSFだけど、SFが少々苦手でも読むのがしんどくならない程度の設定なのもよかった。
    叶ちゃんの立場が色々しんどくて続きが気になる...

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    2020年11月02日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    この原稿用紙の分量で、ギミックやSF的な専門知識を効果的に使いうまく物語をまとめ上げてあり、とても勉強になった。
    まだ序章といった程度なのでこれからどう展開していくのか楽しみである。

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    2020年09月06日
  • おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱

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    山奥の屋敷の座敷牢で微笑む白装束の少女ツナ。
    ミミズクこと逸見瑞樹は両親を失い田舎に越してきた十年前からずっと週に一度その座敷牢に通い、彼女の望むままに蒐集してきた怪談を語って聞かせる。
    胃潰瘍になろうともおかしな夢ばかり見ようとも、ただひたすら彼女の為に恐ろしい話を求めていた瑞樹の前に、ある時拝み屋を名乗る不思議な男が現れる…。
    ホラーで伝奇ファンタジーでほんの少しSF風味なボーイミーツガールストーリー。

    雑誌の記事の体で挟まれる実話系ホラー小話が結構怖い。
    舞台設定もあって怯えながら読んでいたら、後半の展開で良い意味で意表を突かれ、けれど無理なく伏線も回収されて読後はスッキリ。
    瑞樹に負

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    2018年11月17日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    『結界師』のような能力バトルもの
    SF界隈の作者らしく能力が理屈っぽいが『円環少女』よりはふつうのライトノベル
    無難によくまとまっているが
    いくらなんでも能力が強力すぎる気がする
    能力者同士でなければ勝負にならないのでは
    2巻も出ているのでそのあたりどうなるか

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    2018年10月20日
  • 筺底のエルピス2 -夏の終わり-

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    SFてきな設定対決というより
    こんなこともあろうかとで人間は科学を超えたのだの伏線対決である2巻
    あざの耕平作品寄り
    さくさく話がすすむのは大変良いが
    ライトノベルとしてはキャラクタの魅力開陳がものたりず燃えにつながっていないかも
    『円環少女』みたいに短い中に
    魔法使い(=変態)的な盛り込みをしろとまではいわないけれども

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    2018年10月20日
  • 筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-

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    明らかに強すぎる能力をそれなりにまとめていて感心させられるが
    展開の幅が狭すぎるのは仕方ないところか
    あんまり設定だけ肥大させても仕方ないのでこれくらい畳みかけてもいいかもしれないが
    娯楽小説としての結構がどうなるかまだ微妙なところ

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    2018年10月19日
  • 筺底のエルピス2 -夏の終わり-

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    ネタバレ

    鬼狩りを担う組織THE EYEから門部へ突きつけられた白鬼引き渡し要求。期日の迫る中、結の思い出作りのために圭たちは門部のレクリエーション施設に出かけるがそこにも鬼とTHE EYEの魔の手がーー。
    強大な敵による絶体絶命の状況、つかの間の休息、真意を読ませず暗躍する間白田、そして迫るTHE EYEの門部侵攻。緩急を効かせた展開でグイグイ読ませるし、魅力的な味方キャラと敵キャラ、バトルシーン、満足感しかない一冊です。
    阿黍宗佑、エース・シャター、パペッティアがヤバイ好き過ぎる

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    2016年11月27日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    殺戮因果連鎖憑依体――古来から「鬼」や「悪魔」と呼ばれる存在だ。地球外生命体からもたらされた「能力」を用いて,殺戮因果連鎖憑依体を祓う機関、「門部(かどべ)」。巫女の力にて鬼を祓う日本の討伐機関。類まれなる才能を持つ若き封伐員・百刈圭は、両親の仇である鬼と戦うため、今宵も闇を駆ける。
    いろいろ詰め込みすぎだしかなり厨二病だし展開がすごく速い。なんたって、鬼と祓伐員との戦いの物語なのだが、一巻からしていきなり第三勢力が現れて三つ巴になる。ああもう、SFだなあ。ラノベだなあ、おもしろいなあ!!
    その勢いやよし、意気やよし。この厨二病は、正直クセになる。

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    2016年05月04日
  • 筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-

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    ネタバレ

    ふええ,おもちろいよう……ゲオルギウス会がとってもかっこいい!でもこのラストだと、次巻は初っ端でミケーラ以外全滅してるんじゃないのって様子ですごく悲しい。ミケーラがコスチュームチェンジしたりなんたりとすげーゲオルギウス会サービス満載巻でしたね!それに対して門部ときたら……。うう、辛気臭いよう,人死に過ぎである。
    一応主人公であるところの,百刈圭と乾叶ですが,百刈パイセンは今巻はほとんど寝てるだけ(前巻喰らった大けがのため)だったし,叶チャンは親友のボディガードしてばかりであまり闘わないしで,影が薄かったなあ。今巻と次の巻とで前後篇と言う話ですから,次の巻ではさすがに大活躍してくれると信じて期

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    2016年05月04日
  • 筺底のエルピス -絶滅前線-

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    今まで手にしていなかったガガガ文庫ということで星ひとつサービス。中高生にはどのようなものがウケているのか気になっていた。夢枕獏さんのキマイラやサイコダイバー、陰陽師などの世界観が今の時代ではこういった軽めの文体で引き継がれているのかも。しかし武器の仕組みには異星?のテクノロジー。根底にSF的世界観もある。この辺りはイデオンなどに通じるものを感じる。
    余裕があれば続巻も読むかもしれないが、やはり少し軽いかなぁ。

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    2016年03月05日
  • 筺底のエルピス8 -我らの戦い-

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    続き書いてくれてたんだ(笑)
    こっちが買うの忘れてたわよ。

    デスゲームじゃなくなったと思ったら
    総じてキャラの過去話がグロい( ̄▽ ̄)
    それでも何故読み続けるかって〜と
    そりゃあ…「神」から狙われる結や
    燈御前やWかなえちゃん
    敵から味方になったミケーラ等々
    ここまできたら行く末が気になるから。

    しかし、これだけ必死で戦っているのに
    全世界の一般市民は蚊帳の外で
    呑気にSNSとかにアップしてるし。
    いや、バラしたらパニックになるけどさ。

    たぶん次が最終巻っぽい(今度は何年後!?)
    気長に待つから、みんな幸せにしてやってよ。

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    2025年10月18日